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マレーシアの教育&就職事情 ~マレーシア工科大学・機械専攻の学生にインタビュー~

国によって異なる教育システムや就職の仕方。今回はASIAtoJAPANの無料日本語研修プログラム「Study Go Work JAPAN」受講生のマレーシア人学生に、マレーシアの教育事情と就職事情について尋ねた。

 

マレーシア工科大学の学生にマレーシアの就活事情についてインタビュー

 

【学生プロフィール】
マレーシア工科大学(Universiti Sains Malaysia/USM)機械専攻。複合翼の無人飛行機のフラッター解析に焦点を当てた研究を行う。

 

マレーシアの教育事情

日本の小学校にあたる初等教育が6年間、中学・高校にあたる中等教育が5年間あり、この11年間が義務教育期間となる。
初等教育:6年間
中等教育:5年間
大学:3〜4年間(技術系専攻は4年間が多い)
初等教育の6年目、日本でいう小学6年生に全員が全国共通試験を受け、その結果によって進学先が決まる。中等教育の3年目にも残り2年間の進路を決めるテストを受ける必要があり、ここで自分が理系・文系のどちらに進むかが決定する。
中等教育終了後から大学入学までには、半年から1年間の準備期間がある。準備期間終了時に全国共通試験を受け、この成績によって選べる大学や専攻が決まるという仕組みだ。

 

マレーシアの就職事情

就職活動は卒業後に始めるのが一般的。仕事は主に大学の就職イベントで探す。勉強したことが活かせること、そして賃金が仕事選びのポイントとなる。海外就職も珍しくなく、多くの学生は英語が使える国で仕事を探す。隣の国で英語が使えるシンガポールは特に人気だ。
そんな中で話を聞いた学生が日本での就職を希望しているのは、日本語を学んだことが大きい。大学2年生から3年間、勉強を続けている。新しい言語を学習しようと思った時に、たまたま選択したのが日本語だったのだとか。「日本企業は従業員も顧客も大事にするイメージがある」と、日本企業で働くことに対しては良い印象を抱いているようだ。

(関連リンク)
>>参考:諸外国・地域の学校情報(外務省)

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