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研究熱心で優秀な理系人材を採用するならインドネシアが穴場?

ASIAtoJAPANは3月にインドネシア大学(University of Indonesia)とバンドン工科大学(Institut Teknologi Bandung、通称ITB)を訪問した。
バンドン工科大学
理系の名門校、バンドン工科大学(ITB)では2018年10月より「StudyGoWork JAPAN 日本語研修」の提供を開始。まだわずか半年ほどだが、約10名の学生は集中して日本語学習に取り組んでおり、すでにコミュニケーションが取れる程度の日本語力を身につけている。すでに1名が「StudyGoWork JAPAN 面接会」に参加し、オファーを得た。研究にしっかり取り組んでいて、英語も堪能とあり、企業からの評価は高い。
バンドン工科大学キャリアセンター
同大学のキャリアセンターの責任者からは「今後もぜひ協力してほしい」、コンピューターサイエンスの学部長からも「素晴らしい取り組み。今後もぜひ積極的に協力したい」と好評の声をいただいた。
インドネシア大学
インドネシアNo.1のインドネシア大学でも2018年10月より「StudyGoWork JAPAN 日本語研修」の提供を開始しているが、30名弱の学生がプログラムの受講を続けており、全員がすでに日本で就職できる程度の日本語力を得ている。

インドネシア大学で日本語学習プログラムに参加する学生たち工学部の学部長とも面会し、引き続き協力の依頼をするとともに「ぜひ教え子に日本で働くチャンスを」と期待の言葉をいただいた。

 

人口2億6000万人のインドネシアでは競争が激しく、その競争をくぐり抜けてトップ大学に進学した学生たちは、研究熱心で優秀だ。日本語はできずとも、英語が話せるIT系人材も多くいる。一方でインドネシア国内の給与水準は低いため、オファーが出ればほぼ受諾するくらい、学生の日本での就業意欲は高い。日系企業がまだそれほど積極的に採用活動をしていない国でもあり、優秀な理系人材を採用するチャンスは大きいと言えるだろう。

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