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タイのキングモンクット工科大学・ラートクラバン校で「Study Go Work JAPAN プログラム」を開始します

ASIAtoJAPAN201911月より、タイのキングモンクット工科大学ラートクラバン校(King Mongkut’s Institute of Technology Ladkrabang)で「Study Go Work JAPAN プログラム」を新たに開始することとなりました。タイではチュラロンコーン大学(Chulalongkorn University)、コンケン大学( Khon Kaen University)に続く3校目の授業実施校となります。



キングモンクット工科大学には、モンクット王工科大学ラートクラバン校(King Mongkut’s Institute of Technology Ladkrabang)、モンクット王工科大学トンブリー校(King Mongkuts University of Technology Thonburi)、モンクット王工科大学北バンコク校(King Mongkut’s University of Technology North Bangkok)の3つのキャンパスがあります。「THE World University Rankings2020年のアジアランキングでは251-300位に、タイ国内では7位に位置する上位大学です。



同大学は東海大学との関係が深く、およそ55年にもわたって協力関係を築いています。過去には東海大学を卒業したタイ人留学生がキングモンクット工科大学の学長を務めたことも。現在の国際学部学部長は東海大学で修士・博士を取得しており、工学部の学部長も東海大学への留学経験があって両者とも日本語が堪能です。



そういった背景から、同大学からは毎年100名近い学生が日本でのインターンシップに参加しています。機械、電気・電子といった日本の技術への関心が高く、日本での就業意欲はタイ国内でも非常に高い大学です。



「Study Go Work JAPAN プログラム」説明会の事前登録は約180名、当日も約150名の生徒が参加し、質疑応答では30個以上の質問が飛び交いました。これまで行った説明会の中でも一番の盛り上がりとなり、同大学の学生からの本プログラムへの期待の高さが伺えました。

今回の「Study Go Work JAPAN プログラム」では、工学部とIT系学部の3~4年生を対象に30名を選抜します。12月に80時間の日本語授業を行ったのち、ほとんどの学生が5月には単位を取得し終えるため、67月には日本語学習の集中講座を実施。その後、受講生は7月から随時日本での面接会に参加する予定です。卒業式は11月ですが、卒業式参加のために一時帰国ができるようであれば、10月入社も可能です。



Credit Suisse Research Institute2018年に発表した「Global Wealth Reportによると、タイでは上位1%の富裕層が持つ富が全体の約67%を占めています。日本ではタイの大学といえばチュラロンコーン大学が有名であり、同大学の学生を採用をしたいと希望する採用担当者も多いですが、学生の多くは富裕層の子弟だといわれています。家業を継いだり自ら起業したりと選択肢が豊富にある中で、日本で働く理由がなかなか見当たらないのが現状です。



一方のキングモンクット工科大学は、日本の技術に関心を持ち、その上で日本での就業を希望しているのが大きな特徴。優秀な理系学生を採用したい日本企業との親和性が高い同大学の学生を日本企業に紹介できるよう、引き続き取り組みを進めてまいります。

キングモンクット工科大学ラートクラバン校

King Mongkut’s Institute of Technology Ladkrabang

King Mongkut's Institute of Technology Ladkrabang
King Mongkut's Institute of Technology Ladkrabang-2
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