株式会社協栄組

内定者との記念写真

― 御社の従業員規模と、外国籍社員の在籍状況について教えてください。

協栄組単体では、2026年6月時点で39名が在籍しています。
現在、外国籍社員は1名在籍しており、今後さらに中途採用で1名が入社する予定です。

グループ全体では外国籍社員は6名程度在籍しており、中国や台湾など中華圏出身籍の社員が比較的多くなっています。台湾に現地法人があることも背景の一つです。

採用経路としては、知人からの紹介や人材紹介会社を通じた採用が中心となっています。

今回、協栄組として初めてFAST OFFERの面接会に参加し、2名の方に内定をお出ししました。

 

― 外国人材の採用に取り組まれた背景を教えてください。

建設業界では若手人材の確保が難しくなっており、当社としても次世代に技術やスキルを確実に継承していくことが課題となっています。

そうした中、協栄組では将来を見据えた人材確保の観点から、外国籍人材の採用を進めていく必要があると考え、以前より、 「国内の採用市場だけに限定するのではなく、海外人材にも目を向けていく必要がある」という議論を重ねていました。

そのタイミングで ASIA to JAPAN との接点が生まれたことで、外国籍人材の採用を具体的に検討することになりました。

今回採用させていただいたのは 2 名ともインド人材ですが、最初から国籍を限定していたわけではありませんが、インド人材には優秀な方が多くいるという話は以前から耳にしていたため、採用候補として前向きに検討することができました。

 

― 外国籍人材を採用するにあたって、不安や懸念はありましたか。

特に懸念していたのは、言語とコミュニケーションです。

建設現場では、安全・工程・品質・原価などを管理する上で、さまざまな場面で正確な情報伝達が必要になります。

特に職人の方々と一緒に働く中で、日本語での指示が正しく伝わらなければ、安全管理などに支障が出るのではないかという声は現場からもありました。

また、教育の場面で言葉が障壁にならないかという点についても懸念がありました。

一方で、現在は協力会社でも外国籍の方が増えており、建設現場そのものが徐々に多国籍化しています。

今後もこうした傾向は続くと考えているため、懸念を理由に受け入れを躊躇するのではなく、会社側も対応していく必要があると考えています。

実際に現場では、安全標識を複数言語で表示するなど、多国籍化を見据えた取り組みも進めています。

 

― FAST OFFERを知ったきっかけと、導入を決めた理由を教えてください。

きっかけは過去に参加した、とあるイベントでした。

その場で当社代表とASIA to JAPANの方が知り合い、外国籍人材の採用支援を行っていることを知りました。

ちょうど当社としても外国籍人材の採用を具体的に検討していた時期だったため、サービスについて詳しくお話を伺うことになりました。

導入の大きな後押しとなったのは、来日前から入社後まで伴走してもらえるサポート体制です。

協栄組では、海外の新卒人材を本格的に受け入れた経験がなかったため、「自社だけで受け入れ体制を整えられるのか」という不安がありました。

その中で、採用だけでなく、来日から入社後まで継続して支援いただけることは安心材料になりました。

また、日本語教育についても丁寧に行われていると伺い、現場で働いてもらう上で重要となるコミュニケーション面への不安を軽減できると感じたことも、導入を決めた理由の一つです。

 

― 面接会に参加されて、運営やサポートについてどのように感じましたか。

非常にきめ細かく運営されているという印象を持ちました。

対面面接だけでなくWeb面接もありましたが、いずれも不自由なく面接を進めることができました。

これまで当社では、Web面接だけで採用を決めた経験がありませんでしたが、今回はWeb面接のみで採用に至った学生もいます。

そうした判断ができた背景には、面接前後を含めたサポートや、学生に関する細かな情報提供があったからだと感じています。

 

― 実際に面接した学生について、印象に残ったことはありますか。

まず印象的だったのは、日本語力の高さです。
こちらが想定していた以上に、しっかりと日本語でコミュニケーションを取ることができました。

また、日本で働くことや仕事に対する意欲も高く、面接に向けて十分に準備してきたことが伝わってきました。

特に、当社のホームページを細かく読み込んでいた点が印象に残っています。
当社が得意とする建築技術だけでなく、70年以上の会社の歴史や、100年企業を目指していることにも触れてくれました。

求人情報だけではなく、会社の理念やビジョン、強みなども理解した上で面接に臨んでいることが感じられ、入社後にどのように成長していくのか楽しみにしています。

 

― 今回採用した2名を、どのように受け入れていく予定ですか。

まずは、すでにグループ内で働いている外国籍社員とのコミュニケーション機会を設けていきたいと考えています。

協栄組は、信頼やチームワークを大切にする会社です。

今回入社する2名についても、外国籍社員として特別に切り分けるのではなく、一緒に働くチームの一員として迎えたいと考えています。

また、現在日本人の新入社員向けに運用しているメンター制度やOJT制度も活用しながら、既存の仕組みと外国籍社員へのサポートを組み合わせていく予定です。

協栄組にはこれまでインド出身の社員がいなかったため、今回2名を採用することで同じタイミングで入社する仲間として、お互いに支え合える部分もあるのではないかと考えています。

 

― 既存の外国籍社員の活躍について、具体的なエピソードはありますか。

販売職として入社した中国籍の社員についてのエピソードがあります。

入社後、積極的に顧客開拓をし、大きな売り上げにつなげるなど成果を上げてきました。

入社時は管理職ではありませんでしたが、その後昇進し、現在では次長職を務めています。

こうした実例もあり、国籍に関係なく実績を積み重ねながらキャリアを築いていける環境は、今後も大切にしていきたいと考えています。

 

― 今後のグローバル人材採用における展望を教えてください。

まずは、今回のような採用事例を一つひとつ積み重ねていきたいと考えています。

グループとしてもグローバル人材の採用を進めていく方針を掲げており、台湾現地法人の設立など、事業面でも海外との接点が広がっています。

その中で目指しているのは、国籍に関係なく、優秀な人材が活躍できる環境をつくることです。

今回採用した方々を、次世代をになる人材として育て、活躍につなげていくことは、今後さらに外国籍人材を受け入れていくための一つの経験になると考えています。

一人ひとりが国籍に関係なく能力を発揮できる環境を整えながら、今後の採用と組織づくりにつなげていきたいと思っています。