ASIAtoJAPANは2022年8月に、マレーシア科学大学(Universiti Sains Malaysia/USM)を訪問し学長と面談を行いました。
マレーシアでは、以下3校合同でN3、N4、N5のレベルごとにオンライン日本語授業を開講しています。
- マレーシア科学大学(Universiti Sains Malaysia/USM)
- マラヤ大学(Universiti Malaya/UM)
- マレーシアプトラ大学(Universiti Putra Malaysia/UPM)
今回訪問したマレーシア科学大学では2018年からN3レベルの学生を対象に無料日本語学習プログラムを開催し、現在ではN5、N4、N3と各レベルごとに日本語授業を提供しています。
マレーシア科学大学は、マレーシアトップの理系大学。キャンパスを構えるペナン島は、クアラルンプールから1時間ほどに位置します。
ペナン島や近隣の世界遺産ジョージタウンは、古くから貿易の中継地さまざまな文化が共存するダイバーシティに富んだ土地。現在は外国人も多く訪れるマレーシアを代表する観光地です。そのため、学生たちは異文化に慣れているのが特徴です。
また、メーカーはじめ日本企業の工場が進出しており、日本との親和性が高い土地でもあります。
マレーシアの学生の強みは語学の堪能さです。
多民族国家であるマレーシアにはマレー語に加え、英語や中国語が話せる人が多くいます。中華系の学生であれば、中国語、マレー語、英語、日本語の4ヶ国語、マレー系の学生もマレー語、英語、日本語の3ヶ国語を使うことができます。
これまでASIAto JAPANが提供するFAST OFFER(旧「Study Go Work JAPAN プログラム」)でも、日本語を含む複数言語を話せる点が日本企業から高く評価され、多くの学生が日本企業の内定を獲得してきました。
マレーシア科学大学では熱心で優秀な学生が日本での活躍を目指し日本語を勉強しています。しかし、日本の外国人採用を取り巻く状況は厳しいことを認識しておく必要があります。
現在は円安の状況、日本企業の提示する日本円の年収金額は変わらないものの、海外から見ると現地通貨換算では金額が下がってしまいます。そのため、日本に行く気持ちに歯止めがかかり自国に留まる動機が高まっている印象があります。金額の提示方法など、外国人採用を目指す企業は工夫や対策をしていく必要がありそうです。
ASIAtoJAPANでは、今後も現地とのコミュニケーションを取り日本企業の外国人採用をサポートしていきます。
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