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米国、カナダ、英国の日本人留学生2022年春〜夏 新卒採用スケジュール
日本人学生会ヒアリング

アメリカ・カナダ・イギリスの日本人留学生2022年春~夏採用スケジュール

目次

日本人留学生の新卒採用スケジュール2022年春~夏を日本人学生会にヒアリング
アメリカ、カナダを中心とした北米およびイギリスの大学の日本人留学生を新卒採用するにあたり、2022年春〜夏にかけてどのような採用スケジュールを立てればよいのでしょうか。
大学の年間スケジュールはネット上に公開されていますが、例えば中間試験は授業によって時期が異なり、その情報はオープンになっていません。

そこで有効なのが各大学の日本人学生会へのヒアリングです。
ASIAtoJAPANはアメリカ、カナダ、イギリスの大学全体のおおよそのスケジュールを把握する目的で、53大学の日本人学生会にアンケートを送付。そのうち43大学から回答をもらいました。
本記事では、その結果の一部をご紹介します。

今回、採用スケジュールアンケートで回答を得た大学

アメリカ

ボストン大学 Boston University/ ニューヨーク大学 New York University/
カリフォルニア州立大学フラトン校 California State University, Fullerton/ 南カリフォルニア大学 University of South California/
カリフォルニア州立大学ロングビーチ校 California State University, Long Beach/
カリフォルニア大学ロサンゼルス校 University of California, Los Angeles(UCLA)/
カリフォルニア大学バークレー校 University of California, Berkeley/
カリフォルニア大学サンディエゴ校 University of California, San Diego/
カリフォルニア大学サンタバーバラ校 University of California, Santa Barbara/
カリフォルニア大学アーバイン校 University of California, Irvine/
サンディエゴ州立大学 San Diego State University/ アメリカ創価大学 Soka University of America/
サンフランシスコ州立大学San Francisco State University/ ブリガムヤング大学 Brigham Younge University/
パデュー大学 Purdue University/ アリゾナ州立大学 Arizona State University/
ノースイースタン大学 Northeastern University/ カーネギーメロン大学 Carnegie Mellon University/
ミシガン州立大学 University of Michigan/ イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 University of Illinois Urbana-Champaign/
オハイオ州立大学 Ohio State University/ デポー大学 DePauw University

カナダ

マギル大学 McGill University/ ブリティッシュコロンビア大学 University of British Columbia/
サイモン・フレイザー大学 Simon Frasor University

イギリス

ヨーク大学 University of York/ ロンドン大学クィーン・メアリー校 University of London,Queen Mary/
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス London School of Economics/ エディンバラ大学 University of Edinburgh/
エクセター大学 University of Exeter/ リーズ大学 University of Leeds/
バーミンガム大学 University of Birmingham/ キングス・カレッジ・ロンドン(KCL) King’s College London/
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン University of College London(UCL)/ケンブリッジ大学 University of Cambridge/
オックスフォード大学 University of Oxford/ サセックス大学 University of Sussex/
ダラム大学 University of Durham/ インペリアル・カレッジ・ロンドン Imperial College of London/
エセックス大学 University of Essex/ レディング大学 University of Reading/
マンチェスター大学 University of Manchester/ ブリストル大学 University of Bristol/ バース大学 University of Bath

アメリカ、カナダの大学の場合

<スケジュールの傾向>

春休み :3月から4月にかけて一週間程度
中間試験:大学によりばらつきがあり、春休み前後に行われることが多い
期末試験:5月
夏休み :6月から。東海岸の大学は9月から、西海岸の大学は10月から授業がスタートする傾向にある

総じて3月〜5月は学生が忙しい時期ですが、日本企業が採用をする狙い目は3月下旬〜4月上旬か6月以降の夏休み期間中。
特に夏休み期間は日本に帰国する学生も多く、対面で会うチャンスでもあります。

一方、3月末は大学によって中間テストと重なる可能性も。各大学の動向を掴むことが重要です。

▼ボストン大学(Boston University)

「大学のカレンダーとしては、3月7日の週は春休みで、4月18日は三連休最終日です。日本人学生会としては4月に年間で最も大きいイベントの開催を予定していますので、比較的忙しいかと思います」

イギリスの大学の場合

<スケジュールの傾向>

春休み(イースター休暇):3月末〜4月末、あるいは4月の1カ月間。なおイースターの日程は毎年異なり、2022年は4月17日となる
中間試験:イースター休暇前に行われることがほとんど。中間試験の代わりに課題が出るケースも
期末試験:5月〜6月
夏休み :期末試験後から9月まで

新型コロナウイルスの感染状況にもよりますが、イースター休暇の前半で旅行に行くなど自由に過ごし、後半は期末試験の勉強をする学生が多い傾向にあります。
日本企業が採用をする狙い目は4月ないしは期末試験後の夏休み期間。4月のイースター休暇中の過ごし方は学生によりさまざまですが、この期間に就職活動を行う学生も一定数います。

▼ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(London School of Economics/略称、LSE)

「冬学期は4月1日に終わり、それから5月2日まで休暇に入ります。冬学期の間に授業や課題で追われていることを踏まえると、就活生は4月中が勝負になるかと思われます」

▼ヨーク大学(University of York)

「学部にもよるので一概に断定はできませんが、基本的には3月の第2週、第3週に課題やテストが集中しており、それらが終わり次第休暇期間となります。今回はコロナの情勢が芳しくないこともあり、休暇が始まってすぐさまヨークを離れる生徒が多いとも思えませんが、全員が残っている保証はできません」

アメリカ、カナダ、イギリスの大学の状況

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、アメリカ、カナダ、イギリスでも大学の授業はオンラインに移行していましたが、現在は各大学が対面で授業を行う方針を掲げています。
2020年から2021年秋までは現地に留学ができず、日本人学生は日本から授業を受けており、採用活動でも時差を考慮する必要がありませんでしたが、今後は従来通り学生は現地で生活をすることになります。

▼アメリカ・カリフォルニア州立大学 (California State University, Fullerton)

「2022年2月7日まで全てのクラスがオンラインですが、その後は90%の授業が対面になる予定です」

▼カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia)

「2022年2月7日から全ての授業が対面になる予定です」

▼イギリス・マンチェスター大学(University of Manchester)

「前学期は対面:オンラインは半々の比率でしたが、2022年2月からは基本的に対面授業に移行する予定です。大学は、現在マンチェスター外からオンラインで授業を受けている生徒に対してキャンパスに戻るよう呼びかけています」

まとめ

海外大学は日本のように画一的ではなく、同じ大学であっても学部によってスケジュールが異なります。おおよその採用スケジュールはご紹介した内容を参考に策定し、細い調整は各大学の学部の状況に応じて決める必要があります。

ASIAtoJAPANはアメリカ、カナダ、イギリスを中心に各海外大学の日本人学生会と定期的にコンタクトを取っています。2021年に現地に足を運んだのは把握している限り当社のみであり、その結果として学生と強固なリレーションを築くことができました。
日本ではまだまだ対面でのコミュニケーションが敬遠される場面も多いですが、世界は徐々にコロナ以前の状況に戻りつつあります。現地に直接赴くことにより、学生へのグリップが強くなることは間違いありません。日本での隔離期間の問題はありますが、そこさえクリアできれば、海外大学でのオンキャンパスの採用活動は非常に有効です。

新卒採用をご検討中でしたら、各海外大学のスケジュールや状況について、またオンキャンパスリクルーティングへの参加希望など、お気軽にご相談ください。


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