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インドの優秀なエンジニアは何故日本で働くのか?

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採用のグローバル化が進行する中、インド人エンジニアは世界から注目を浴びている。インド人エンジニアが世界から注目を集める理由に何処にあるのだろうか?
インド プネで、ひらめきソリューションズ代表の チャンナギリ シュルティさんに聞きました。

 

まず、主な理由としては、国全体で理系に特化した教育に力を入れていることが挙げられる。現地では幼い頃から複雑な計算を学び、大学も理系へ進学する学生が増えている。
インドトップのIIT(インド工科大学)の評価は世界基準でみてもレベルが高く、こうした理系に特化した教育制度で育った エンジニアは世界で活躍できるレベルだ。

また、インド人のハングリー精神や多文化共生といった国民性も注目される理由の一つだ。インドは人口の多さから、国内での競争率が極めて高い。毎年、インド国内で卒業する理系学生だけでも1000万人以上いる。この中で、勝ち抜くために何が出来るのかを常に考え、自身のユニークポイントを探しているのだ。

さらに、インド国内には文化や言語が複数存在する。言語面では、英語とヒンディー語が主に使われ、これ以外にも自分の出身地の言葉を話す。学生はこの三カ国語を話すのが一般的だ。ちなみに、ASIA to JAPANが日本語授業を提供しているプネ大学は、インド西部に位置するが、この地方では英語とマラティ語が主流である。マラティ語は日本語と文法、文型が似ており、難しい日本語の発音も聞き取りやすいようである。
言語以外の面でも、地方により習慣や食文化が異なり、1つの国でありながら、その中に多数の小さな国が存在しているようでもある。このような多文化の中で育つため、違う文化で育つ人との交流で違和感をもたないという特性がある。


では、こうして育ったエンジニアが海外に出る理由は何なのでしょうか?
一番の理由は給料の差がある。インドにおける新卒の平均月収は4万円程度。日本の新卒の月収に比べても違いは明らかだ。マネジャークラスになるとこのような差はなくなってくるのだが、新卒からおおよそ10年は待遇面が遥かに良く、海外で働く後押しになっている。

その中でも日本で働くことを選ぶ理由としては、生活の便利さや安全性、技術の高さを挙げるエンジニアが多い。
ここ最近の傾向としては、日本でより長く働くことを希望するインド人エンジニアが増えている。一昔前は、結婚を機にインドへ帰国することが多かったが、現在は結婚を経て家族が増えた際、日本の安全性や、子供の教育面で支援が整う日本の暮らしを選ぶケースが増えてきている。

 

インドは家族を大切にする文化である。日本での働き方、特に残業の多さは課題となるが、日本での暮らしには満足する部分が多いようだ。
優秀なエンジニアを採用したい日本企業と、日本で働きたいインド人エンジニア。その双方にメリットはあると言えるのではないだろうか。

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