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日本で働く外国籍社員に 「ストレス調査」 184名アンケート結果(1/2)

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ASIA to JAPANでは、『仕事上および仕事外のストレス』について、日本企業で働く外国籍の方にアンケートを実施しました。
回答者は、新卒採用で入社し、日本での就業歴が1~4年、IT関連エンジニアや営業/マーケティング職の若手外国籍の方が中心となっています。
アンケート結果は以下の通りとなりました。


【1】アンケート概要・回答者プロフィール

●アンケート概要●

対象者 日本企業で働いている社員の方
回答数 184人
実施時期 2022年2月

●回答者プロフィール●

questionnaire202202(1)外国人社員が日本企業に入社した際の雇用形態、日本での勤務地
(1)日本企業に入社した際の雇用形態:新卒採用入社78%、中途採用入社22% (2)日本での勤務地:首都圏80%
questionnaire202202(2)外国人社員が日本で働く前の日本語レベル、現在の日本語レベル
(3)日本で働く前の日本語レベル:ネイティブレベル10%、ビジネスレベル32%、日常会話27%、全く話せない30% (4)現在の日本語レベル:ネイティブレベル17%、ビジネスレベル57%、日常会話23%、全く話せない4%
questionnaire202202(3)外国籍社員が所属する企業での職種、日本で働いている年数
(5)所属する企業での職種:IT関連エンジニア54、営業/マーケティング45人、工業関連エンジニア35人、コンサルタント/銀行/金融24人、人事/バックオフィス12人、土木関係エンジニア8人、英語先生/教育関係2人、NPO/NGO0任、その他14人 (6)日本で働いている年数:1年19人、2年30人、3年46人、4年31人、5年10人

 

【2】仕事上のストレス

questionnaire202202(4)外国籍社員が仕事上で感じるストレスの原因
上司/先輩とのコミュニケーション73人、在宅だから相談する相手がいない35人、仕事の量34人、仕事内容がつまらない28人、その他12人

仕事上のストレスで一番多いのは、「上司や先輩など目上の方とのコミュニケーション」、次いで、「在宅のため相談する相手がいない」と、「仕事の量」がほぼ同数となっています。
これらは、外国人に限ったストレスではなさそうですが、細かな意見を見ると、「本音か建前か、見極めるのが難しい」といった日本独特のコミュニケーション文化に関することや、「ネイティブレベルの日本語が理解できず、レポートやプレゼンテーションの作成が追いつかない」といった言語の壁など、日本人では感じにくいコミュニケーション課題からストレスにつながっているケースも多いと読み取れます。

●仕事上でストレスを感じる場面●

分類 件数
(1)  業務上での不満 42
(2) コミュニケーションの問題 32
(3) 言語(日本語)の壁 19
(4) コロナの影響 15
(5) 文化の違い 13

●主な回答●

(1)業務上での不満
仕事の内容が期待していたものと違った。もっと成長できる仕事をやりたい。
一人あたりの業務量が多く忙しい。
会社の体制や人手不足に違和感を感じている。
初めての異動後に外国籍社員としてのキャリアを考慮したものがなくなり、
一般社員と同じような扱いになった。
短時間で多くの成果を出すという非現実的な期待。
経営陣からのプレッシャーを感じている。
現在の仕事はクリエイティブな仕事もあるが、ルーティンワークの方が多い。
様々なプロジェクトに参加し、納期を守るために残業もしなければならない。
細かすぎる仕事ぶり。
仕事量が多いため、給料が安いと感じることがある。

 

(2)コミュニケーションの問題
自分の仕事を上司に正確に伝えるのが難しい。
本音か建前か、見極めるのが大変。
自分の言いたいことををうまく表現できない時がある。時にはどう言えばよいかわからず黙ってしまうことがある。
コミュニケーションが上手く取れないと、仕事をどんなに頑張っても、あまり高く評価されない。
上司が日本人であるため、コミュニケーションに失敗することが多い。また、上司がかなり怒ることがある。
仕事内容の交流と働き場の雰囲気になれる事。
上司が話を聞かず、客観的な判断ができず、常に正しいことを言わなければならない。
上司やチームメイトが自分のことを何も考えてくれない時。仕事上の人間関係が厳しい。
アイデアを交換するコミュニケーションは難しいと感じる時がある。
最初の6ヶ月間は、仕事に関する用語や専門的な用語が多く、コミュニケーションは困難だった。

 

(3)言語(日本語)の壁
日本語力不足で言いたいこと、シェアしたい考え方をうまく整理できないときがある。
日本語で雑談するのが苦手、そして疲れる時がある。
完全日本語の会議に放り込まれると、少しストレスを感じる。社員は早口になりがちで、はっきりと聞こえない。大まかな内容は理解できても、細部まで把握することができない。
日本人の社員と同じであることを期待される事。
ネイティブレベルの日本語が理解できず、レポートやプレゼンテーションの作成が追いつかない。
日本人の同僚は、会議を含めほとんど日本語でしかコミュニケーションを取らない事。
チャットでコミュニケーションを取る時、言葉や敬語にとても気を遣って送るのが大変。

 

(4)コロナの影響
在宅勤務は会社との繋がりが切れているような気がして、仕事への情熱が薄れてしまう。
リモートワークのため、対面でのコミュニケーションは少し難しい。
複数のタイムゾーンの人と一緒に仕事をするので、夜遅くまで仕事をしなければならない。
在宅勤務は、集中力が続かない。上司やチームメンバーにすぐに確認が取れない。

 

(5)文化の違い
日本人の上司や同僚にはバイリンガルの人もいるが、外国での経験が浅い場合、文化的な背景を理解するのが難しいことがある。
日本のハッスル文化に合わせた生活は、時に疲れる。
文化の違いによってコミュニケーションのミスが良くある。
会社には明確な評価制度があり、それを何が何でも変えようとはしない。
外国人は日本人社員と比較される。

 

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(NEXT)【3】仕事外でのストレス

 


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