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日本で働く外国籍社員184名のアンケート結果 「入社前に知っておきたかったこと」

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前回に引き続き、日本企業で働く外国籍の方を対象に実施したアンケート結果を公開!
今回はのテーマは、「入社前に知っておきたかったことは?」です。
回答者は、新卒採用で入社し、日本での就業歴が1~4年、IT関連エンジニアや営業/マーケティング職の若手外国籍の方が中心となっています。
(アンケート概要の詳細はページ末尾をご覧ください)

前回のアンケート、【日本で働く外国籍社員に 「ストレス調査」 184名アンケート結果】はこちら


【1】入社前に知っておきたかったこと

入社前に知っておきたかった事
日本のビジネスマナー48人、日本の働き方/企業文化48人、チームメンバーについて26人、日本での生活について17人、日本語の勉強14人、その他2人

●主な回答●

(1)ビジネスマナー・企業文化
ハイコンテクストが多くて、一緒に働く方の話し方のニュアンスを理解しにくいことがある。または外国人に慣れてないから「外人」「漢字が書けない」と言う傷つける言葉が少しある。
私の外国籍の友人の多くは、日本での労働文化についていけず、日本企業を辞めていった。
日本の労働文化や会社の労働文化に適応できるかどうかは、まずそれを知らなければ判断できない。また、働くことと勉強することは全く違うので、そういう知識も最初に持っておくべきだ。名刺の渡し方など、簡単なことはすぐに覚えられるが、文化に適応するのはかなり時間がかかると思う。
メールの格式とか、敬語の使い方とか、ビジネス日本語と日常会話はかなり差がある。相手に、新人/素人/外国人と思われないようにビジネスマナーを身につける必要があると感じる。
労働文化は日本独自のものであり、日本企業で働くことを目指す人にとって、日本の労働文化を理解することは重要なことだと思う。
海外のようなフラットな組織文化が馴染んでいないし、日本人のビジネスマナーはかなり複雑だと感じている。
日本で働く以上、マナーや文化について理解しておくに越したことはない。日本語の勉強やマナーを理解する努力をすることをお勧めする。
一般的な労働文化やマナーについて勉強しても、各職場にはそれぞれの文化があり、適宜適応していかなければならない。入社前に調べておくとよかったと思う。
私は日本に来る前、日本の会社で働いていた。日本の労働文化は知っていたものの、日本に来て実際に働き始めると、大きなギャップ(カルチャーギャップ)を感じた。
日本語の勉強は日本に来てからできるが、生活環境、日本人の習慣などは早めに慣れた方がいいと思う。
ビジネスマナーやスキルはとても重要なのにも関わらず、職場では誰もひとつひとつ教えてくれない。
入社前に日本の労働文化について知っておけば、日本で働くことに抵抗がないかどうかの判断材料になると思う。

 

(2)求められる日本語力
コミュニケーションはとても重要。私の職場では、ほとんどの人が英語を話せないので、私がもっと日本語を学ぶべきである。
マーケティングにおいて、言葉や日本語のニュアンスは非常に重要だと感じてる。私の仕事は、人と話したり、人の行動をリサーチしたりすることが多いので、もっと日本語が流暢に話せたらと良いと感じている。また、私は中国系オーストラリア人なので、見た目はアジア系/日本人と間違われることが多く、お客様に不快な思いをさせたくないと思い、上手に対応できる様になりたい。
お客様との会話、ビジネスシーンでの敬語の使い方、そういった日常的なことが今でも難しいが、一番重要だし出来ないと仕事にならない。
入社前に語学力のブラッシュアップをしておけば、チームメイトともっと仲良くなれると思う。
言語能力(仕事で使う言葉)が高いほど活躍できると感じる。
ITエンジニアの場合、お客様と接することはあまりないが、日本人のチームメイトとコミュニケーションを取ったり、日本語の文書を読んだりすることが頻繁にあるので、日本語をマスターすることは最も重要なことだと思う。
日本語で言いたいことがあっても、人に言えない、言っても通じないというのは憂鬱なので、日本語の勉強は一番大事だと思う。
言葉の壁が営業時の自信に影響した。
会社はまだ伝統的なものなので、言葉の壁はまだ大きなハードルである。

 

(3)働く環境(チームメンバー等)
面接を受ける際に、将来の部署や同僚についての情報がない。
仕事において最も影響を与えるのはチームメイトであるため、どんな環境で誰と仕事をするのか事前に知っておきたい。
新卒で入社する人は、3年目まではプロジェクトを率いる事は出来ない、裁量権がない等と知っておく事が出来れば、仕事への期待も調整できるようになると思う。
国を離れて何年か何十年も働く場所だから、不安を感じるのは仕方ないと思うが、少なくとも職場のことをもっと教えてもらいたかった。
一緒に仕事をする人たちを事前に知っていれば、会社についてもっとよく考えるようになると思う。

 

(4)日本での生活面
初めて日本で社会生活を始めるので、一人で生きていく上での税金や生活に関することが知りたい。
住居が複雑。
自分の精神衛生上、どこが一番良いかを判断するための生活環境をもっと知りたい。日本での生活の見通しを知れた方がいい。

このように、日本の労働文化、企業文化や日本特有のビジネスマナーについて、もっと知っておきたかったという声が非常に多くなっています。
日本ならではの労働文化があることは認識しつつも、いざ入社して仕事がスタートすればなかなか時間を使って教える機会を持ちづらく、できるだけ入社前に認識を合わせギャップを埋めておくことが、海外からの人材を受け入れる側、入社する側双方にとってハッピーといえそうです。

私たちASIA to JAPANでは、日本語学習を通じて、日本独特の企業文化やビジネスマナーを伝え、入社後ギャップを埋める内定者研修プログラムをご用意しています。
内定初期段階から、母国と日本の文化の違いや、初めて日本で働く外国人が抱えやすい課題への対処法、同期の絆作りなどができる、日本語授業を通じた有効なリテンション対策プログラムとなっています。

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アンケート概要・回答者プロフィール

●アンケート概要●

対象者 日本企業で働いている社員の方
回答数 184人
実施時期 2022年2月

●回答者プロフィール●

日本企業に入社した際の雇用形態、日本での勤務地
(1)日本企業に入社した際の雇用形態:新卒採用入社78%、中途採用入社22% (2)日本での勤務地:首都圏80%
日本企業に入社した際の雇用形態、日本での勤務地
(3)日本で働く前の日本語レベル:ネイティブレベル10%、ビジネスレベル32%、日常会話27%、全く話せない30% (4)現在の日本語レベル:ネイティブレベル17%、ビジネスレベル57%、日常会話23%、全く話せない4%
所属する企業での職種、日本で働いている年数
(5)所属する企業での職種:IT関連エンジニア54、営業/マーケティング45人、工業関連エンジニア35人、コンサルタント/銀行/金融24人、人事/バックオフィス12人、土木関係エンジニア8人、英語先生/教育関係2人、NPO/NGO0任、その他14人 (6)日本で働いている年数:1年19人、2年30人、3年46人、4年31人、5年10人

 


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