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日本語・英語・中国語が話せる台湾人学生を採用するなら、台南が狙い目?

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ASIAtoJAPANは3月に台湾を訪れ、台北で国立交通大学(National Chiao Tung University/NCTU)と国立清華大学(National Tsing Hua University/NTHU)を、台南で国立成功大学(National Cheng Kung University/NCKU)を周った。

 

国立交通大学は理系大学の有名校で、国立清華大学は有名総合大学。ASIAtoJAPANは両大学でJobフェアにブースを出展し、各Jobフェアに300名以上、合計600名もの学生がブースを訪れた。

 

 

また、国立清華大学では「Study Go Work JAPAN 面接会」の説明会も実施。過去に面接会に参加した学生も訪れ、参加者は100名以上にも上った。

次に訪れた台南の国立成功大学は、「北の台湾大学、南の成功大学」と言われる有名校。台湾の民族的英雄・鄭成功が名前の由来となっている。同大学ではランゲージセンターと提携し、ASIAtoJAPANが日本語学習をサポート。今回は「Study Go Work JAPAN 無料日本語授業&面接会」の説明会を行い、約50名が参加した。

 

 

これまでに「Study Go Work JAPAN 面接会」を通じて、同大学の学生6名が日本企業での就職を決めている。「研究をしっかりしていて、英語も話せる優秀な学生が多い」と、採用した企業からの評価も高い。

 

台湾では大学進学率が9割を超え、人口約2300万人に対して大学の数はおよそ200。少子化が急速に進む中で、大学の数が過剰になってしまっている現状がある。国としても半導体の売上が落ち込み、経済状況はやや冷え込んでおり、就職がしにくい状況だ。初任給も10万円程度と日本に比べて水準は低いのに対し、台北の家賃水準は東京とさほど変わらない。

 

一方の台湾人学生の勉強意欲は高く、学生は総じて優秀だ。親日国家で日本語への親しみもあるため、台湾人学生の日本語レベルは高く、日本で働くことへの興味もある。一人暮らしができるだけの給与が得られるという点も、台湾人学生にとっては魅力的に映るようだ。

 

英語と母国語である中国語が話せるとあって、日本企業にとっても非常に魅力的な人材だ。距離が近く、文化の齟齬があまりないため、初めて外国人採用をするのであれば、台湾人は受け入れやすい国民性と言える。

 

だが、その事実に気付いた日本企業が国立交通大学や国立清華大学といった台北の有名校のJobフェアに参加するようになり、同じ日系企業のライバルが増えつつあるのが現状だ。一方、台南まで足を運ぶ企業はまだあまり見られず、同じく有名校である台南の成功大学は狙い目と言える。日本で就職したい学生は多く、かつ日系のライバル企業もほぼいないため、オファーを出せば入社が決まる可能性は高い。

 

もし学生に複数オファーが出た場合、決め手となるのは給与。日本と異なり、台湾では同じ新卒であっても給与は人によってさまざま。そのため学生は「自分にどのくらいの金額でオファーが出ているのか」をしっかりとチェックしている。日本企業では新卒一律給与が一般的だが、今後外国人採用を本格的に行っていくのであれば、早々に給与システムを見直す必要があるだろう。

 

また、台湾学生を採用する際、兵役の時期に注意が必要だ。台湾での就職活動のピークは3~4月だが、オファーが出た後に兵役へ行くケースもある。その場合、早くて入社時期は10月となり、場合によっては翌年の4月入社となる可能性も。兵役のタイミングは人によって異なるため、選考の段階で忘れずに確認したい。

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