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イギリスの大学ランキング、大学選びの基準と就職事情を調査

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イギリスの学生の大学の選び方

イギリスの学生が大学選びの際に参考にする大学ランキングには様々なものがあります。

イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education (THE)」が公開する「THE世界大学ランキング」やQS社による世界大学ランキング、そして英ガーディアン紙によるランキングなどが代表的なものです。

国内の大学のランキングに関して言えば、経済省などこれまで数多くの機関がイギリス国内の学生に対して入学基準や学生の満足度などについて調査を行ってきました。例えば、上記のガーディアン紙による「Guardian University Guide」やIELTSなどで知られる、言語教育機関IDP Connectによる「Complete University Guide」があります。

ではイギリスの学生はどのランキングを大学選びの際に参考にしているのでしょうか?ヒアリング調査を行った結果が以下の通りです。

 

大学選びの際にどちらのランキングがより正確だと思いますか? 

イギリス国内外のランキングを比較すると、「国外の大学ランキングをより頼りにする」と回答した学生が8割程度でした。また国外のランキングの中でも、QS社による世界大学ランキングが最も参考にされていることがわかりました。

また、イギリスの学生が大学選びの際に最も重視する項目についても質問しました。およそ6割のアンケートを回答した学生が「大学の総合的な評価」を最も注視していることがわかりました。次に研究内容などの「学術的側面からの評価」を重視するといった回答が多くみられました。


イギリスの2022年度版トップ大学

ガーディアン紙、Complete University Guide、THE世界大学ランキング、QS世界大学ランキングに掲載されているイギリス国内の上位20校は次の通りです。

  The Guardian Complete University Guide THE QS
1 University of Oxford
(オックスフォード大学)
University of Oxford
(オックスフォード大学)
University of Oxford
(オックスフォード大学)
University of Oxford
(オックスフォード大学)
2 University of Cambridge
(ケンブリッジ大学)
University of Cambridge
(ケンブリッジ大学)
University of Cambridge
(ケンブリッジ大学)
University of Cambridge
(ケンブリッジ大学)
3 University of St Andrews
(セント・アンドルーズ大学)
LSE
(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)
Imperial College London
(インペリアル・カレッジ・ロンドン)
Imperial College London
(インペリアル・カレッジ・ロンドン)
4 LSE
(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)
University of St Andrews
(セント・アンドルーズ大学)
UCL
(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)
UCL
(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)
5 Durham University
(ダラム大学)
Imperial College London
(インペリアル・カレッジ・ロンドン)
LSE
(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)
University of Edinburgh
(エディンバラ大学)
6 University of Warwick
(ウォーリック大学)
Durham University
(ダラム大学)
University of Edinburgh
(エディンバラ大学)
University of Manchester
(マンチェスター大学)
7 Imperial College London
(インペリアル・カレッジ・ロンドン)
Loughborough University
(ラフバラ―大学)
King’s College London
(キングス・カレッジ・ロンドン)
King’s College London
(キングス・カレッジ・ロンドン)
8 University of Bath
(バース大学)
UCL
(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)
University of Manchester
(マンチェスター大学)
LSE
(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)
9 UCL
(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)
University of Warwick
(ウォーリック大学)
University of Warwick
(ウォーリック大学)
University of Warwick
(ウォーリック大学)
10 Loughborough University
(ラフバラ―大学)
University of Bath
(バース大学)
University of Glasgow
(グラスゴー大学)
University of Bristol
(ブリストル大学)
11 University of Glasgow
(グラスゴー大学)
Lancaster University
(ランカスター大学)
University of Bristol
(ブリストル大学)
University of Glasgow
(グラスゴー大学)
12 University of Edinburgh
(エディンバラ大学)
University of Edinburgh
(エディンバラ大学)
University of Birmingham
(バーミンガム大学)
University of Southampton
(サウサンプトン大学)
13 Lancaster University
(ランカスター大学)
University of Manchester
(マンチェスター大学)
University of Sheffield
(シェフィールド大学)
Durham University
(ダラム大学)
14 University of Bristol
(ブリストル大学)
University of Exeter
(エクセター大学)
Queen Mary University of London
(ロンドン大学クイーン・メアリー校)
University of Birmingham
(バーミンガム大学)
15 University of Exeter
(エクセター大学)
University of Southampton
(サウサンプトン大学)
Lancaster University
(ランカスター大学)
University of St Andrews
(セント・アンドルーズ大学)
16 University of Leeds
(リーズ大学)
University of Glasgow
(グラスゴー大学)
University of Southampton
(サウサンプトン大学)
University of Leeds
(リーズ大学)
17 University of Southampton
(サウサンプトン大学)
University of Bristol
(ブリストル大学)
University of Leeds
(リーズ大学)
University of Sheffield
(シェフィールド大学)
18 University of Strathclyde
(ストラスクライド大学)
University of York
(ヨーク大学)
University of Nottingham
(ノッティンガム大学)
University of Nottingham
(ノッティンガム大学)
19 University of York
(ヨーク大学)
University of Birmingham
(バーミンガム大学)
University of Exeter
(エクセター大学)
Queen Mary University of London
(ロンドン大学クイーン・メアリー校)
20 University of Aberdeen
(アバディーン大学)
University of Leeds
(リーズ大学)
Newcastle University
(ニューカッスル大学)

Lancaster University
(ランカスター大学)

 

イギリスの学生の就職事情

イギリスの学生の就職活動の手段は様々です。ソーシャルメディアやネットワーキングサイトを通じて企業の採用担当者と繋がったり、大学のキャリアサービスを利用したり、またはプレースメントを通じて就職することもあります。

「プレースメント」とは、イギリスにおけるインターンシップのようなものです。多くのイギリスの大学の学部課程コースが1年間の就業体験の機会を提供し始めています。従来の短期間のインターンシップとは異なり、プレースメントでは学生が実際に責任を伴うビジネスを体験することができます。

この期間を通してソフトスキルや技術スキル、社会的および専門的なネットワークを構築できるため、学生がキャリアについて考えることのできる良い機会と言えます。また、プレースメント期間の成果次第が良好だと、内定や学生の授業料さえ支給する企業もあるそうです。

企業が採用を増やしたい大学

イギリスの大手企業が学生の採用を増やしたい大学は必ずしも先述の大学ランキングに比例しているとは限りません。

2020年から2021年における、企業が採用を積極的に増やしていた大学のトップは、バーミンガム大学、マンチェスター大学、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン、ノッティンガム大学、そしてリーズ大学でした。これらはランキング上では14位や19位に位置する大学でした。この傾向を説明する主な理由として各大学におけるオンラインでの積極的な合同企業説明会などが挙げられます。

最後に

本記事はマンチェスター大学に拠点を置くManchester Japanese Societyさんに調査していただいた内容をまとめたものになります。Manchester Japanese Societyのオリヴィアさんをはじめとする皆さん、ご協力ありがとうございました。

Manchester Japanese Societyの詳細はこちらから


(関連記事)

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(関連サイト)

The Guardian University Guide 2022

The Complete University Guide

QS World University Rankings

The Times Higher Education World University Rankings

The Graduate Market in 2021

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