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インドネシアのバンドン工科大学の修士課程で宇宙工学を専攻。卒業研究にて、マシーンラーニングを航空力学と流体力学の問題に適応し、より高速かつ低コストで行えるエンジニアリングシュミレーションの研究を行う。インターンでは、HYDAC Groupで水力発電機の油圧システムの設計に携わった経験を持つ。学生時代は、ドローンや無人航空機を研究する「Aksantara」に参画し、6つのサブチームを束ねる総リーダーを務め、複数の大会で優勝。

内定先企業

日本のエンジニアリングコンサルティング組織

企業からの評価ポイント: ハードに関する知識や専門性、ソフト面での経験ともに現場からの評価が高かった。選考を通じて人柄や意欲も確認でき、業務への親和性が認めらました

Profile

国籍・地域
インドネシア
性別
男性
大学
バンドン工科大学
学部
航空宇宙
学歴
修士

MESSAGE

子供の頃から、私の国インドネシアでは、自動車、バイク、コンピューター、エアコン、テレビ、カメラなど、人気で高品質なテクノロジー製品のほとんどが日本製でした。それを見て、私は日本に興味を持ち、もっと知りたいと思うようになりました。そして7年前、2週間の日本研修に参加する機会を得て、京都、大阪、神戸、奈良を訪れました。日本に行く前に、数ヶ月間、日本の文化や言語について学び、最後に日本での研修に参加しました。 日本を訪問した際、日本の技術力の高さに魅了され、日本の文化や考え方にますます興味を持つようになりました。この日本研修の経験以来、私はいつかチャンスがあればエンジニアとして日本で働き、人々の生活を向上させるための革新的なエンジニアリングソリューションを設計・実装する先進技術に関与できる人間になりたいと心に誓っています。

ある日、ASIA to JAPANの FAST OFFER Internationalという、無料で日本語を学べ、日本企業で働くための面接の機会を提供してくれる国際的なプログラムを目にしたのです。大学卒業後、日本でキャリアをスタートしたいと考えていた私は、このプログラムに応募しました。 そして、応募後、約1年間、日本語の基礎から中上級までの日本語レッスンを無料で受け、最後に日本企業の面接のためのトレーニングを受けました。このコースは、私たちの日本語能力を高め、日本で働くために日本や日本文化について学ぶのにとても役に立ちました。日本語の先生は、いつも私たちを励ましてくれて、楽しく勉強することができました。また、FAST OFFER Internationalのプログラムでは、日本語のネイティブスピーカーによる会話クラスのセッションがあり、とても役に立ちました。

そして最後に、自分のスキルや経験、大学の卒業論文などを記した自己紹介などの情報を、FAST OFFER Internationalのウェブサイトで登録し、企業に選ばれるよう、アピールしていました。当時、3社の面接を受け、各社の選考を経て、最終的に東京の本社で最終面接を受けることになりました。その時、FAST OFFER Internationalのスタッフの方から、最終面接で気をつけるべきことやアドバイスをいただきました。 そして、最終面接の結果、多くのことを学べる、成長できると感じたその会社に内定をいただきました。

日本で働くという夢がやっと叶い、内定をもらった時の嬉しさは言葉で表現することができません。このような機会を与えて、サポートしてくれたASIA to JAPAN、FAST OFFER Internationalに感謝したいと思います。 これは私にとって一生に一度の機会であり、日本企業でキャリアをスタートできることを非常に楽しみにしています。自分自身の努力で日本で働く機会を得ることはできるかもしれませんが、FAST OFFER Internationalのプログラムは、貴重なサポートとユニークな機会によって、私たちのチャンスを増やしてくれたのです。

FINAL YEAR PROJECT

今私はバンドン工科大学に大学院生の2年生です。大学で航空宇宙工学を専攻しています。私のファイナル・イヤー・プロジェクトの研究のテーマは機械学習(マシンラーニング)を航空力学と流体力学の問題に適用させることです。学部生のときのプロジェクトは確率的、不均一的な物質を解析するために、ニューラルネットワークのモデルを開発しました。確率的、不均一的な物質は熱伝導と水分の流れの研究でよく利用されます。最近、工学のデザインの分野ではそれを計算するためにシミュレーションを利用しています。しかし、そのようなエンジニアリングシミュレーションのコストはとても高いです。それで、わたしのプロジェクトのマシンラーニングモデルを利用したら、エンジニアリングシミュレーションのコストは安くて早くなります。

  実施において、まず、たくさん研究論文を読みました。そして、ニューラルネットワークのモデルにはデータが必要なので、データを収集しなければなりません。このプロジェクトで二型のニューラルネットワークモデルを作りました。それは、フィードフォワードと畳み込みニューラルネットワークです。それから、モデルのハイパーパラメータを調整したり、モデルをトレーニングしたりしました。次に、モデルのシミュレーションの数値が実際のシミュレーションと比較して、分析しました。その結果、作ったモデルは実際のシミュレーションよりも10倍速かった。そして、モデルの精度は98パーセントだということが分かりました。指導教員と相談し、その結果はかなり良かったと評価されました。

 モデル開発の過程 でいろいろな問題がありましたが、いつも記事を読んで、問題の 解決方法を摸作し、先生と話し合いました。開発中は一生懸命頑張ったと思います。モデル開発以外にも学部生の時はドローンや無人航空機を研究する「Aksantara」というチームに携わりました。このチームにいる間、いくつかの国内と国際大会で優勝しました。チームでは電子システムを作る担当に任されました。

 学部生の時に学んだ知識を活かして、今の大学院生のプロジェクトもマシンラーニングについて研究しつづくことにしました。今はニューラルネットワークではなく、ジェネチックプログラミングというモデルを研究しています。

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