「とにかくやってみろ ということです!失敗を恐れず、前に進んでください」

– 「失敗はつきものですが、十分に努力し、あきらめなければ、前進するチャンスは与えられます」 –

内定先企業

個人向け・法人向けに金融系のウェブサービスを提供している日本企業

情熱的なソフトウェア・エンジニアで、ちょっと完璧主義的なところがある。高校時代からコンピューターとプログラミングに興味を持ち、コンピューターサイエンスを専攻。データアナリストやソフトウェアエンジニアとしてのインターン経験もある。

Profile

国籍・地域
インドネシア
大学
バンドン工科大学
学部
コンピューターサイエンス学部
最終学歴
学士

日本にはたくさんのチャンスがある 

最初に惹かれたのは日本の風景です。人々の話やビデオ、その他のメディアの印象から、日本はとても美しいと思います。私は日本の文化、特に日本人の規律に興味があります。また、日本には伝統的で特別なお祭りがたくさんあります。日本の習慣や風俗に興味があるので、日本で生活することは、日本人がどのように生活しているのかを直接知る良い機会だと思います。J-POPも大好きで、そこからたくさんのエネルギーをもらっています。 

日本で働きたいと思う一番の理由は、チャンスがたくさんあり、自分のキャリアの夢を実現できる可能性が高いからです。実際、最初は修士課程で勉強したいと思い、日本は留学先の候補の一つでした私の大学の教授の何人かが日本で修士号や博士号を取得したことを知りました。それで日本にもっと興味を持つようになりました。 

私はこれまで一度も日本に行ったことがなく、ずっとインドネシアにいました。日本での仕事は、家族や友人から遠く離れることになります。ホームシックになることもあるかもしれません。それは私にとって本当にチャレンジでした。しかし、それほど心配はしていません。今は日本語があまり上手ではありませんが、ASIA to JAPANのオンラインレッスンで日本語を学ぼうとしています。新しい言語を学ぶと同時に、その国での生活や文化も学ぶことができます。その過程はとても面白いです。 

日本では生活の質は更に高くなると思うし、一人暮らしも問題ないと思います。だから、新しい生活がとても楽しみです。 

 

ソフトウェア・エンジニアリングに注ぐ情熱 

私は、MySQL、Go、JavaScript、Java、Python、C++などのプログラミングに精通しています。 

コンピューターやプログラミングへの愛情の原点は高校時代にまでさかのぼります。高校時代、数学がとても好きだったのですが、両親が数学だけを専攻することを許してくれませんでした。そこで、数学に一番近いのはコンピューターだと考え、コンピューターサイエンスを専攻に選びました。今となっては、この決断に感謝しています。 

最終学年のプロジェクトは、インドネシアで自律走行車を作るという大学のプロジェクトの一環で、その過程をとても楽しみました。私はシミュレーション・チームに所属し、HILS(Hardware-in-the-Loop-Simulation)方式によるシミュレーション・システムの開発を担当しました。このシミュレーションシステムは、自律走行路面電車のソフトウェアとハードウェアの両方をテストするためのものです。私の最終学年プロジェクトの主な目的は、シミュレーション・システムの通信システムを作ることです。シミュレーション・システムでは、自律走行路面電車のソフトウェアを実行するコンピューターと、シミュレーター(CARLA)を実行するコンピューターの2台を使用します。両コンピューター上で動作するプログラム間でデータのやり取りが必要となるため、十分な速度の通信システムが必要となります。最終学年のプロジェクトでは、Nvidia Driveworks SDKが提供する内蔵の仮想センサーの代わりに、シミュレーション・ソフトウェアからのセンサー・データを使用できるように、自律走行路面電車のソフトウェアを調整することも課されました。 

 学んだことを実生活に生かすことができてうれしいです。これからの仕事も情熱を持って頑張ろうと思いました。 

 

FAST OFFERを利用した就職活動 

大学のプログラムより、私は2年ほど前にFAST OFFERに応募しました。FAST OFFERのオンライン授業を通じ、日本語をたくさん勉強することができました。日本語の勉強と同時に、プログラミングのスキルも磨きました。Wardaya Collegekenangan.comでデータアナリストとしてインターンシップを経験し、コミュニケーションや仕事に対する姿勢などのソフトスキルと、データベース作成などのハードスキルを磨きました。 

転機は、2023年初めか2022年末に、ASIA to JAPANのスタッフより入社予定の会社からコーディングテストの機会を与えられたことです。自分の能力を発揮するチャンスを与えてくれた最初の会社でした。コーディングテストでは迷いましたが、日本企業向けのコードテストのやり方を学ぶのにとても役立ちました。 

その後、2023年の中頃、再びコーディングテストのオファーを受けました。幸いなことに、コーディングテストの成績が良かったので、運良く面接のオファーを受けることができました。 

面接の前に一番心配だったのは、日本語がうまく話せないことでした。でも、実際は簡単でした。プロセスは他の会社と同じようにコーディングテストと何回かの面接があります。面接官の何人かは外国人で、日本人の面接官も上手に英語を話せたので、日本語を少しも話さなくても、英語で十分にコミュニケーションがとれました。 

 最終的に、私は幸運にも面接と内定の両方を得ることができました。正直なところ、合格と言われたときは、嬉しいというより驚きの方が大きかったです。なぜなら、私の期待値はとても低かったからです(面接ではベストを尽くしましたが)。 

 

ビジョンとメッセージ  

将来の日本での仕事に期待しています。今は就職先にはとても満足しています。面接に招待してくれ、日本で働くチャンスを与えてくれた最初の会社であるだけでなく、彼らがミッションを達成するために掲げている理念が私と一致しています。特に彼らのビジョンは素晴らしいと思います。 

仕事を通じて、ソフトウェア・エンジニアとしてのスキルを向上させることを期待しています。また、自分の仕事と日本語を学ぶ必要性の両方において、挑戦できることについても期待しています。 

 私のように日本で働くことを楽しみにしている学生に言いたいことは、「とにかくやってみろ」ということです!失敗を恐れず、前に進んでください。 

自分に自信がなかったり、以前失敗したことがあったりして、怖くて躊躇してしまう時もあると思います。だからこそ、特にチャンスを与えられたときには、とにかくやってみろと言いたいです。過去や自分自身にとらわれず、前に進むことを止めてはいけないのです。失敗はつきものですが、十分に努力し、あきらめなければ、前進するチャンスは与えられます。私でさえ、まだ幸運だったと自分では思っていますが、仕事を得るためには2回の挑戦が必要だったのですから。