内定先企業

制御/測定機器メーカー

ケンブリッジ大学電気・電子工学専攻の女性修士学生。研究テーマはRISC-V Processor Optimization/RISC-Vプロセッサー最適化。インターンシップで研究開発を経験。

Profile

国籍・地域
イギリス
性別
女性
大学
ケンブリッジ大学
学部
電気電子工学
学歴
修士

MESSAGE

数年前からイギリス以外の国で働きたいと思いましたが、ヨーロッパや、ほかの英語圏の国しか難しいとずっと思っていました。日本語については、母と話したり、大学で授業を受けたりして少しは知っていましたが、就職できるほどのレベルではないと思っていました。
工学部の学生として、私はいつも先生から日本の技術について教えられました。また、1年前に日本に行った後、日本でキャリアをスタートしたいと思うようになりました。しかし、これは言うほど簡単なことではありませんでした。日本の就職情報では、外国人向けの募集がほとんどなく、面接を受けるどころか、応募先すら見つけることが困難でした。

大学の日英協会を通じて『FAST OFFER International』のことを知って、挑戦してみることにしました。このプロセスは、強くサポートされていると感じました。応募について話し合う最初の面談では、知らない人とと日本語で一対一で話すことがあまりなかったので緊張しましたが、「良いチャンスがある」とスタッフの方が私に自信を与えてくれました。

その後、エッセイとビデオを提出して応募を完了しました。 研究内容を日本語で書くと、普段の授業では学べないような言葉がたくさん出てきて、とても面白かったです。たとえ内定をもらえなかったとしても、貴重な体験になったと思います。制御・計測機器製造会社の面接に選ばれた時は、とてもわくわくしました。それまで聞いたことのない会社でしたが、調べれば調べるほど、この会社で働きたいと思うようになりました。

面接の前に、1時間半のメンタリングセッションを2回受けました。今回も緊張しましたが、メンターはとてもやさしくて、面接を指導してくれました。また、同じ分野の経験者と会話の練習をする機会もあって、とても感謝しています。 日本の大手計測・制御会社の方々と3回のビデオ面接を受けて、1回目と2回目の面接の間にテストを受けました。

面接では、日本や当該会社で働く動機、修士課程での研究内容、技術的なスキルに焦点が当てられました。その中、私が行った研究についてのプレゼンテーションがありましたが、メンターと何回も発表の練習をしましたので、心強く自信を持って行うことができました。

一番良いところは早いことです。各面接の後、2、3日以内結果が出るので、不安なまま長く待つことがありませんでした。2022年10月から日本の会社で働くことになり、この新しいチャレンジを楽しみにしております。世界中を移動するのは大きな変化を意味しますが、サポートが充実していると信じていますし、このような機会を与えていただいたことにたいへん感謝しています。

FINAL YEAR PROJECT

私が大学で行ったプロジェクトの中で、重要なプロジェクトが二つあります。ひとつは3年生の「RISC-V Processor Optimization/RISC-Vプロセッサー最適化」です。
もうひとつは卒業論文の「Molecular Electronic Devices/分子電子デバイス」です。卒業論文の研究はまだ進行中ですから、RISC-Vプロジェクトを説明します。それから、少し卒業論文の進行状況を説明します。

RISC-Vプロジェクトの目的はプロセッサーアーキテクチャとFPGA設計について学ぶためでした。このために、チームで協力してプロセッサーのデザインを最適化するつもりでした。私の役割はリソース効率でした。使われているロジックブロックの数を最小にしたかったのです。
過程の最初はベンチマークテストのデザインでした。次に、初期設計のリソースの使用状態を分析しました。
この結果、リソースを一番使っているコンポーネントはALUだと分かりました。もっと効率的にするためにDSP (デジタル信号処理)ブロックにALUを入れました。加算器もDSPブロックに入れました。それから、少しインストラクションメモリを検討しました。
最終設計ができたら、ベンチマークテストを使って初期設計と比べました。結果はよかったです。リソースの使用状態は、87%から85%になりました。これはだいたいALUと加算器からでした。DSPブロックを使ったので、プロセッサーがもっと速くなりました。最大クロックレートは4-10MHzぐらい速くなりました。

このプロジェクトから多くのことを学びました。例えば、どうやってFPGAを設計するか、プロセッサーの中に何が入っているかなどを学びました。私のプロセッサーのリソース効率は良くなりましたが、もっと時間があったら他に検討したいこともありました。最初はインストラクションメモリがまだリソースをたくさん使っていたので、この点を改善したかったです。もし同じプロジェクトをもう一度することがあったら、もっとテストの時間をとるために、時間管理を改善したいと思います。

マスターズの卒業論文は分子電子デバイスです。目的は分子電子デバイスを作って、特徴づけることです。分子デバイスが電子トンネリングを使うため、とても高速で低電力です。スーパーバイザーの研究に基づいて新しい研究をしています。
これまでに、nanogap/ナノギャップのセットをプローブステーションで作りました。ナノギャップは金のナノワイヤーの中の2nmぐらいギャップです。次の過程はナノギャップの特徴づけです。Atomic Force Microscope (AFM)/原子間力顕微鏡を使ってギャップの大きさを全て調べます。最後に分子の溶液をナノギャップに乗せてデバイスを作り、このデバイスの電気的特性を調べます。
研究を四月に終わらせて、五月にその結果を卒業論文にする予定です。

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