–日本に興味を持ったきっかけ –
私は子供の頃から炊飯器や、自動車、扇風機など自動で動く機械に興味を持っていました。これらは私たちの生活を便利にし、欠かせない製品です。このような機械に関する興味から、私は工科大学で電子通信を専攻しました。日本がこれらの技術で発展していることをある程度知っていましたが、大学時代は日本という国についてあまり深く知りませんでした。
日本で働くことに興味を持ったきっかけは、プログラミング教室の先生との出会いです。私は大学卒業後ヤンゴンへ行き、プログラミング教室に通いました。その先生は日本で長年生活し、プログラマーとして銀行で10年間務めていました。彼は本当に真面目な方で、プログラミングについても基礎から詳しく教えて下さいました。また、会話の中で日本での仕事の経験や、発展した技術、日本人が時間を守り勤勉に働くことなど色々教えて下さいました。彼の話を聞いて、日本に対して良い印象を受けました。
私は2019年11月に大学を卒業しましたが、その後すぐに発生した新型コロナウイルス感染症のパンデミックやミャンマーのクーデターの影響で、なかなか国内で就職することができませんでした。一方で日本には自由があります。また、日本ではエンジニアの雇用機会が多くあります。新入社員にもご指導下さる会社が多く、それは私のような社会経験がない者にとって非常に力になります。そして日本では比較的年を取っても安定した環境で働くことができます。このような魅力から、日本に行って働くことを決意しました。
それ以来、私は毎日日本語を勉強し、昨年度NAT-TESTの3級に合格しました。国内の政治情勢の関係で勉強することしかできませんでしたし、日本人の勤勉さに憧れ、彼らのようになりたい一心で日本語の勉強だけに注力して頑張ってきました。私は日本に行ったことはありませんが、常に身の回りには日本語の教科書や本、音楽、ビデオなど日本に関わるもので溢れています。今年の7月にはJLPTのN2を受験予定で、それを目標に頑張って勉強しています。
–就職活動の経緯 –
私は2022年3月から日本語学校に通っており、その日本語学校の先生からFAST OFFER Internationalを勧められ、登録しました。以前は各企業の仕事内容もよくわからず、面接までの流れもよくわかりませんでした。しかし、FAST OFFER Internationalにはメンター制度やオリエンテーションセッションがあり、会社の業務内容や特徴について深く知ることができました。特にメンターさんにはお世話になりました。私のメンターさんは年配の方ですがとても元気で、私のために頑張って下さいました。私以上に会社について調べて下さり、私が正しく会社について理解することができているのかをメンターさんに確認することができました。メンターさんのおかげで内定を頂くことができ、本当に感謝しています。
しかし一連の就職活動を振り返ると、やはりそのプロセスは簡単ではありませんでした。企業分析や日本語の壁、面接準備のプロセスは大変でした。特に面接では、卒業論文の内容について専門用語を用いて日本語でわかりやすく説明しなければならず、難しかったです。専門用語は直訳すると私のプロジェクトとは意味が異なっていることが多かったため、一つ一つ調べ上げて準備することが必要でした。しかし、自分の望む仕事の分野のためなら、どんなに大変でも諦めずに頑張ることができました。