「どの段階においても、あなたを導き、支援する強力なサポート・ネットワークが待っています」

– 「このサポート体制があることで、あなたの不安を長引かせる必要はありません」 –

内定先企業

大手企業を中心とした製造工場への人材派遣・請負等の人材サービスを提供する日本企業

インド出身の機械工学専攻。自動車産業に興味を持ち、卒業研究ではLiDARを使用した障害物検知システムの研究をし、機構の設計とシミュレーションを行った。インターンでは電気バイクの工場で品質保証に携わる。日本の技術を学ぶことに人一倍興味があり、来日するために日本語と設計ソフトウェアの勉強を日々続けている。丁寧な日本語から人柄がうかがえる人物。

Profile

国籍・地域
インド
大学
ムンバイ大学
学部
エンジニアリング&デザイン
最終学歴
学士

日本への興味 

 日本という国に対する私の興味は、すでにしっかりと根付いていました。車好きの私にとって、日本車への憧れは子供の頃から既に始まっていました。インドではスズキのクルマをよく見かけますが、私の父がスズキのクルマを15年間持っていたことも相まって、日本車への憧れが強かったです。この永続的な付き合いは、思い出と豊かな歴史に彩られた、強い心の絆を育んできました。 

 このクルマへの情熱が、日本語と日本という国そのものへの深い関心を育み、最終的には私の関心を引きつけ、日本での機会を追求する決意へと導いてくれました。 

 

キャリア選択につながった大学での経験 

私の旅の重要な分岐点は、レーシングチームでの役割でした。私は2年目から参加し、4年目には部門を率いて頂点に達しました。 特に印象的だった経験は、私が部長を務めていたことです。毎年毎年、同じ時間枠の中で新車を設計し製造するという、典型的なF1チームの要求に応えるという野心的な仕事を引き受けました。この瞬間は、限りない楽しみと仲間意識に満ちていました。

私のレーシングチームへの参加は厳しい課外活動のようなものでした。講義に8時間費やした後、さらに6時間をレーシングチームに費やしていました。最初は先輩の設計や製造手順を見学し、手伝いました。3年生になると、すべての事務処理の責任を負うようになりました。マシンの製造過程には多額の資金が必要なことで、資金的なギャップは、個人的な寄付から熱心なスポンサー探しまで、革新的な解決策を必要としました。

この役割は、エンジンやホイールといった重要な部品を含むドライブトレイン部門で特に顕著でした。私は会社のマネージャーとのコミュニケーションを促進し、製造工程を詳しく説明し、スポンサーを探しました。このような経験を通して、私の自信は高まり、チームワークとリソース・マネジメントの多面的な世界に対する理解が深まりました。

 

日本語を学ぶ: ASIA to JAPANで経験した 挑戦と克服 

私の日本語学習の旅は、当初高校時代に始まりました。しかし、運命のいたずらで大学の授業と日本語の授業が重なってしまい、勉強を中断せざるを得なくなりました。しかし、好奇心の炎は私の中で燃え続けていました。

卒業後、私は再び日本語を学ぶ機会を得ました。言語探求の道に再び踏み出す決意を固め、日本語クラスに入学しました。 当初は私立の日本語学校に入学しました。しかし、運命は私に嬉しい驚きを用意していました。偶然にも私と同じエンジニアの経歴を持つ友人の一人が、FAST OFFER Internationalの日本語クラスにも入学していました。この思いがけないつながりがきっかけとなり、私は彼から貴重な情報を集め、さらに探検することになりました。

さらに詳しく言うと、私はマラーティー語に堪能で、ヒンディー語にも通じています。これらの言語と日本語の文法が並行していることが、ユニークな利点となりました。ヒンディー語が生徒の共通語であった私のクラスで、先生はヒンディー語やマラーティー語に同調した考え方で日本語にアプローチするよう勧めました。この戦略的アプローチは学習プロセスを大幅に簡素化し、私の日本語能力の向上に貢献しました。

 

ASIA to JAPANでの経験 

最初の段階では、ASIA to JAPANのスタッフが重要な役割を果たしてくれました。彼らは最初の段階から、ガイダンスを提供し、私の旅の土台を作ってくれました。プロセスが進むにつれ、私のメンターが重要な役割を担い、その後のステップを導いてくれました。企業面接の瞬間から現在に至るまで、彼女は常に私を支え、導いてくれました。その揺るぎない支援は、本当に素晴らしいものでした。

私は、特にビジネス日本語の分野で自信をつけ続けていますが、先生方とはオープンなコミュニケーションを保っています。先生方の心強いお言葉は、いつも私の心配を優しく認めてくださることから始まり、指導、説明、安心のためにいつでも連絡してくださいというお誘いに続きます。このような揺るぎない協力体制と意欲は、私に深い感謝の念を植え付けました。

 

日本への印象 

 日本について考えるとき、一番に思い浮かぶ印象は、礼儀正しさ、優しさ、困っている人に援助を提供する人々の揺るぎない心構えを特徴とする社会です。このような地域社会固有の支援意識は、実に心強いものだと思います。正確なスケジュールから公共交通機関のスムーズな運行まで、生活のあらゆる面に時間厳守の意識が浸透しています。この時間厳守への献身は、日本が掲げる社会的価値観の証です。私は、このような場所で広まっている秩序と一貫性の感覚を非常に高く評価しています。
私の個人的な性格とも合致しており、このような原則を重んじ支持する文化に身を置くことが楽しみです。このような規律ある調和の魅力は、実に魅力的です。

 

就職面接 

 面接はオンライン形式で行われました。この重要な面接に臨むにあたり、私は緊張の波に包まれました。このような試練に直面するのは2度目でしたが、今回は面接がすべて日本語で行われるという事実が、緊張を増幅させました。特筆すべきは、面接が2部構成になっていたことです。 最初の部分は、会社の担当者との会話で、スムーズに進行しました。しかし、2つ目のセッションは対照的でした。今は名前を忘れてしまいましたが、ある役員の方との面接でした。ある場面で、私はまったく話がかみ合わず、言葉の流れについて行くのに必死でした。

とっさに、私は勇気を出して質問の繰り返しを要求しました。ほっとしたことに、面接官は快く私の要求を受け入れてくれました。この理解ある行動は、私に自分を整え、足元を見つめ直すチャンスを与えてくれました。あの接では、私が知らなかった新しい言葉をたくさん耳にしました。その日、私はキャリアのために専門用語を追加で勉強しなければならないことを理解しました。 今思えば、あの大事なときに配慮してくれたことに心から感謝しています。 

 

キャリアプランと目標 

私のキャリアの希望としては、デザイン・チーム、特に自動車デザインに特化したチームの重要な一員になりたいという願望を長年抱いてきました。この夢は子供の頃から抱いていたもので、自分ひとりで自動車を作り上げることを想像していました。私の現在の目標は、共同設計チームに貢献し、私の創造性と専門知識を自動車の開発に役立てることです。この願望が、私のキャリアの刺激的なステップに乗り出す決意の原動力となっています。 

 

日本での機会を探している学生へのメッセージ 

もし、あなたが日本での就職を考えていて、この旅に乗り出したいと心から思っていて、自分の献身と努力を惜しまないのであれば、このプログラムを通じて日本で働く機会を得ることを心からお勧めします。安心してください、この道を一人で進むことはありません。どの段階においても、あなたを導き、支援する強力なサポート・ネットワークが待っています。このサポート体制があることで、あなたの不安を長引かせる必要はありません。あなたには、あなたの味方をしてくれるコミュニティが用意されています。 

  この努力において、日本語を学ぶというあなたの決意は極めて重要な役割を果たします。それは、時間と真摯な努力を必要とする取り組みです。困難が生じるかもしれませんが、粘り強さと献身があれば乗り越えられます。この経験は、あなたの成長とかけがえのない経験を約束するものです。

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