【内定者体験記】インド 立命館大学 ロボティクス

PROFILE

国籍・地域インド
性別男性
大学立命館大学
学部ロボティクス
内定先企業産業機械(農業機械 、建設機械等)、建築材料、鉄管、産業用ディーゼルエンジンのメーカー

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日本との出会い 

 大学3年生だったとき、大学院への進学について友人たちと話していました。当初はIELTS やGRE、TOEFLなどの試験の準備をしてアメリカかカナダに行こうという話をしていました。しかし、話を進めているうちに、アメリカに行きたいと言っていたのは単に多くの知人もアメリカに行っていたということに加えて、アメリカ以外の選択肢についてよく知らなかったことが理由だということに気がきました。私たちはロボティクスに興味を持っていたため、お互いにこの分野で一番の国はどこだと思うか聞いてみました。そしてその答えが、日本でした。 

 私たちは日本について調べたり人に聞いて回ったりしました。日本が技術面で発展した国であることは皆知っていましたが大学について知っている人は少数でした。決まった国への教育支援を行っているエージェントにも当たってみました。他の国の情報はすぐに出してくれましたが、いざ日本となると彼らは何も知りませんでした。インターネット上ですら日本の大学に関するまとまった情報はありませんでした。そこから私たちは、大学、入学、修士課程ではどのような専門分野が学べるのか、経済的支援、就職の可能性などについて調べました。また、アメリカやカナダよりも日本に行く方が費用対効果が高いこともわかりました。文化、日常生活、家族構成、食事などが似ているので、私はすでにアジアの国に行きたいと思っていました。

 私の家族、特に祖父はすでに時計やラジオなどの日本製品を使っており、子供の頃から日本製品の品質は最高だと聞いていました。海外で日本製品の品質の高さを実感している人は多くはいません。日本の技術が高い水準にあることを聞いたことがあっても、一度その水準を見て感じれば生活の質の違いを理解することができます。 

 初めて日本について家族に話したときは強く反対されました(笑)。私の家族には日本に住んでいる知り合いが1人もいなかったため困惑していました。日本での地震や津波のことも聞いていたので心配だったようです。家族にとっては、親戚や連絡のとれる人々の住んでいるアメリカやカナダのほうがより好ましい選択肢でした。私は、日本と他国との違い(技術、進歩、ロボット工学など)を示して説得しなければいけませんでした。両親は私の教育や私にとってベストなものを求めると言い、最終的には同意してくれました。

 来日前までは開放的で自由な、力強く発展した国を想像していました。服装や伝統などなじめるか心配していましたが、実際に日本に住んでみると日常生活に関してはインドとさほど変わらないということに気が付きました。

大変だった日本語学習 

 アニメを通していくつかの日本語の単語を知っていましたがそれすら完璧には理解していませんでした。ただ、日本に行くには日本語を勉強しなければならないということはよくわかっていたので問題ではありませんでした。大学で日本語を学べる講義は一つしかありませんでした。それも簡単な日本語と漢字をごく一部学ぶだけの基本的なものでした。そのうえ必修ではなかったため単位を取得するためだけの最低限の内容でした。そのため私はその講義を取りつつ研究室のメンバーや日本人の友人と日本語で会話するようにしてみました。他にもたくさんの日本語のイベントに参加し、日本語でコミュニケーションをとる機会にとにかく参加するようになりました。初歩的なことを学ぶために一歩ずつ進む必要がありまずは日常生活でよくつかう50語から始めました。 

 私は大学在学中に日本語を話す機会として先生のアシスタントの仕事をしたりインターンシップをしたりしました。少ししか日本語が話せなくてもアシスタントの仕事に応募すればほかの学生と関わる機会を手にすることができます。インターンシップでは周りの会話を静かに聞いていました。初めのころは何かを聞かれてもほとんど何もわかりませんでしたが、講義や日本語能力試験の勉強を進め、常日頃から自分の日本語へのフィードバックをもらっているうちに上達していきました。私の上司も会話やメール送信、企業からの訪問者への挨拶、案内など少しずつ仕事を教えてくれました。 

 

面接を通しての多くの学び 

 就職活動を始めたとき、私は日本語がそれほど上手ではありませんでした。そのためその段階で就職が難しいかもしれないことはすでに分かっていました。どのような質問をどのようにされるのか、そしてどのような日本語が必要なのかを理解するために複数の企業に応募し続けました。いくつかの面接に挑戦するうちに、流れを理解する経験を積むことができました。質問について気づいたことは、面接官は100%確実な答えを求めているということです。何社も同じ受け答えをしたり、一般的な回答をしたりすることはできませんでした。「なぜ他社ではなく当社を選んだのですか?なぜ当社を選んだのですか」と聞かれたら、これらの質問を処理するには時間がかかります。私はこれらの質問に対する答えを2~3日研究しました。 

 FAST OFFER Internationalを紹介してくれたのは友人の一人でした。会ったときによく応募の話をしていたのですが、彼はこのプログラムで内定をもらっていました。応募、企業の選考、面接の準備など、系統だっていたところが気に入りました。また、コミュニケーションや交流も盛んでした。質問すれば助けてくれ、解決策を教えてくれる。そしてみなが助けてくれる。一人のスタッフとつながったら、他のスタッフは誰も返事をしてくれないとか、助けてくれないということはありません。

 ASIA to JAPAN のメンター・セッションを始めたことがきっかけで、私の日本語能力が跳ね上がるように向上しました。メンターが私の背中を押してくれて、その月のうちに日本語を以前の1.5倍話せるようになりました。私は本当に彼を尊敬しています。 

 

後輩へのアドバイス 

 日本語を勉強している学生には、いつも「話しなさい」と言っています。研究室のメンバーでも教授でもいい。話せば、トーンやアクセントを理解できるようになるからです。私のやり方は、分野ごとに取り掛かることです。スピーキングが上達したら、リーディング、文法、漢字など、セクションからセクションへと移っていきましょう。私の個人的な経験では、日本に来る前に基本的な日本語、あいさつ、文化を予習しておくといいと思います。 

 日本への進学や就職がしたいと思ったら、誰でもできると思います。困ったことがあれば、スタッフに相談することもできます。日本に面接に来る機会もありますし、それはとても素晴らしいことです。一回で内定がもらえればそれに越したことはありませんが、そうでなくても大丈夫です。また参加して挑戦できます。一言で言えば、一度ASIA to JAPANで挑戦してみてください。