キャリアを求めて日本を選ぶ
カナダの大学に入学した後、(卒業後に)どこでキャリアをスタートさせるべきかを真剣に考え始めました。そして日本とカナダで働くことの長所と短所を比較したリストを作りました。リストでは、環境、公共交通機関、便利さ、そして文化的な側面(礼儀正しさや清潔さなど)も考慮しました。日本はこういった点で優れており、特に全てが丁寧で整然としています。 対照的に、カナダは素晴らしい国であると同時に、私のせいか性格にあまり合わない側面がありました。カナダの文化はより騒々しく、より直接的で、残念なことにゴミのポイ捨ても多いです。 こうした違いへの理解から、ライフスタイルや文化が自分の価値観にぴったり合っている日本でキャリアを始めることに、より魅力を感じるようになりました。 私の最終的な決断を後押ししたのは、カナダの留学生が置かれているカナダ国内での就職の厳しさでした。
昨年日本を訪れたとき、私は鎌倉海岸に行きました。もともと日本文化、特にアニメが好きだったため、それは夢のような体験でした。日本の美しい自然を満喫し、日本の文化や食べ物が大好きになった私は、日本が自分のキャリアをスタートさせるのに最適な場所だと確信したのでした。
日本語修得へ:日本語力がどのように私の日本でのキャリアを切り開いてくれたか
日本で働くことを決断したずっと前から、私は日本文化にどっぷり浸かっていました。日本食に夢中になり、特に牛丼がお気に入りでした。中国にも似たような料理はありますが、日本の牛丼のような独特の味と風味はありません。アニメと日本文化、特に秩序と礼儀に対する私の強い愛が、日本語の勉強を始めるきっかけとなりました。日本語の勉強を始めたのは高校最後の年でした。その時に日本語のアルファベットであるひらがなとカタカナを覚えました。
大学入学後は、卒業まで毎年、日本語の授業を受講しました。その後、すぐに日本語能力試験N2を受験し、合格することができました。漢字を使う点など中国語と日本語には共通点が多いため、中国語を母国語としていることは、日本語能力試験N2レベルの一発合格に役立ちました。
FAST OFFER international のサポートを受け、どのように日本就職を叶えたのか
私が初めてFAST OFFER Internationalを知ったのは、大学のメールアドレスに送られてきた広告メールからでした。その当時、私はすでに日本語能力試験N2を持っていました。日本語を完璧に話せる訳ではなかったものの、英語と中国語が流暢で、カナダの大学に通っていたことが私の強みになると思いました。
ほとんどの人材紹介会社は有料ですが、FAST OFFER Internationalは無料で利用できます。調べてみたところ、信頼できる合法的な会社だとわかったため、「これはチャンスだ」と思いました。
応募してみたものの、1カ月は返事が来ませんでした。この間、私は競争に負けてしまったのではと思い、少しがっかりしていました。しかし、そのあとすぐに、うれしいことに、FAST OFFER Internationalのスタッフから連絡があり、日本企業との面接イベントに向けて準備をするためのオンライン面談を受けることになったのでした。
そして、2社の面接を同時に受けるチャンスを得ました。しかし、一次面接を通過したものの、最終面接は通過できませんでした。そのうちの1社は、最終面接にインドから来た別の候補者が、彼の方が技術力が高いと判断され、選ばれたのでした。この時、一次面接に合格したからといって、最終面接に合格するとは限らないということを思い知らされました。よく聞かれる質問に対して2000字以上の答えを書き留めるほど粘り強く準備したにもかかわらず、最終面接に合格するのは至難の業だったのです。
最終的に、ある日系企業の面接を受ける機会に恵まれました。これが思いがけず幸運な出来事となりました!なんと無事に面接を通過し、内定をもらうことができたのです。もっと国際的な企業で働くことを期待していたものの、この日本企業に私は偶然にも不思議な縁を感じていたのでした。
それは、入社すると決まって、その会社の勤務地について調べている時の出来事です。私が以前日本を旅行したとき、秋葉原にある素晴らしいオフィスビルの前で、そのデザインに感嘆し、そこで働くことを想像したことがありました。驚いたことに、私が内定をもらったばかりの会社は、まさにその秋葉原のビルにオフィスを構えていたのです!まるで運命のいたずらのように不思議な縁を感じました。
日本で就職したいと考えている海外大学の学生に向けたアドバイス
計3社の日本企業との面接を経験した私が、いくつかヒントを挙げます:
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日本語の会話力向上を優先してください
私が面接を受けた企業はすべて、日本語能力試験のレベルよりも、面接での日本語の会話力に重点を置いていました。彼らは私の日本でにおける会話力を審査するために様々な質問をしました。文法や読み書きの勉強も大切ですが、日本語のスピーキングが面接に合格するための鍵なのです。
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学歴よりも実践力を重視する日本企業:
ほとんどの日本企業は、成績や修士号や博士号を持っているかどうかを過度に気にしません。その代わりに、あなたの実践的な能力やスキルを試す質問をたくさん用意してきます。また、面接官に会社や仕事そのものについて逆質問することをお勧めします。面接では、その会社で働きたいという情熱を試されることが多いので、純粋な情熱や興味を示すことが重要なのです。また、面接官は、あなたの解答に基づいて次の質問をする可能性が高いので、よく考えてから正確に答えましょう。
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忍耐と粘り強さを発揮しよう:
期待していた企業の面接に合格できなかったとしても、落胆してはいけません。将来のチャンスに向けて、自分を磨き、必要なスキルを身につけることに集中しましょう。粘り強く取り組めば、最終的には内定を勝ち取ることができるはずです!
日本での就職活動は大変さを伴いますが、FAST OFFERのサポートを受けたことで私の経験は信じられないほど円滑に進みました。スタッフとメンターが、特に面接の準備などの貴重なサポートをしてくれたため、日本就職までの過程で、負担が軽減されたのでした。FAST OFFERのプログラムにとても感動したため、大学の友人にFAST OFFERを勧めたほどです! さらに嬉しいことに、彼が私と同じ会社に就職することになり、近いうちに一緒に働くことになりそうです。
日本での新しいキャリアに向けた準備
来年4月に新しい仕事を始めるにあたり、同僚と効果的にコミュニケーションが取れるよう、日本語の会話力を磨くことに集中しています。また、日本語能力をさらに高めるために、日本語能力試験N1の受験も計画中です。
最近、会社から私の職務に必要不可欠な技術やITスキルのリストが送られてきたので、初日からスムーズに職務をこなせるよう、入社までのこの時間をできる限り勉強に充てるつもりです。
仕事の準備に加え、両親との日本旅行も計画しています。両親を案内したいし、何より私が働く予定のオフィスビルに連れて行きたいです。私の人生における、わくわくする新たなスタートを両親とともに分かち合えるなんて、夢のようです。
自分の選択肢を熟考した結果、日本は私が腰を下ろしてキャリアを築くのに最適な場所だと気づきました。日本の環境、文化、食べ物が私の心に深く響き、出身地である中国に近いこともその魅力をさらに高めています。
私はこの新しいスタートをきっかけに、日本で何十年も、あるいはできる限り長く働くという長期的な未来を思い描いているのです。