「日本で働き、日本で暮らすという私の夢は、もはや夢ではなく、目標になりつつありました。 」

– 「この会社の労働文化、そしておそらく日本の労働文化全般に感心しています。」 –

内定先企業

家電・重電・エレベーター・人工衛星・タービン発電機等、幅広い電気製品を提供する大手総合電機メーカー。

インド・ビスブバラヤ工科大学の卒業生。航空宇宙工学専攻。Tata Sikorsky Aerospace(TSAL)のインターンシップでは、飛行機部品やエンジンの製造工学部門の配属となり、部品の品質点検・製造過程の記録などを行った。卒業研究は「電気自動車充電センター向け風力タービンの設計・製造とテスティング」で、電気自動車の普及に追いつかない充電インフラの供給を目指した。設計~テスティングまで一連のプロセスを経験している。チームワークを大事にする日本の就業文化に共感し、日本就職を希望している。

Profile

国籍・地域
インド
大学
ビスブバラヤ工科大学
学部
工学部
最終学歴
学士

Vlogとアニメから持ち始めた日本への興味 

きっかけは覚えていせんがいつからか私はYouTubeで日本についてのVlogをずっと見ていて、本当に魅了されました。日本での生活を想像すると、とても魅力的だと思いました。さらに、私はフェアリーテイルやドラえもんなどの日本のアニメを見て育ったので、ある意味、日本が身近に感じられるようになっていきました。その頃、私の周りでは欧米で勉強したり働いたりする人が多かったのですが、私は何か違うことをしたいと思っていました。日本もいい選択肢だと思ってはいましたが、それは単なる思いつきで、当時は自分が実際に日本に行くなんて想像もできませんでした。 

しかし20201月、ある企業が私たちの大学を訪れ、日本語を学び、最後に日本企業との面接を受けることができるプログラムを提供してくれました私は、これは運命かもしれない挑戦してみようと思いました。それがきっかけで、2020年末まで日本語クラスに参加しました。日本語は難しいけれど面白いし、日本で働きたいという友人もいました。今、そのうちの2人が私と同じ会社で働いています。授業が終わった後も自習を続け、そんな時にFAST OFFER Internationalに出会いました。その時点で、日本で働き、日本で暮らすという私の夢は、もはや夢ではなく、目標になりつつありました。 

 

いつも仲間が支えてくれた 

会社の選考は、N2の仕事をしながら面接の準備をしなければならなかったので大変でした試験のために会場がある都市に行き、ASIA to JAPANのメンターセッションのために自分の都市に戻り、また別の試験のために別の都市に行き、最後に面接のために自分の都市に戻ってくるというような状況でした。各ステップが困難であり、両方を同時にこなすのはさらに困難でしたそれでも、幸いなことに、私は一人ではありませんでした同じように面接の準備をしている友人がいたので、一緒に勉強をしました。特に日本語については、同じ教科書を使い、各自に異なる章を割り当て、勉強した章についてはできるだけ日本語で教え合っていました。また、頻繁に集まってあるトピックについて日本語で議論しました。その結果、日本語を話すスキルが大幅に向上し、モチベーションも維持できました。私たちはお互いに励まし合い、支え合いました。今、このグループの友人のうち2人は私と同じ会社で働いていますし、他の友人もいろいろな都市のいろいろな会社で働いています。日本人との最初の接触から、日本企業への選考プロセス、そして日本での生活や仕事に至るまで、私にはいつも、そして今も相談できる友人がいます。いろいろな都市に友人がいるおかげで、日本に来てからたくさん旅行することができました。彼らには本当に感謝しています。 

 

期待以上の日本での生活と仕事 

日本に来てもうすぐ5ヶ月が経とうとしています。日本語を学び始めた3年前には、まさか自分が日本に来て、このような素晴らしい環境で生活するとは思ってもみませんでした。FAST OFFER Internationalを通して、日本の電機メーカーから内定をいただき、現在働いています。学ぶことはたくさんありますし、同僚はとても親切で責任感のある人ばかりです。この会社で働けることに心から感謝しています。この会社の労働文化、そしておそらく日本の労働文化全般に感心しています。人々はとても礼儀正しく、信頼できます。言い訳をすることなく、最善を尽くして仕事をやり遂げます。20年以上のキャリアを持つ社員もいますが、皆同じ目線で接してくれます。年上であることを誇示することもなく、積極的に質問してくれるので、コミュニケーションが取りやすいと感じています。メンターや課長マネージャー)とは月に1度ミーティングを行い、仕事やプライベートに関する悩みを何でも相談できます。また、所属部署とは別に人事部との定期的なミーティングがあるので、メンターや課長に相談しづらいことがあれば、人事部に相談することもできます。会社は純粋に社員を大切にしていると思います。率直に言って、会社に不満はありません。すべてがうまくいっています。 

さらに、日本のアニメで見たように、この会社にはオフィスをきれいにする文化があることを発見しました。些細なことかもしれませんが、私にとっては興味深いことの一つです。私たちの会社では、役職に関係なく、一人ひとりにゴミ集めやオフィス全体の掃除機がけなど、掃除の仕事が割り振られています。年末には大掃除があり、さまざまな階層や立場の社員が集まって、オフィス内を徹底的に掃除します。彼らはとても真剣に取り組み、そのために必要な衣服や資材をすべて準備します。私にとっては魅力的な文化です。 

日常生活についても、とても楽しいです。前にも述べたように、私は友人とよく旅行し、さまざまな都市にいる友人を訪ねました。素晴らしい日本人の同僚やインドの親友がいるのは素晴らしいことです。彼らのおかげでホームシックや孤独を感じることはありません。日本で特に楽しみにしていたことのひとつは、雪を体験したことです。私が住んでいる地域でも雪は降りますが、それほど多くはありません。去年の冬は大雪で、友人たちと子供のように雪遊びをしました。雪だるまを作ったり、雪合戦をしたり、地面に寝転がったりもしました。とても楽しかったです。年齢を忘れて、ただ子供のように遊びました。周りの人たちは「君たちは何をしているんだ」と思ったかもしれませんが、僕にとってはいい思い出でした。全体的に、日本での生活を心から楽しんでいます。日本に来てここで働くことは、私にとって絶対的な喜びです。学ぶこと、成長すること、楽しむこと、異文化を体験すること、たくさんの与えられた機会に心から感謝しています。 

 

日本語を一生懸命勉強することが鍵 

私が後輩にアドバイスするとしたら、「日本語を熱心に勉強してください」ということです。まず、日本に来たからには、熱心に日本語を勉強する姿勢が大切です。日本で就職し、生活したいのであれば、最低でもN3レベルを目指し、漢字の勉強をあきらめず、文法表現の基礎を徹底的にマスターしてください。日本語の基礎が身についていないと、日常会話でさえ非常に難しくなります。来日後は、住民登録など様々な手続きが必要になりますが、その際にも日常生活レベルの日本語力が必要になります。一般的には親切な人が多いのですが、必ず誰かがサポートしてくれるとは限りません。日本語の基礎をしっかり身につけることで、何事にもスムーズに対応でき、トラブルも少なくなります。それが私ができる最善のアドバイスです。ITスキルや仕事に関するスキルについては、会社が研修を行って基礎から指導してくれます。ですから、日本語を上達させることが最優先です。また、一緒に練習する仲間がいることも有益です。 

 

がんばってね!!