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内定先企業

日本最大の香料メーカー

インドの大学で日本文化を専攻し、埼玉大学にて1年間の交換留学経験あり、現在は現地の日系大手通信企業にてビジネスサポートとして就業中。JLPTはN1を取得し、Pythonの基礎知識も持ち合わせている。

Profile

国籍・地域
インド
大学
ティラク マハラシュトラ大学
学部
外国語研究
最終学歴
学士

ゲームからの日本との出会い日本語学科への入学

日本に興味を持ったのはゲームがきっかけです。小さい頃から日本のビデオゲームえ遊んでいました。また、私の家族には語学が堪能で、異文化に関心がある人が多くいました。父方の祖父と父親は中国語が堪能で、母方の父はスペイン語が話せます。家族からは「他の国の言語を学ぶと世界が広がる」と言うことを教えられ、日本に関心があるのならば日本語を勉強してみることを勧められました。 

 そこから大学では日本語学科に進学し、日本語と日本文化を専攻しました。日本語を始めたころは文字も複雑で新しく、全く新しい別世界のような感じがしました。漢字も難しかったです。大学1年生の頃はテストがうまくいかず落第もしましたね(笑) 

 しかし、JLPT (日本語能力試験)N1に合格するまで日本語を学び続けてこれたコツは教科書だけの勉強に頼らなかったことだと言えると思います。もちろん教科書を用いた勉強は普段の授業やテストの時は行いますが、それ以外の時は小説を読んだりアニメを見たりして、楽しみながら行っていました。また、語学学習のアプリで日本人とビデオ通話をして会話練習も行いました。このように、語学の学習には周りの環境や教科書以外のことから学べることがたくさんあるので、自分の興味に合わせて勉強することをおすすめします。 

 

文科省奨学生として1年間の交換留学とアルバイト経験

私は大学3年生の頃埼玉大学教養学部へ1年間の交換留学を経験しました。 

埼玉大学を選んだことに特別な理由はありませんでした。きっかけは同じ大学の先輩に同大学に交換留学をされた方がおり、現在埼玉県観光大使をしていることです。そのような経緯から決断した留学先ですが、本当に埼玉大学を選んで良かったと思っています。埼玉県は都会へのアクセスが良い一方で、自然が豊富で人々も優しかったです。東京と比べて時間がゆっくり流れている感じが本当に私と合っていたと思います。 

また、私は日本語能力試験と面接を経て、日本の文部科学省に奨学金を頂いて留学することができました。そのおかげで不自由なく日本で生活することができました。 

 交換留学先の大学では日本語と日本文化について勉強しました。授業は全て日本語で行われ、留学生と日本人学生が一緒に勉強しました。日本語の授業では、文法の使い方の誤りを分析する「日本語誤用分析」という授業が私の語学力向上に大いに役立ちました。また日本文化の授業では日本における美術や芸術の役割を分析する授業がとても興味深かったです。この授業の課題の一貫で、人生で初めてピアノのコンサートを見に行きましたさらに、日本語でどのように研究を行い、論文を書くのかという方法を学んだことも様々な授業の最終レポートで活用することができました 

 また、私は日本の引っ越し業者でアルバイトをした経験があります。 

そもそもインドには学生がアルバイトをするという概念がありません。日本では社会人になる前に多くの学生がアルバイトをしているという点はとても素晴らしいと思います。私も日本でしかできない経験を積みたいと思い、友達に勧められた引っ越し業者でのアルバイトをしてみようと思い立ちました。 

引っ越し業者での仕事は重い荷物を運ぶことも多く大変でしたが、お客様が差し入れを下さった時は本当にやりがいを感じました。またそのアルバイトは日払いだったため、バイト終わりにはその日頑張った成果が報われたと感じられました。 

さらに、アルバイト経験を通じて日本人の働き方を沢山学びました。まず、日本人はチームワークで働いていると実感しました。仕事中彼らは言葉を多く発する訳ではありませんが、お互いが以心伝心して働いているように思いました。また、一人一人の仕事への責任感も強いです。学生アルバイトとはいえ皆始業時刻に遅刻することはありませんでした 

このアルバイト経験のおかげで、日本で働きたいという気持ちが本当に強まったと言えます。 

 

新卒で在インド日系企業への就職

しかしながら、私は留学終了後まず在インド日系企業でビジネスサポートとして就職しました。なぜなら、文部科学省から頂いた奨学金に留学終了後少なくとも1年は母国で就業し経験を積むように指示があったからです。 

 そこで私は、日本支部とイギリス支部のやり取りを言語面で仲介をするような業務に当たりました。というのもイギリス側の日本語が堪能ではなかったため、日本支部からの業務指示を私たちインド支部チームが翻訳し指示出しを行わなければならなかったのです。そのため仕事では毎日日本語を使いました。私が所属していたチームは2人全員がインド人でしたが、皆日本語が話せました。その中でもJLPT (日本語能力試験)N1保有者は私を含めて2人でしたので、翻訳・通訳業務では役立つことができたのではないかと思います。 

 また、そこでは朝会定例会などの日本の職場環境やプログラミング言語を学ぶ良い機会にもなったと思います。 

 

スムーズに進められた日本での転職活動

インドでの約1年の就業を経て、ついに日本での転職活動を開始しました。2022年10月にFast Offerに登録し、2023年2月に内定を得ることができました。日本での転職活動は想像以上に大変ではなかったというのが正直な感想です。 

 Fast Offerにはメンターサポートがあり、毎回1時間面接準備をして頂いたことを通して面接のコツを学ぶことができました。Asia to Japanの社員さんともずっとメールや電話で連絡を取っており、全く不安を感じなかったです。 

 実際Asia to Japanが企業のオファーを出してくれましたし、書類提出や面接までの準備も全て行ってくれました。そのおかげでスムーズに面接を行えましたし、面接後の相談にも乗ってくれました。私は何もしていない感じがしますし、本当に感謝しています。

 

これからの目標とメッセ―ジ

内定先の会社は香りに関わる会社です。その会社を選んだ理由は、私は元々料理をすることが好きで、スパイスの組み合わせや調合が好きだったからです。また、香りは脳と関連があり、特定の香りを嗅ぐことでその当時の思い出が蘇ると言うことも科学的に証明されています。そのため、これから香りに関わる会社で働くことがとても嬉しく思います 

 入社後は情報システム関連の業務を通して香りの世界を広げる一因として働きたいと思います。そして多くの方々にとって良い思い出になる香りを作ることができる人になりたいです。  

日本での就職活動を考えている皆さんへ。Fast Offerに応募すればスムーズに日本での就職活動を行うことができます。何か困ったことがあってもAsia to Japanのスタッフさんが絶対にサポートしてくれますので、自信を持って就職活動をして下さい!応援しています。

 

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