「失敗は終わりではなく、進歩への第一歩に過ぎません」

– 「入社後は、できる限り努力して、上のポジションを目指したいと思います」 –

内定先企業

物流システム、自動倉庫などを取り扱うマテリアルハンドリングメーカー

電子通信専攻の学生。真面目で明るい性格をしており、日本語での意思疎通に問題はない。IoTプラットフォームの研究では、LoRa範囲でも稼働するトラッキングシステムを開発し、その過程でトランスミッターなどの通信装置を調整した。地方での勤務に前向きでアクティブな人物。

Profile

国籍・地域
マレーシア
大学
マレーシア技術大学マラッカ校
学部
電子通信
最終学歴
学士

9歳で日本のアニメの魅力に気づく 

私が日本文化に出会ったのは7歳の時でした。二人の兄が日本のロックを紹介してくれました。当時は、ただ良い音楽だと思っていただけでしたが、その2年後くらいに、兄が日本のアニメも紹介してくれたのです私はアニメに夢中になり、登場人物たちが話す言葉にとても興味を持ったため、字幕を参照しながらいくつかの単語を覚えようとしましたそのとき初めて覚えた日本語は「はなす話す)」でした。 

 

中学校に入学した後、新しい先生が日本語の授業という新しい教科を提案してくれたのはとても運がよかったです私たちは学校で最初にその授業を受けた生徒になりました。その先生は、本当に真剣に学びたい生徒に日本語を教えたかったので、私たちが授業を受けるにはひらがなをすべて正確に書くという試験に合格しなければいけませんでした。試験は放課後に1時間半もの間行われました。それまでは、日本のアニメをずっと見ていたので、日本語の語彙はたくさん持っていましたが、漢字や言葉のニュアンス、イントネーションなどは知らなかったので、授業で書き取りを習い始めました。 

 

その1年後、私たちの学校は日本語という科目を学校の時間に組み入れ、マレーシアの高校生のための2つの大きな国家試験(PT3とSPM)の科目として生徒に選択させるという試みを行いました。そこで、私は試験のために日本語を選択しました 

 

しかし、授業は教科書に載っている文法ばかりで、日本語でどのような会話をすればいいのかわからないことに気づきました。そこで、5年間の授業をおさらいしながら、日本語の日常会話を学ぶためにインターネットを使って独学で勉強しました。YouTubeで日本の有名なYouTuberの動画や漫画のクリップ、ニコニコ動画で歌ってみたの動画を見て、彼らの話し方をひたすら把握し、真似をしました。そうやって独学で本当の日本語を身につけました。語学の勉強は、教科書にとらわれすぎず、いろいろなところから学び、日常生活に触れることをお勧めします。そうすれば、言語そのものに慣れ、ネイティブスピーカーの会話レベルに達するかもしれません。 

 

日本で働くという夢 

私が子供の頃から日本で働くことを目指していたのは、日本への興味と、将来家族を助けたいという願望があったからです。当時、私の家族はそれほど裕福ではありませんでした。そんな中、テクノロジーとイノベーションが発展している国として日本を見つけ、それは私のテクノロジーと機械に対する興味と一致しました。日本が長い間、どうやって文化や伝統を守ってきたのかということについて、とても興味を持ちました。私は日々の生活の中で新しいことを学ぶのが大好きな性格であり、何事にも意欲的に取り組めるので、日本に住んで仕事をすることにとても興味がありました。 

  

緊張の面接経験 

幸運なことに、友人を通じてFAST OFFER Internationalを知る機会がありました。彼女は私に連絡を取り、このプログラムに興味があるかどうか尋ねてきました。当時、私は学位取得の最終学年におり、授業や最終プロジェクトで忙しかったのですが、これは私にとってとても貴重な機会だったので、挑戦することを決めましたプログラム自体はとても簡単でしたが、新しい情報や形式を学ぶことが多く、時間がかかりました。  

そして、オンラインで1社の面接を受けました。面接では、社内の役職の高い方を含め、たくさんの初対面の人と話さなければならなかったので、最初は緊張しました。このような状況は人生で初めてだったので、余計に緊張しました。でも、その時はパニックにならないように頑張りました。面接官も私が面接に慣れている様子に見えたようで、「緊張した様子もなく、どうしてそんなに自信を持って話せるのですか」と聞かれるほどでした。なんとか対応できていたのだと思います。いつも緊張すると笑顔になることが多いため偶然うまくいったのだと思っています緊張することを恐れる必要はなく、表情を管理することで、面接を克服できることを皆さんにお伝えしたいです。 

一次面接では私の人柄についての質問が多かったため、それほど答えにくい問題に直面することはありませんでした。しかし、マネージャーとの二次面接では技術的な質問がほとんどでした。私は、エンジニアに関する語彙を持ち合わせていなかったため言いたいことをうまく言葉にすることに苦労しましたが、面接官を不快にさせたり、自分の答えに不満を持ったりすることなく、なんとか乗り切ることができましたそのため、その会社に受かったときは、本当に安心しました。しかし、まだ第一歩なので気を緩めず、もっと頑張らないといけないと思っています。  

入社は2025年4月なので、まだ1年半あります。そのため、日本語の勉強を続けて、もっと上手になりたいです入社後は、できる限り努力して、上のポジションを目指したいと思います。 

 

失敗は終わりではない 

失敗は終わりではなく、進歩への第一歩に過ぎません。失敗や挫折はあなたの挑戦を妨げるものではなく、学習と成長の機会なのです。得たものを持って前進し続け、疲れたと感じたら、充電する時間を取ってください。