「私がやりたいことを追求でき、かつ日本企業の中でも小規模である内定先の会社を選びました」

– 「5~6年後にはシニアレベルのシステムエンジニアとなり、リーダーシップを発揮してチームのマネジメントを行えるようになりたいです 」 –

内定先企業

生産物流現場の基幹業務におけるプロセスで合理化や効率化を実現するため、解決策(ソリューション)となるシステムの開発・提案・販売

コンピュータサイエンス専攻のインド人理系女性。kotlin,JAVA script,pythonが得意で、レストランや大学のアプリ開発経験あり。コロナの影響によりオンラインとなったが、提携している日本の大学にて留学経験あり。日本人の友達も多く、日本文化を理解している。素直な笑顔の明るい学生。

Profile

国籍・地域
インド
大学
マドラス大学
学部
コンピューターサイエンス
最終学歴
修士

大学での勉強 

 インドの教育制度によって、私は3歳の頃から学校に通い始めました。そのため、まだ年齢としては21歳ですが今年の5月にマドラス大学のコンピューターサイエンス学部の博士課程を卒業しました。 

 私の最終学年プロジェクトは、レストランのモバイルオーダーのためのアプリ開発です。Kotlinというプログラミング言語を用い、とある架空のレストランのメニューやクーポンをカスタマイズし、顧客が簡単に注文できるようなアプリを作りました。IOSやアンドロイド、Windowsにも対応しています。まだこのアプリを実際にリリースすることはできていませんが、もしこのアプリを使いたいというレストランオーナーが見つかれば実装をカスタマイズしてGoogle Playなどでリリースすることができます。レストランオーナーにとってこのアプリはとても安くて便利だと思いますし、今後多くの人々に使ってもらえたら嬉しいです。 

 

日本に興味を持ったきっかけ 

 私は日本文化や食べ物、技術、そして何より日本人の働き方から日本に深く興味を持ち始めました。日本人はとても自分の仕事に情熱を持っていて、規律正しく熱心に働いています。そのことにとても感銘を受けました。また、日本人の「空気を読む」という文化にとても興味があります。自分だけでなく相手のことも気にかけて話すことはとても素晴らしいと感動しました。私は日本人ではないので、まだ空気を読むことは難しいと感じることがありますが、頑張って身につけたいです。また、日本に行けば技術的なスキルも磨けると思い、日本で働きたいという夢を持ち始めました。 

 そこで、2018年から大学で日本語の授業を通して勉強を始めました。大学では9時から11時までは日本語の授業を受けて、11時から17時までは専攻の授業を受けていました。忙しかったですが、それ以上に楽しかったので乗り切ることができました。約5年間日本語の勉強をして、JLPTのN3を取得しました。 

 

日本へのオンライン留学 

 私は2020年9月から半年間日本の創価大学へオンライン留学をしました。本来であれば2020年3月から実際に日本へ交換留学に行く予定でしたが、ちょうどコロナウイルスのパンデミックに当たってしまい、オンライン留学にせざるを得ませんでした。 

 留学先では日本語の授業やフランス語、英語で開講された哲学の授業などたくさんの授業を受けました。オンライン留学ではインドにいながら日本時間に授業を受けなければならなかったので、毎日朝早くから授業に参加しなければなりませんでした。朝は留学先の授業を受けて、午後はインドの大学の授業も受けていたので本当に大変でしたが、先生方のサポートのおかげで乗り切ることができましたし、とても良い経験になりました。 

 

FAST OFFER Internationalとの出会い 

 私がLinkedInを見ていた時に、偶然FAST OFFER Internationalの投稿が流れてきて初めてそれについて知りました。投稿を見ていると、そのプログラムを通して日本で働くチャンスが得られると知り、とても興味を持ったので2023年3月に登録しました。正直最初は「経験としてちょっとチャレンジしてみよう!」という気持ちで、ここまでスムーズにプロセスが進むとは思っていませんでした。ですが、ASIA to JAPANのスタッフさんの献身的なサポートのおかげで2つの日本企業からオファーを頂くことができ、6月の面接会に招待して頂くことができました。 

 

対面面接会への参加 

 6月の面接会はFAST OFFER International を通して日本で就職活動をする世界中の学生さんと共に、実際に日本に来て複数の会社との対面の面接会に参加するというものでした。私はそれが日本へ行く初めての機会であったためとてもわくわくしていましたが、それ以上に面接が全て日本語で行われるためとても緊張していました。初日から最終面接が終わるまでの2日間はずっと面接練習と日本語の勉強をしていましたインドから持ってきたJLPT N4やN3のテキストで勉強しながら、「どうしよう…!」とずっとそわそわしていました。 

 ですが、オリエンテーションを終えた後、私の担当のASIA to JAPANのスタッフさんが「あなたならできますよ!」ととても勇気づけて下さったため少しリラックスすることができました。また、メンターさんは実際に私が面接を受けて合格を頂いた会社で昔働かれていた方だったため、面接や最終学年プロジェクトのPPTについて技術的なアドバイスを沢山頂きました。メンターさんから「面接中はあまり緊張せずに笑顔を大切にして下さい。そうすれば面接官もあなたの面接をしてよかったと思ってくれるはずです。」と言ってくださったので、なるべく笑顔で頑張ろうと臨みました。 

 実際の面接では最初はやはり緊張し、面接室に入った時は笑うことさえできませんでした。しかし、質問は模擬面接で練習していたものと似ていたため、その後は落ち着いて笑顔で質問に答えることができました。面接ではベストを尽くすことができたと思います 

 最終面接を終えて、その日のうちに一社から内定通知を頂きました。ASIA to JAPANのスタッフさんから電話でご連絡を頂いた時、私はホテルの部屋で本当に沢山泣きました!私が選ばれたことが信じられなくて、今でも夢のようです。電話を受けてすぐ着替えてASIA to JAPANのオフィスに走って行き、担当のスタッフさんに沢山感謝を述べました。 

 面接会では面接以外にも沢山の経験をすることができました。他の学生と仲良くなり、一緒に上野公園に遊びに行ったり、日本料理を食べに行ったりしました。今まではテキストで学んでいただけで使う機会が無かった日本語の表現を、お店で実際に使うこともできて嬉しかったです。また、内定を頂いた会社の本社を見学するために名古屋まで行きました。初めて乗る新幹線はとても快適でしたし、担当者の方がお刺身やうどんをご馳走して下さいました。とても美味しかったです! 

 

内定先の会社での目標とビジョン 

 私は初めから比較的小さな会社で働きたいと思っていました。小さい会社で働けば、より早く実践的な仕事をすることができ、色々なポジションを経験することができ、たくさんのことを学ぶことができると思ったからです。そのため、私がやりたいことを追求でき、かつ日本企業の中でも小規模である内定先の会社を選びました。実際に会社見学に行くと、会社員の方はとても一生懸命働いていて、とても優しく会社やプロジェクトについて説明して下さいました。さらに、会社の近くに住む私のためにそこでの生活の仕方も沢山教えて下さり、私は全ての疑問点を解消することができました。このように素晴らしい方々がいらっしゃる会社で働くことができることが嬉しいです。 

 私は来年の4月からシステムエンジニアとして働きます。5~6年後にはシニアレベルのシステムエンジニアとなり、リーダーシップを発揮してチームのマネジメントを行えるようになりたいです。 

 

メッセージ 

 FAST OFFER Internationalでは就職活動のサポートだけでなく、面接会への参加を通してたくさんの日本人と話し、日本文化を実際に体験することができました。日本で働くには技術面の知識だけでなく、日本文化への理解や日本人と上手く付き合うためのスキルが必要だと思いますが、FAST OFFER Internationalのプログラムではその全てを経験することができます。YouTubeやインターネットで見るような表面的な情報だけではなく、実際に体験することで得られた経験が大きかったです。また、スタッフさんやメンターさんからの献身的なサポートを無料で受けられたこともとても良かったです。実際に友人が日本での就職をサポートする他のエージェントを利用していましたが、そこでは面接のサポートはほとんどなく、質問にも全く答えてくれなかったそうです。しかし、FAST OFFER Internationalは本当に家族のように暖かくサポートして下さり、本当に感謝しています。もし日本で働きたいと考えている人がいれば、日本語を一生懸命勉強して、FAST OFFER Internationalを通して夢に向かって挑戦してみて下さい!