「FAST OFFER Internationalを通して不可能だと考えていた夢を叶えることができました」

– 「ASIA to JAPANのスタッフさんやメンターさんはとても優しく、いつも「君ならできる!」と励まして下さり、とても力になりました」 –

内定先企業

大手企業を中心とした製造工場への人材派遣・請負等の人材サービスを提供する日本企業

ミャンマータンリン大学の土木工学専攻で卒業した女性。母国語のミャンマー語以外、英日韓三国語を話すことができるグローバル人材。卒業研究では交通信号機デザインは交通渋滞に与える影響について研究を行われた。明るくてコミュニケーション力が高い。

Profile

国籍・地域
ミャンマー
大学
タンリン工科大学
学部
土木工学
最終学歴
学士

幼いころからの夢だった日本での就職 

 私は小さい頃からガンダムや仮面ライダーなどの日本のエンターテインメントに夢中でした。また、地下鉄や新幹線といった日本の交通システムにも憧れを抱いていました。さらに、私の父は土木エンジニアとしてシンガポールで働いています。私は父の働き方を幼い頃からとてもかっこいいな。」と思っていました。そのため、いつかは建築技術や交通システムが発達した日本で、父のように土木エンジニアとして働きたいと考えていました 

 ただ、当時はインターネットも発達していませんでしたし、日本語を勉強する時間や機会もありませんでした。大学を卒業後は新型コロナウイルスの蔓延に加え、ミャンマー国内情勢の悪化もあり、日本語の勉強や就職活動に集中することはできませんでした。 

 しばらくして特定非営利活動法人である日本ミャンマー交流協会(Association of Japan Myanmar Mutual Cooperation, AJMMC)による日本語授業の機会を見つけました。そして2023年の1月から日本語の勉強を始めることが出来ました。日本語を勉強する上で大切にしていたことはシャドーイングです。また、日本のアニメやバラエティが好きなので、日常的にそれらを見ることで常に日本語に触れる機会を作っていました。また、そもそも私は言語を学ぶことに興味があり、これまで英語・韓国語・中国語・ドイツ語を勉強してきました。そのため日本語も同様に楽しみながら学ぶことが出来たのだと思います。2023年7月にはJLPT N3NAT-TEST 3級の試験に合格することができました。現在は12月のJLPT試験N2の合格に向けて勉強している所です。 

 

FAST OFFER Internationalを通した初めての就職活動 

 AJMMCの日本語の先生が日本での就職機会を頂けるエージェントとしてFAST OFFER Internationalを紹介して下さいました。そこで、2023年の4月に登録しました。 

 私は大学卒業後就業経験が無く、就職活動や面接の経験など全てが初めてでした。建設会社でのインターンシップの経験もありますが、期間も短くオフィス勤務であったため現場を知ることはあまりできず、実務経験は無いに等しいです。そのため、最初は就職活動はとても難しそうで怖いどうしよう…。」と緊張し焦っていました。また、以前女性であることや私の声が普通の人よりも高いことから、「土木建築エンジニアになるのは向いていない。」と言われたこともありました。そのため私は自分自身に自信がなく、面接練習では常に酷く緊張していました。ですが、ASIA to JAPANのスタッフさんやメンターさんはとても優しく、いつも「君ならできる!」と励まして下さりとても力になりました。 

 そして実際の面接は5月と6月の2回に分けてオンラインで行われました。やはり人生で初めての面接経験でしたし、最初はとても怖いものだと思って本当に緊張していました。ですが、実際面接官の方はとても優しく温かく接して下さり、気が解れました。質問内容は技術的知識やスキル、私自身の興味関心などについてでした。 

 2回の面接を終え、内定を頂いたときは本当に嬉しかったです。初めての面接でかつ未経験であったため自信もありませんでした。また、今年27歳ということもあったので「落ちたらどうしよう…。」と不安を抱えていました。ですが内定を頂くことができたことで自分自身に自信を付けることができました。 

 

入社前・入社後の目標とメッセージ 

 入社は2024年の4月の予定です。それまでの残り半年間は日本語力と建築知識の向上を目指して頑張りたいと考えています。日本語に関しては2023年12月に行われるJLPT N2試験に合格したいです。また技術的な勉強に関しては、BIM (Building Information Modeling、建築物をコンピューター上の3D空間で構築し、企画設計・施行・維持管理に関する情報を一元化して活用する手法)とBIM設計ソフトであるRevitに関する授業を取り、入社前に知識を増やしたいと考えています 

 入社後の具体的なビジョンなどは正直まだあまり考えられていません。最初はとにかく頑張って働くのみだと考えています。私自身現場に出て働くことに関して抵抗は全くないですし、土木エンジニアとして成長するためにはまずは現場を知ることが必要だと思います。シンガポールで頑張って働いている父や日本で土木エンジニアとして働いている友人たちの姿を見てきているので、私も彼らのように一生懸命頑張らないといけないと思います 

 私は日本で働くことが長年の夢でしたが、現実的には無理だと考え、自信を無くしていました。なぜなら、女性が海外で活躍するのはハードルが大きいと考えていましたし、見た目や声の高さから土木建築には向いていないと言われたこともあったからですですが、AJMMCとFAST OFFER Internationalを通して不可能だと考えていた夢を叶えることができました。皆さんももし夢があったら是非挑戦して下さい。夢を叶えるためにはまっすぐに頑張らなければならないと思います。大変だと思いますが応援しています! 

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