「FAST OFFER のサポートがなければ、日本企業に就職することは叶わなかった」

– 「自分の現在地を知り、恐怖よりも自信を持って前に進み続けてください」 –

内定先企業

システム製品およびセンサやスイッチなどのコンポーネント製品、フィールド機器、自動調節弁を製造する会社です。

エルサルバドルと日本人のダブル、エルサルバドル育ちリトアニア在住のスペイン語・英語も話せるメカトロニクス専攻。大学はリトアニアTOP3に入る工科大学。FYPでは、LabVIEWを用いて顕微鏡を制御するシステムを構築。グリッパーの設計を手掛け3Dモデルも作成。ロボティクスやオートメーションに興味あり。

Profile

国籍・地域
日本
大学
ヴィリニュス・ゲディミナス工科大学
学部
機械工学部
最終学歴
学士

母との記憶 

 私は日本人の母とエルサルバドル人の父のもとに生まれました。 

 エルサルバドルは、北アメリカ大陸の南端に位置する、日本の四国ほどの大きさの自然豊かな国です。学校では英語、友達や父とはスペイン語、母とは日本語を使い、3つの言語に触れながら日々を過ごしていました。母との会話では時にスペイン語と日本語が入り混じり、全く異なる言語を使いながらたわいもないことを言い合うのが面白くて、それを思い出すと今でもふっと私の頬を緩ませます。私の中で日本料理といえば、母の作る麻婆茄子です。小さい頃からの大好物で、今では自分で作れるようになりました。日本文化は海を越え、母や祖母を通し、私の生活の一部になっていました。 

 小中高一貫の英語アカデミースクールを卒業した後、自分の興味分野と費用を鑑み、リトアニアへの留学を決意しました。私は昔からメカ好き少年で、小さい頃はYoutubeやガイドブックを参考に自分の手で機械を作り、試行錯誤するのに夢中になっていました。そのため、成長が見込まれる産業であり、かつ自分の好きを生かせるロボティックス分野を専攻することは必然でした。大学在籍中は、東京2020のオリンピックの外国人ボランティアに参加し、コロナ渦の日本の現状を目の当たりにすることができました。しかし、私の中で日本就職は現実的なものとはなっていませんでした。日本企業が要求する条件を自分が満たせるとは思えなかったからです。母からFAST OFFERを教えてもらった時の自分に、今の自分の状況を伝えたらきっと驚くことでしょう。FAST OFFER登録後、わずか1カ月後に内定をいただくことになるなんて。 

 

FAST OFFER の存在 

 FAST OFFERのサービスで最もありがたかったのは対面面接会イベントです。このイベントは毎月行われるものではなく、三カ月に一度の開催なのでちょうどタイミングが合って本当に幸運でした。画面越しではなく、直に企業の人と会うことで、人のぬくもりを感じ、より相手がたの雰囲気を感じることができました。日本で行われる面接会のため、内定を得る他に自分の目で実際の日本を体験することができます。また、飛行機代も含めこちらが支払う必要がある費用がほとんど無いことも大きな魅力です。次に有り難かったサービスは、日本式の面接に対して徹底したトレーニングを用意してくれたことです。面接で企業から聞かれることはあらかじめ決められており、それに対してASIA to JAPANのスタッフと共に、それぞれの質問に適切な答えを作り上げていきます。例えば、卒業論文のプレゼンテーションは、初めの頃は修正箇所がたくさんありショックだったのは今でも覚えています。プレゼンテーションをより良くするために、苦手な漢字や、自分の専攻分野を日本語で説明することに全力を尽くしました。 

 6月、たった1カ月の準備期間でしたが無事走りきり、第一志望の日本企業から内定をいただくことができました。FAST OFFER のサポートがなければ、日本企業に就職することは叶わなかったと思います。自分に日本企業が挑戦できるという可能性を知らなかったのですから。 

 

日本就職を目指すあなたへ 

 私の経験から、日本就職を目指している海外学生に言いたいことがあります。 

 それは自分に自信を持つということです。私は、日本企業のハードルの高さを実際よりも高く設定し、自分の実力に自信を持てずにいました。そうした自信の無さは、悪いプレッシャーを自分にかけてしまうことにも繋がります。時にはあなたの可能性を狭めてしまうかもしれません。自分の現在地を知り、恐怖よりも自信を持って前に進み続けてください。 

 あなたの成功を心より願っています! 

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