留学で感じた日本の技術力
私は幼いころから日本のアニメ、特にナルトが大好きです。そこで日本語なら絶対に学びたいと思い、大学1年生の時に日本語の勉強を始めました。そしてJLPT N5レベルを取得し、4年前にAJMMC(日本ミャンマー交流協会)のプログラムで日本に一か月行くことができました。そこでは月曜日から金曜日までは日本語学校で勉強しました。休日には横浜や東京ディズニーランドへ遊びに行ったり、橋やトンネルの見学にも行ったりしました。そこで目を惹いたのは、日本の高層ビルや整備された道路です。私は土木建築について勉強していたため、日本の高い技術力に感銘を受けました。そしていつか私も学んだことを活かし、日本で働いてみたいと思うようになりました。
再チャレンジした日本語学習
四年前の留学で日本に興味を持ちましたが、大学の授業が忙しく、日本語の勉強は疎かになってしまっていました。昨年5月に大学を卒業後、日本での就職を目指して日本語を勉強し直しました。
毎日朝からAJMMCに行き、日本語を3時間勉強しました。またAJMMCには会話クラスもあるので、先生や先輩に日本語で話すことで会話レベルもどんどん上がりました。先生は少し厳しいですが、日本へ行って働きたいという気持ちが強かったため毎日頑張ることができました。先生の中の1人は日本人で、昔日本で働いていた経験をお持ちでした。そのため、私たちに日本の働き方や暮らしについて話して下さる機会もありました。
FASTOFFER を通じた就職活動
FAST OFFER Internationalに関してはAJMMCの先生からおすすめされて知りました。自分でウェブサイトを見てみると、色々な会社について説明があり、どの専門の学生も参加できる点に興味が湧きました。FAST OFFER InternationalのサービスはAJMMCの学生の中でも有名なため、参加してみることにしました。
そして、2023年6月に登録しました。登録してすぐに日本企業とのオンライン面接の機会を頂きましたが、私の準備不足と日本語力の不足で落ちてしまいました。またその時は日本語を話すスピードが他の人と比べて遅かったため、「日本語をあまり勉強していない」と取られてしまったかもしれません。 その時は落ち込みました。しかし、私は決めたことを最後までしっかり頑張る性格であり、日本に行って働くという夢を叶えるためにさらに準備を進めました。
そして12月に他の会社とのオンライン面接の機会を頂きました。面接は2回あり、一次面接が通った次の日には二次面接でした。そのため、忙しく準備時間もあまり取れませんでした。しかし、私には自分自身の芯があるため、乗り切ることができました。面接官の方もとても話しやすかったです。 こうして内定を頂けたときはとても嬉しく、夢のようでした。「え、私が本当に内定できたの!?」という感じ(思い)です。すぐに母に伝えると「え!?本当!?」と喜んでくれました。家族皆が嬉しかったと思います。
環境問題に取り組む会社
内定先の会社は温室効果ガスや環境問題について取り組んでいる会社です。私もそのような仕事にチャレンジしてみたいと思い、入社を決めました。 会社では今年の4月から東京オフィスで働き始めます。日本へ行ったことはありますが、今回は働くためなのでドキドキしています(少し緊張しています)。その会社にはミャンマー人はいないので不安ですが、頑張りたいです。
目標・ビジョン
入社後の目標は専門の河川工学の知識を活かして働くことです。また大学では土木工学なども学んでいたため、その知識を活かして会社のために働きたいです。
今後のビジョンとしては、3年後~5年後にエンジニア試験に合格することです。会社で様々な経験を積み、自分の能力をもっと向上させて試験に合格したいです。そして会社の力になりたいと思います。