数々の偶然が導いた、日本での就職
あなたは運命を信じますか??もし信じないならエジプトの工学学生だった私が日本で職を得たこのも語りがあなたの考えを変えるかもしれない。
日本でキャリアを築くことなど、私が大人になる過程で全く考えていなかった。しかし幸運な偶然と努力が重なり、私はまさに自分がいるべき場所に辿り着くことができた。全てはエジプト日本科学技術大学での奨学金から始まった。この素晴らしい機会が私の扉を開いてくれたのだ。この奨学金のおかげで工学を学べただけでなく、日本語の授業を受け、広島での交換留学プログラムに参加する機会も得られた。これらの経験が最終的に日本で仕事得るきっかけとなった。
26日間でJLPT N4レベルの日本語を習得した方法
大学一年次、全員必修の日本語授業があった。そこで初めて日本語を学び、ひらがなに慣れ親しんだ。しかしそれは大学の全学生を対象と他入門コースに過ぎなかった。日本語を本当に流暢に話せるようになりたい人には向いていない内容だった。当時の私は基礎を超えた勉強に対して意欲が沸かなかったため、授業を終え、それきりにしてしまった。
しかし約2年後、長く退屈な夏休み中に何かが弾けた。退屈のせいだったのか、それとも運命が正しい方向へ導いてくれたのか、突然日本語を学びたい衝動に駆られた。今回は本気だった。残りの夏休み26日間を完全に日本語学習に捧げた。
エジプト日本科学技術大学には優れた日本語学習用の教材が揃っていたため、私はそれを最大限に活用した。教科書を手に取り、壁にスケジュール表を貼り、1日約7時間勉強し、進めるごとに各レッスンを終わらせた。
最初は勢いがあり、予想以上に早く言語を習得した。難しいのはひらがなやカタカナを覚えることではなかった。本当の難関は毎日継続し、レッスンを終わらせ教科書の問題を全て解き通すことだった。
その結果、26日間でN4レベル向けの教科書を一冊終えることができた!この突発的な日本語学習意欲がとのちにエジプトから日本で仕事を得る物語の重要な一部になるとは、当時は知る由もなかった。
日本語を習う上でのヒント
- 良い教科書を選び、順番にレッスンを進める。教科書は段階的に学習プロセスを与え、学習内容を定着させる練習問題が豊富なため非常に役立つ。
- 継続的に練習する。小さなことでも日本語をできるだけ使うように心がけよう。声に出して話す、単語を書く、文を心の中で読むなど、積極的に言語と関わることで定着が早まる。
- 言語に浸る。リスニングは想像以上に効果的である。日本の番組、アニメ、オンライン動画を視聴することによって、文法を学ぶためではなく、言語の音やパターンに慣れることができる。以前聞いたことのある単語の意味がようやく理解できた時の感動は格別だ。時間をかけて自然にリスニング力が向上する。
広島での交換留学生活
日本への交換留学の機会は偶然の巡り合わせだった。大学2年次に日本語の学習を始めた直後の学期に、驚くべきことに日本への交換留学プログラムに選ばれたのだ。突然、5ヶ月間日本での生活が始まった。
プログラミングや技術系の授業も楽しかったが、文化授業こそが最も記憶に残る経験となった。特に気に入ったのは料理教室で、卵焼きをはじめとする数多くの日本料理を学んだ。言語だけではなく、日本の生活様式を学べたことが魅力的だった。この頃から日本で働くことに興味を持ち始めた。
FAST OFFERの支援を通じて実現した日本での就職
東京での1週間がもたらした意識の変化
日本での交換留学プログラムを通じて、日本で生活し働くことに興味を持ったものの、具体的な計画は全くなかった。そんな中、FAST OFFERが私たちの大学やってきた。彼らは学生が日本で内定を獲得する支援方法を示すイベントを開催し、私は好奇心から参加することにした。
セッションではFAST OFFERが日本語コースを提供しており、このコースのトップ成績者には日本での就職活動での実態を学ぶための1週間プログラムに参加する機会が与えられると説明があった。
そしてなんと、私がそのトップ成績者の一人に選ばれた!FAST OFFERから日本のオフィスで1週間過ごすよう招待を受けた。2025年8月に東京に到着し、学生がキャリアアドバイザーとどうやり取りするか、会社が面接をどう実施するか、候補者をどうサポートするかを直接目にした。あらゆる会話やフィードバックセッションには良いパフォーマンスを発揮するためのヒントが溢れており、アドバイザーが候補者をプロセスに導く様子を見るのは非常に興味深かった。
その週の残りは仕事と観光が入り混じった日々だった。チームラボやお台場の日本科学未来館など、東京の人気スポットを訪れた。また東京バスツアーに参加し、数えきれないほどのレストランを試した。
この週は私の見方を変えた。日本での将来を真剣に考え始めたのは、まさにこの週だった。
エジプト滞在中の就職活動:面接に向けて私が準備したこと
エジプトに戻った後、私はFAST OFFER International プログラムに登録した。キャリアアドバイザーが割り当てられ、プロセス全体を導いてくれた。まず彼は私の選択肢を探る手助けをしてくれた。その後、私の興味にあった企業を提案し、選択肢を慎重に検討する機会を与えてくれた。
理想としては、研究開発エンジニアとして働きたいを考えていた。専攻がメカトロニクスであり、機械の設計や製作が大好きだからだ。しかしコンピューターサイエンスも学んでいたため、コーディングやテック企業にも惹かれていた。結局、そうした企業数社で面接を受けることになった。
面接の連絡を受けてから、約2週間の準備期間を設けた。最初の1週間はプレゼン資料の作成、話すべきポイントの整理、卒業研究の説明など、内容の準備に集中した。二週目は面接練習に充てた。
私の面接体験
初めての面接は一生忘れられない。プログラミング会社での面接だったが、意外にもカジュアルだった。正式な面接というより、リラックスな会話のような雰囲気だった。最初は緊張していたが、面接官が作り出した和やかな空気にすぐに落ち着くことができた。面接で特に印象的だったのは、面接官と共通の趣味を発見したことだ。それは高校時代にプレイしたゲーム『The Elder Scrolls: Skyrim』だった。
面接官は私のプレイスタイルや好きなクエスト、ゲーム内での体験について尋ねてきた。結果的に会話が弾み、楽しかった。この偶然の趣味が面接官との接点になったと思うと、不思議な気分だった。
もちろん、私のコーディングの経歴、流暢に扱える言語、そして私が携わったプロジェクトについても話し合った。新卒採用のポジションだったため、豊富な経験は求められていなかったが、企業は私のスキルについてとなぜこの仕事に就きたいのかを理解しようとしていた。面接ではいい印象をうけ、彼らから内定をもらった時は本当に嬉しかった!
日本で生活する上で楽しみにしていること
何よりもワクワクしているのは立地だ。東京の中心部で働くことになり、プロフェッショナルとしても、プライベートとしても、無限の可能性に満ちた活気溢れる街だ。
システムエンジニアとしてスタートするが、基本的にはウェブ開発者の役割である。特にコーディングに関わる仕事を楽しみにしている。まだ始まっていないので詳細はわからないが、飛び込んで学びながら成長するのが楽しみだ。
そしてもちろん、本格的な日本食(特に辛いラーメン!)をもっと食べ、作ることを今から楽しみにしている。何より、これからの冒険、新しい文化、仕事、そして日本で生活する中で経験するすべてのことにワクワクしている。
振り返ると、この旅路を形作った偶然の数々に驚かされる。気まぐれで日本語を学んだ夏、予期せぬ交換留学の機会、高校時代に夢中だったゲームについて面接官と話したこと。どれも計画したものではないが全てが完璧に結びついた。今の自分がここにいることにただただ幸せを感じ、未来にはさらに素晴らしいことが待っていると確信している。