エンジニアの夢: ガンダムへの憧れから日本での機械工学のキャリアへ

– 「やる前にできないと言わずに、何より先にやってみてください。 」 –

内定先企業

日本の大手建設機械メーカー

現在マレーシアの日系メーカー企業で就労中。製造・組み立て・設計開発担当として2年間の経験があり、日本人との通訳も担当した。大学3.4年時の2年間で日本の大学への留学経験がある。

Profile

国籍・地域
マレーシア
大学
埼玉大学
学部
機械工学
最終学歴
学士

エンジニアの夢: ガンダムへの憧れから日本での機械工学のキャリアへ

ガンダムのアニメと日本の高速鉄道に魅了された幼少期をきっかけに、マレーシアと埼玉大学に留学し、機械設計と生産工学に集中した。COVID-19の大流行にもかかわらず、この経験は日本での機械工学のキャリアに刺激を与えた。マレーシアで機械設計エンジニアとして働いた学生は、日本で就職活動を再開し、指導や模擬面接で言葉の壁や文化の違いを克服した。語学力と忍耐力の重要性を強調しながら、
日本企業への就職を果たした。
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日本の技術で私の道を切り開く

 子供の時、ガンダムというアニメが大好きで、中のロボットにつけられました。高校の時、授業で日本で新幹線が高速で走行する動画などを見て、日本の高い技術に魅了されました。それらがきっかけで、日本の技術に興味を持ち、大学での日本留学プロジェクトに参加しました。このプロジェクトでは、最初の三年間はマレーシアの大学で日本語や熱力学・材料力学などの機械工学を勉強し、残りの二年間は日本の大学の三年生に編入するかたちで留学します。私の留学先は埼玉大学で、機械設計や生産加工学などの授業を受けたりいろいろな実験や実習を行ったりし、楽しい二年間を過ごしました。埼玉大学での授業はほとんど日本語で行われているので、挑戦でありながら面白く感じました。また、日本の大学はマレーシアと違い、異文化の面白さを味わいました。マレーシアでは、みな兄弟みたいで、一緒に遊びながら学ぶことが多いのですが、日本では、授業の後、みなそれぞれ自分一人で行動することが多いと感じました。 

 日本での留学経験を活かしながら、日本で技術を学ぶため、日本での就職を望みましたが、新型コロナウイルスの影響で、行くことができませんでした。そして、マレーシアでの会社で機械設計エンジニアとして仕事を始めました。最初の2年間は製造部で生産ラインの組み立てや立ち上げ作業などを経験し、その後、機械設計仕様の分析や機械3Dの作成、機械の設計・開発、通訳などの仕事を担当し、スキルを向上させようとしていました。新型コロナウイルスが収束したいま、私はなんとか日本で働きたいと思い、日本での就職活動を再開しました。 

 

私の日本での就職活動におけるFAST OFFER Internationalの役割

 8月、ネットで日本就職の情報を検索したところ、FAST OFFER Internationalのことを知り、資料を提出し、オンラインセッションを受けました。11月、一社から面接の招待をいただきました。残念ながら、緊張のあまり、落ちてしまいました。外国人なので、時々言いたいことを簡単な言葉で表せず苦労しました。母国語で受けたら、きっとうまく話せるのです。また、興奮して論理的ではなく、感情的に余計なことを言ってしまうこともあります。これらの問題に気づき、メンターからいろいろなアドバイスをいただきました。その時は、まだマレーシアの会社で働いていたので、なかなか時間が作れませんでした。しかし、メンターはいつも私の時間に合わせて模擬面接を行ってくださいました。大変ありがたいです。 

 面接を受ける中で、特に感じたことは日本企業の面接はマレーシアの企業の面接と大分違うことです。マレーシアでは、面接はほとんど一回で終わる場合が多いです。しかも、応募者の経験や性質よりどんな仕事ができるか、どんなスキルを身につけたかを重んじています。一方で、日本では、面接は二・三回行うことが多いです。一回面接に合格できたら、自信をもって二回目の面接に臨むことができます。また、日本の面接は、新卒だったら応募者のスキルより応募者の性質を大事にしています。そのため、長所・短所、いままであった最大の挑戦、注力したこと、頑張ったこと、そして自らが大きく変化した経験などが聞かれます。さらに、入社後は、新入社員にさまざまな研修を提供し、個が成長できる環境を確保しています。そういった点は素晴らしいと思います。日本企業の面接の特徴を把握し、メンターと模擬面接を何回も行ったことで、気に入った会社に合格できました。 

 

マレーシアから日本の機械設計工学へ

 私は今年の4月に入社する予定です。会社に入ったら、生産ラインにおける先端技術の開発・立ち上げに関する仕事を始めます。研修がある上、マレーシアの会社での仕事経験も生かせるため、楽しみにしています。これから日本で就職したい学生がますます多くなると思います。私の就職経験からみれば、日本語力は特に大事です。私は日本語を話す機会があまりないため、いつも日本語のポッドキャストを聞きながら、真似したり、ドラマを見たりして、日本語の能力をあげる努力をしています。面接の時に大変役に立ちました。その方法をおすすめします。それから、人生は長いもので、できないことはありません。そのため、やる前にできないと言わずに、何より先にやってみてください。 

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