外国人採用の法律・制度 よくある質問(FAQ)

Q. 外国人を新卒採用する際、最低限知っておくべき法律・ビザの知識は何ですか?

A. 在留資格「技術・人文知識・国際業務」の取得要件(学歴と業務内容の一致)、雇用条件の書面明示義務、そして2022年以降の労働法改正による中途解約・固定残業代に関するルール変更が三大ポイントです。

外国人新卒を採用するために必要なビザ(在留資格)は何ですか?申請の流れは?

最も一般的なのは在留資格「技術・人文知識・国際業務」です。要件は①大学等で専攻した学問と従事する業務の関連性②日本人と同等以上の報酬③安定した雇用実態の3点です。

申請の流れは以下の通りです。

  • 内定後に企業が「在留資格認定証明書」を出入国在留管理庁に申請
  • 認定証明書を候補者に郵送(海外の場合)
  • 候補者が現地の日本大使館・領事館でビザ申請
  • 来日・就労開始

審査期間は通常1〜3ヶ月かかります。内定から入社まで十分なリードタイムを確保することが重要です。

2022年の労働法改正で外国人採用に影響があった変更点は何ですか?

2022年以降の主な改正内容(外国人採用に関連するもの)は以下の通りです。

  • 雇用条件の書面明示の厳格化:就業場所・業務内容の変更範囲を契約書に記載することが2024年4月施行で義務化
  • 有期雇用の無期転換ルール明確化:5年超の有期契約社員の無期転換申込権が整備
  • 男女賃金差異の開示義務:101人以上の企業は男女の賃金差異を公表義務化

外国人採用においては、特に「業務内容の変更範囲の明示」が在留資格の審査とも連動するため、採用契約書の記載を専門家と確認することを推奨します。

外国人留学生はなぜ日本での就職を選ぶのですか?主な動機は何ですか?

ASIA to JAPANの調査によると、外国人留学生が日本就職を選ぶ主な理由は以下の通りです。

  • 日本語を活かしたい:学習してきた日本語を使う環境への希望
  • 日本の文化・生活環境への憧れ:安全性・清潔さ・食文化など
  • 経済的動機:母国と比べた賃金差(特に東南アジア・南アジア出身者)
  • キャリア形成:日本企業でのグローバルなキャリアへの期待
  • 家族・友人の存在:先に来日した知人のネットワーク

日本の在留外国人・留学生数の最新トレンドは?採用機会はどう変化していますか?

2025年時点で日本の在留外国人数は350万人を超え、過去最高水準が続いています。留学生数もコロナ禍の落ち込みから回復し、中国・ベトナム・ネパール・スリランカなどから多数来日しています。

採用機会の変化として、日本語学習者・JLPT取得者が増え採用プールが拡大しています。理系分野(情報・電気・機械)の外国人留学生が特に増加しており、地方大学にも優秀な外国人留学生が増加しているため、都市圏以外での採用機会も拡大しています。