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スペインのマドリード工科大学でコンピューターサイエンスを専攻する理系女性。現在はマレーシアのマレーシアサインズ大学で留学中。マシーンラーニングを使用して、Twitterのサイバーブリングの研究を行っている。スペインのスタートアップの会社でのインターンシップでは、Python,MySQL、ELTを使用してデータ管理を行った。他にも、UNIX, HTML, JavaScript, Java, C++等のITスキルも持ち合わせいる。

内定先企業

日系トラクター・重機メーカー

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Profile

国籍・地域
スペイン
性別
女性
大学
マドリード工科大学
学部
情報工学部
学歴
学士

MESSAGE

私は高校時代から日本語を学んでおり、日本で勉強したり、日本で働いたりしたいとずっと思っていました。大学の最終学年に日本への交換留学プログラムに参加しようとしましたが、専攻が原因でできませんでした。代わりに、一学期だけマレーシアに行くことになりました。ここ数年は大変でした。COVID-19のパンデミックの影響で交換は延期を余儀なくされ、プログラムもほとんどキャンセルされました。これまでのアジアでの経験は素晴らしく、語学の勉強やさまざまな情報源からの読書を通じて、日本について多くのことを学んでいるので、日本で仕事を見つけたいと思っていました。 ASIA to JAPANのFAST OFFERインターナショナルプログラム (以前は「Study Go Work JAPAN」と呼ばれていました) のウェブサイトに出会いました。最初は、このプログラムは向いていないと思っていました。なぜなら、「ASIA to JAPAN」と表示されていて、私はスペイン(ヨーロッパ)出身だからです。しかし、ある日、LinkedInを通じて彼らからのメッセージを受け取りました、誰でも歓迎と言ってくれました!書類選考を経て、必要書類や情報を揃え、日本企業とのマッチングが始まりました。本当にわくわくしました!ついに、私の夢が実現し始めました。
合計で3社の面接に参加しました。各面接の前に、チューターと2回のメンタリングセッションを行いました。チューターは大変助かりました。日本で就職するための有益なアドバイスをくれました。私の専攻はコンピュータエンジニアリングなので、すべての面接で最終年度のプロジェクトについて話し、それについての技術的な質問に答える必要がありました。日本語能力試験N2に合格したとはいえ、緊張でミスもありましたが、どの企業の面接官もとても親切でやさしいです。最初は不安だったのですが、きちんとコミュニケーションをとって内定をもらうことができました。COVID-19の状況により、すべての面接はオンラインで行われました。何度も面接を受け、いろいろな会社を研究した結果、2社から内定をいただきました。よく考えた結果、日系の機械製造メーカーからの内定を受諾しました!
過去二年間、ほとんどの国境が閉鎖されたため、日本を訪れることができませんでした。 しかし幸いなことに、10月の初めに大阪に4日間滞在し、会社の本社と工場を訪問し、日本を少し味わうことができました。会社は大阪にあるので、将来の同僚と一緒に街を観光したり、大阪城や道頓堀に行ったりしたことができました!Fast Offer Internationalのチームには、私が今日ここにいるのを手伝ってくれたことにいくら感謝してもしきれません。

FINAL YEAR PROJECT

現在、マレーシアのペナンでコンピューターエンジニアリングの学士論文を書いています。8月に提出する予定です。テーマは、ツイッターでのネットいじめを機械学習(MACHINE LEARNING)で自動検出することです。具体的には、検出された後に、ネットいじめの傍観者はどう反応するのかということです。例えば、加害者をサポートするのか、それとも被害者を守るのかについて着目しています。さらに、傍観者の反応はほかの傍観者に影響されるのかどうかについても研究しています。例えば、傍観者(A)の友達(B)が加害者をサポートすれば、傍観者(A)は影響されて、いじめに加担するのかということです。これらのことを明らかにするためには、自然言語処理 (NATURAL LANGUAGE PROCESSING)、機械学習とネットワークの有向グラフを用います。

 これまでの研究は、加害者か被害者に集中していましたが、傍観者と傍観者のネットワークや影響についてのリサーチペーパーは少ないです。オフラインいじめでは、傍観者はほとんどクラスメイトか同僚です。しかし、ネットいじめでは、傍観者の数はきわめて高いのです。それゆえ、新しい研究だと考えられます。自分の研究で傍観者の態度は理解できれば、ネットいじめが減る可能性が高い。

研究をするためのデータは、ツイッターAPIでクロールしました。ネットいじめに関係があるツイートやそのツイートのメタデータ(ツイートのタイムスタンプやオーナーやスレッドのIDなど)を集めて、データセットを作りました。400ツイート以上集めることができました。

現在、研究の結果は、いまだに解明されていません。しかし、いろいろなことをこれまで学ぶことができました。例えば、リサーチのやり方やAPIの使い方などを理解しました。私の研究は成功すれば、ただいま通ってるUSMというペナンにある大学で博士は、一層の研究をします。

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