アニメファンからデータサイエンティストへ:日本でのキャリアパスを描く

– 「これを見た人の中には、私のように内定をもらえなかったり、面接で落ちたりした人もいるかもしれませんが、がっかりしないでほしいと思います!」 –

内定先企業

フォークリフトや産業用車両の油圧シリンダーの開発設計、加工、組立、塗装

プネ大学でコンピューターサイエンスを専攻。卒業研究では画像認識と機械学習を活用し、交通標識を識別することで、交通事故を減らすためのプロジェクトを進行中。ほかにもテキストで話し手の感情分析研究も行った。インターンシップではAndroid Studioでゼロからアプリを開発した経験を持ち、日本文化や技術に大変興味を持っている勤勉な学生。

Profile

国籍・地域
インド
大学
プネ大学
学部
コンピューターサイエンス
最終学歴
学士
アニメからのインスピレーション、日本での就職、日本でのデータサイエンスの仕事、日本語学習、日本でのジョブインタビュー、ASIA to JAPAN、FASTOFFER International、COVID-19パンデミック、文化的情熱、キャリアの粘り強さ

COVID-19パンデミックの最中、学生がアニメに救いとインスピレーションを見出し、日本で働く夢を実現する旅に出ました。ロックダウンの中で、ONE PIECEなどの日本の文化に魅了されたこの興味は、単なる魅力から言語の習得と職業への積極的な追求へと移行しました。彼は大学で日本語の勉強を始め、後に日本で働くことを目指す人々のための文化的および専門的なギャップを埋めることを目指したASIA to JAPANのHiramekiクラスに参加しました。技術的な不十分さのために最初のジョブインタビューでの失敗にもかかわらず、彼は粘り強く、日本の産業基準により密接に合致するように自分のスキルとプロジェクトを磨き上げました。この粘り強さが報われ、イメージ検査システム部門でのデータサイエンスのポジションを確保し、同僚、特に同じインド人とともに貢献し、学ぶことを心待ちにしています。この旅は、文化的情熱の変容力、適応可能なスキル開発の重要性、そして複雑な日本の職業風景をナビゲートする上でのFAST OFFER Internationalの役割を強調し、ファンからプロフェッショナルへの勝利の移行を示しています。
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コロナウイルスの自粛中に興味を持った日本のアニメ 

 COVID-19の自粛期間中、時間がたくさんあり、Netflixで『ONE PIECE』のような2020年頃のアニメを見始めたのが、日本の文化に興味を持ったきっかけです日本に行きたいという思いが強くなり、日本語を学べば日本で働けると考えるようになりましたそこで、いつか日本で働くことを目標に日本語の勉強を始めました。 

 2021年ごろから大学の日本語クラスN5に入り、N4に入っているときにインスタグラムでひらめきクラスとASIA to JAPANを知り、応募してひらめきクラスに入りました。日本語は漢字以外は簡単だと思います。日本語の文法と母国語の文法がほぼ同じだからです。また、アプリを使ってネイティブの日本人と実際に会話練習もしました。実際、毎日違う日本人と電話で話し、お互いの生活について話した時期もありました。そのとき、日本人の性格、つまりシャイな人が多いということもわかりました。 電話が嫌いな人もいれば、とても控えめな人もいました。そして、ほとんどの人が英語をあまり話すことができなかったため、私たちは主に日本語で話しました。それが私にとってはとてもいい練習になりました。 

 

失敗に終わった最初の挑戦 

 その後、昨年4月にFAST OFFER Internationalに応募しました。日本の大手スタートアップ企業の面接を受けるチャンスを得て、テストと面接を受けたのですが、残念ながら落ちてしまいました。私の技術的な知識不足が原因でした。その会社はITエンジニアを募集していて、コーディングのスキルが必要だったのですが、すべての質問をこなすには時間が足りませんでした。ウェブ開発に関する質問もありましたが、私の専攻はデータサイエンスのため、まったく予想していませんでした。結果が分かった後は、次回はもっと勉強しようと気持ちを切り替えました。 

 先生が「2024年卒を採用する企業は少なくなる」とおっしゃっていた通り、次の面接を受けるまで長い間待ちました。私のプロジェクトが日本企業にマッチしなかったのが原因の一つだと思い、11月にプロジェクトを変更し、日本語の履歴書も新たに作成しました。確かに大変でしたが、努力が実り、ある企業との面接の約束を取り付けることができました。 

 

スピーディーだった選考プロセス 

 面接は2回ありましたが、どちらも15分もかかりませんでした。質問され、受け答えをしました。思っていたほど深いことは聞かれなかったので、”自分が何か間違ったことを言ったのではないか?”と少し不安になりました。ウェブ試験を受けた後、一次面接格の通知が来ました。その後、すぐに最終面接を受けて合格することができました! 

 

会社で画像検査システムについて学び、成長したい 

 今年の10月から、専門であるデータサイエンスを活かせる画像検査システムの部署で働くことになりました。 社内の画像検査システムについてはまだあまり詳しくないので、もっと勉強して成長したいです。また、私以外にもインド人が3~4人近くいるので、彼らとも一緒に働けるのが楽しみです。 

 

選考は楽しむべき 

 もしかしたら、これを見た人の中には、私のように内定をもらえなかったり、面接で落ちたりした人もいるかもしれませんが、がっかりしないでほしいと思います!プロセスを楽しむべきです。友達と一緒にプロジェクトの翻訳をしていたあの頃が懐かしい、と今では感じます。前向きに楽しみながら取り組むことでもっと楽しい結果が待っているはずです!