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プネ大学の修士課程でコンピューターサイエンスを学ぶ学生。友人が片手を怪我し、不自由そうに片手でコードをタイプする姿を見て、『障害を持った人が使いやすいシステムを作りたい』と思い至り、ボイスコマンドを用いたパイソンによるHTMLの修正の研究を行っている。日本語を学び始めて4年、会話において十分に意見交換ができるレベル。

内定先企業

自動車部品メーカー

企業からの評価ポイント: 雰囲気が柔らかく日本語力とあわせ組織内でのコミュニケーションや様々な部門関係者と業務を協力して進めていくイメージが湧くとの評価でした。コンピューター科学専攻でありながら、モノづくりにおけるITの実装、実用に興味があり、選考過程では技術面の裏付けと志望理由が明確であるとのコメントをもらいました

Profile

国籍・地域
インド
性別
女性
大学
プネ大学
学部
情報工学部
学歴
修士

MESSAGE

私は今、コンピュータサイエンスの修士課程に在籍しており、2021年10月に入社する予定です。外国語を学ぶのが好きです。
私の住む町では日本語教室が盛んで、私も参加して、その美しい言葉に一目惚れしました。日本語を勉強していると、言葉だけでなく、日本の文化にも魅了されました。

大学で『FAST OFFER International』というプログラムがあることを知りました。日本の企業が外国人社員を募集しているのを知って、ふと、「日本で働きたい!」と思ったのです。
応募した後、書類選考を経て、Asia to Japanのスタッフとのスカイプ面談に臨みました。この面談では、日本語の会話力が確認され、研究内容や日本で働く理由について聞かれましたが、嬉しいことにスカイプ面談に合格しました。
次は、日本企業に見せるPRビデオの準備です。このPRビデオが第一印象になるので、よく考えてから充実した内容を用意しました。
その後、選考をサポートしてくれたメンターから連絡があり、わからないことがあれば親切に教えてもらいました。
私はインドから出たことがなく、初めての海外経験だったので少し不安でしたが、Asia to Japanのスタッフは優しい方ばかりで、航空券から宿泊ホテルまで、親切に手配してくれたので、とても助かりました。
面接前後のアドバイスも参考になり、落ち着いて面接に臨むことができました。

2日間の面接で、日本企業4社と面接することになりました。皆さんのおかげで、2社から内定をいただくことができました。
いろいろと考えた結果、そのうちの1社に入社することにしました。会社を訪問した時、念願の新幹線を体験し、富士山を見ることもできて、嬉しかったです。会社見学では、会社の製品を勉強したり、職場環境を体験したり、社員寮を見学したりしました。来年、入社するのを楽しみにしております。

FINAL YEAR PROJECT

『Modifying HTML By Python』
プロジェクト

1. 目的
• 大学の友達は手を骨折(こっせつ)したとき、片手でコードをタイプすることが難しかったです。
• 身体障害者はどうやってプログラミングができるか、と考えました。
• このような人達に使いやすいシステムを作りたい、と思いました。

2. プロセス
• まずはいろいろなスピーチ・テキストAPIについて調べました。APIを決めた後で、どうやってそのAPIを利用するかを学びました。
• システムにヴォイスコマンドを受け入れられるようにします。
• システムはこのコマンドの言葉の意味を調べ、コマンドの意味を理解します。
• コマンドに応じてシステムはHTMLコードを変更して、HTMLページをもう一度開きます
• システムはコマンドが分からない時、他のコマンドを申し入れます。もしユーザーが他のコマンドを提示したら、システムは今のコマンドと初めてのコマンドは同じ意味だ、と理解してデータベースに入力します。
• 次回、システムはその新しいコマンドも覚えます。

3. 結果
•初めは、片手でHTMLコードを書くのは1分ぐらいかかりました。でもシステムを使って、5秒でできるようになります。
• 商業のウェブサイトのコードは複雑です。このコードから変更したいラインを見つける事は大変ですあが、ボイスコマンドを入力してこのタスクを簡単に達成することができます。

4. リフレクション
• システムでGoogle Speech API を使いました。このAPI はユーザーの声と同じように、ノイズもプロセスしていました。ですので、システムは音声入力を理解できませんでした。
• ヘッドホンとパソコンと設定して、この問題は解決できました。
• システムをつくるとき、デバッギングのことを学びました。何か問題があったら、ソフトウェアとハードウェアをどのようにデバッグして問題を解決するかを身に付けました。
• 例えば、システムエラーがあったら、マイクに関係する問題か、ソフトウェアに関係する問題か、など調べてシステムのミスを解決しました。

PR VIDEO