経験豊富な叔父がすすめる日本での電気電子工学の仕事
海外で働きたいと私が話したとき、世界中でバイオテクノロジー研究者として活躍してきた叔父は、「日本がいい」とすすめてくれました。韓国、日本、ドイツ、アメリカなど、さまざまな国で働いてきた叔父は、日本の技術の高さと電気電子工学分野の豊富な就職機会が、SRM大学で電気電子工学を学んでいる私にとって大きなチャンスになると教えてくれました。私はすぐに納得し、日本での就職を目指すことに決めました。幸いなことに、SRM大学には日本語クラスがあり、すぐに受講を始めました。
SRM大学を通じてFAST OFFER Internationalとの出会い
日本語クラスに申し込んだことで、大学からASIA to JAPANの「FAST OFFER International」プログラムを紹介されました。このプログラムに登録することで、日本語学習と就職活動がうまくつながりました。日本語がある程度話せるようになった頃、初めての面接の案内が届きました。とてもわくわくしましたが、これはまだ始まりにすぎませんでした。その後、日本での対面面接に選ばれ、さらに気持ちが高まりました。不安もありましたが、全力でがんばろうと決意しました。
2月、初めて日本を訪れ、「FAST OFFER International」が定期的に開催している就職イベントに参加しました。とても印象的な経験でした。面接に集中しつつも、日本の雰囲気を楽しむことができました。特に、東京の高層ビルや、日本人の礼儀正しさ、時間の正確さには感心しました。
失敗から学んだこと ― 日本での電気電子工学の仕事探し
最初の面接はとても難しく、うまく答えることができませんでした。しかし、FAST OFFERの担当者からアドバイスをもらいながら、何度も面接に挑戦し、毎回の経験から学びました。3回連続で不合格になったときには、アドバイザーからのフィードバックを丁寧に見直しました。
合計4回の面接チャンスがあり、最初の3回は不合格。でも4回目でついに内定をもらうことができました。内定の知らせを受けたときは、心から嬉しくて、すぐに家族や友人に報告しました。みんなが喜んでくれたことで、さらに特別な瞬間になりました。 あきらめずに挑戦し続けてよかったと、心から思います。むしろ、あの失敗があったからこそ、成長できたのだと思います。
成功の土台は「準備」
面接で成功するために大切なのは、落ち着いた心と十分な準備です。私は面接の前にしっかり準備したことで、自信を持って臨むことができました。この自信が、面接中にリラックスする力になりました。 準備をしっかりしたおかげで、正直に話すことができました。知らないことを聞かれたときも、無理に答えを作らず、「わかりません」と素直に言えました。誠実さと自信は、面接官にも良い印象を与えると実感しました。
日本の面接でも感じた「やさしさ」
思いがけず助けられたのは、面接官のやさしさでした。 ある面接では、面接官がインドを訪れたことがあると話してくれました。その言葉に驚き、そして安心しました。緊張がほぐれ、自然体で面接に臨むことができました。面接後、相手が自分に興味を持ってくれていたと感じて、とても嬉しくなりました。この体験は、大きな自信につながりました。
日本での電気電子工学の仕事に向けて
内定をもらっても、学びは続きます。日本語が上達すれば、仕事も生活もスムーズになります。大学での日本語学習に加え、入社前にはインドの日本語学校にも通う予定です。入社後は、会社に貢献しながら、自分の技術力も高めていきたいと考えています。最初は将来の進路に迷いがありましたが、今は会社の中で成長していきたいと思っています。5年後には、より深い専門知識を身につけ、一流の社員になりたいです。そして10年後には、自分が後輩たちを指導する立場になり、彼らの成長を支えられるようになりたいです。
振り返ると、多くの人の支えと、自分の努力があってここまで来られました。この経験を通じて、自分に自信が持てるようになりました。これからの日本での生活と仕事に、とてもわくわくしています。