大学院での日本文学研究から日本での環境保護へのキャリアへ
この物語の主人公は、子供の頃から日本の漫画やアニメに親しみ、日本語の面白さを感じ取っていた。大学で日本語を専攻し、さらに大学院で日本文学を深く学び、日本への興味を深めていった。日本での生活と就職を夢見て、2019年に初めて日本を訪れ、日本文化の違いに魅了された。大学の授業でFAST OFFER Internationalを知り、同プログラムを通じて日本での就職活動をサポートされた。様々な挑戦を乗り越え、ついには温室効果ガスの排出量を審査する会社に就職が決定し、環境保護に関する仕事に取り組むことになった。この物語は、日本語と日本文化への情熱が夢を実現させた一例であり、
続けることの大切さを教えてくれる。
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日本語の魅力に引かれて
小さい頃から漫画を読んだりアニメを見たりしてきたので、日本語に親しみを持っています。そして、大学の専攻として日本語を選びました。大学の授業は主に二種類あります。イタリア人の先生の授業と日本人の先生の授業です。イタリア人の先生の授業では、主に『みんなの日本語』という教科書を使い、単語、文法、漢字などを勉強しました。日本人の先生の授業では、主に日本語の会話をたくさん練習しました。おかげで、大学を卒業するまでに日本語をうまく話せるようになりました。
日本語と日本文学を深く学ぶために、私は大学院に進学しました。また、日本文学への興味から、原発を描いた文学作品に基づいて卒業論文を書きました。テーマは東日本大震災の影響で福島第一原子力発電所の爆発後子供を連れて避難した母親と放射能の汚染の問題についてです。日本の女性は母親としての姿が強かったことがかなり印象深かったです。
実は私は小さい頃から、言語が好きで、外国で留学したり働いたりしたいと思ってきました。大学で日本語を勉強し、日本語や日本文化の面白さを味わい、ますますそう考えるようになりました。院生の時、日本人の彼氏と知り合い、彼の帰国に伴い、私も日本で働きたくなりました。
日本での新たな生活
2019年、日本語学校に通うため、初めて日本に行きました。日本の食べ物はおいしくて、景色がきれいです。去年、彼氏のお姉さんの結婚式のため、再び日本に行きました。イタリアと大分違う日本文化に引きつけられました。イタリアでは、電車やバスの中で、乗客が大きな声で話すのが普通です。しかし、日本の電車では乗客が寝たり小説を読んだりしていつも静かです。その好い秩序に感動しました。今回の訪日は三回目です。彼氏の家族と一緒に住んでおり、楽しいです。やはり日本での生活が好きです。
夢を叶えるためのサポート
大学の日本語の授業で、ASIA to JAPANのスタッフが日本就職の説明会を行いました。それをきっかけに、FAST OFFER Internationalのことを知りました。一人の力で日本での就職チャンスを探して準備するのは大変な労力です。FAST OFFER Internationalが便利で、登録申請しました。それから、オンラインセッションを経て、会社からどんどん面接の招待をいただきました。初めての面接はイタリアの面接と大分違うので、準備できていない質問がたくさんあり、上手く答えられませんでした。例えば、10年後の自分の姿という質問があり、なかなか10年後の姿が想像できませんでした。
失敗に基づき、応募した会社の情報をしっかり調べたり日本人の彼氏と模擬面接を行ったりして次の面接の準備をしました。内定をいただいた時、うれしいと同時に、なかなか信じられませんでした。日本での就職機会をもらった学生はほとんど専門的な技術を持っている理系の学生です。そのため、長い間、私は自分のような文系の学生は日本で何かできることがあるか心配していました。まさに成功したことはーーうれしいです。
所属している会社は温室効果ガスの排出量を審査する会社です。入社したら、審査の資料を準備すること、会社に行って審査を行うこと、審査のレポートを書くことが主要な業務となります。関連する職務経験がなく、しかも日常で使われる言語が日本語となります。不安な点が沢山あります。それでも、環境保護に関する仕事に興味があり、楽しみにしています。
目標を達成するには続けることが大事
最初の時、日本での就職機会を見つけるのは難しいと言われました。確かに難しいですが、頑張ればきっとできます。私の就職経験から言うと、一番大事なのは、日本語力です。日本語をうまく話せないと、自分の考え方を伝えることはできません。それから、しっかり準備することが大事です。事前に面接のルールや会社の情報を調べてください。最後は、失敗しても、諦めないで、続けて面接に臨むことです。そうすれば、きっと日本での仕事を見つけられます!ぜひ頑張ってください。応援しています。