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MJIIT化学専攻生が日本でプロセス開発エンジニアに内定!多言語力と挑戦心が武器

内定先企業

鉛と超硬合金をリサイクルする企業。最新設備を備えた工場で高純度の再生鉛を生産し、環境にやさしい事業を展開する日経企業

化学工学を専攻する学生。大学では、Tetratostichococcus sp.P1の脂質生産に及ぼす窒素源と濃度の影響に関する研究をした。二つのインターンシップ経験があり、主に微細藻類の研究・抗酸化物質の同定・ラボ研究・作業場周辺の安全確保・化学実験などの知識を高めた。将来的にはプロセスエンジニアとして働きたいと考えている。

Profile

国籍・地域
マレーシア
大学
MJIIT Malaysia-Japan International Institute of Technology
学部
化学プロセス工学
最終学歴
学士

5 番目の言語との出会いが、日本でプロセス開発エンジニアになる運命を近づけた 

マレーシア生まれのインド系として、私はマレー系・華人系・インド系など多民族が共生する社会で育ちました。マレーシアで育つ多くの人が最低でも三つの言語を身につけますが、私はさらに一歩進み、英語・マレー語・中国語・タミル語の四言語を習得しました。中国語を学ぶために中華系小学校へ通った経験から、幼い頃から漢字に親しみ、日本語学習でも他のマレーシア人より優位に立てたのです。知らず知らずのうちに、日本でプロセス開発エンジニアになる道が敷かれていました。 

新しい言語がもたらす世界の広がりを実感していた私は、MJIIT 入学時に「もう一つ言語を学ぼう」と決意します。日本とマレーシアが共同設立した大学であり、子どもの頃からアニメが好きだったこともあって、次の言語が日本語であることはすぐに決まりました。日本式の工学教育を受けながら、必修の日本語授業三学期を楽しく履修しました。 

 

マルチリンガルでありながら就職先に日本を選んだ理由 

挑戦が好き 

自分を追い込む環境こそ成長の鍵だと考えています。英語圏で働くことは私にとって容易すぎるため、日本の文化と日本語で働くことを選びました。 

日本が好き 

昨年、三か月間の日本インターンシップで生活様式が気に入り、それ以来日本就職を真剣に考えるようになりました。 

 

3 か月間の日本インターンシップ体験 

2024 年 7 月~10 月、筑波大学で研究助手としてインターンを行いました。
専門は化学プロセス工学ですが、インターンでは生物学研究に挑戦。専門外のうえに技術用語を日本語で学ぶ難しさがありましたが、新しいことを学ぶのが好きな私には絶好の機会でした。 

また、日本で長期滞在するのは初めてで、特に和食と穏やかな生活に魅了されました。忙しいクアラルンプールとは対照的に、筑波の暮らしはとても穏やかで、日本での生活への不安がなくなりました。 

 

1 か月でプロセス開発エンジニアの内定を獲得 

インターン終了後の 2025 年 12 月、FAST OFFER International に登録して就職活動を開始しました。化学系向けの求人は少なく半信半疑でしたが、翌 1 月に一社から面接オファーを受けます。 

同社が FAST OFFER の面接に参加するのは初めてで、質問内容が読めず基本的な対策しかできず不安でしたが、オンライン二次面接では社長と副社長が終始親切で、無事内定を獲得。「運命的なマッチングだ」と感じました。マレーシアでは卒業後に就活を始めるのが一般的ですが、私は同級生より早く将来を確定でき、今は卒業に集中できる安心感があります。 

 

大阪本社への訪問―プロセス開発エンジニアとして働く場所を視察 

内定後、本社のある大阪を訪問し、極寒の冬を体験しました。社員は皆親切で、自分のスキルを活かせる職場だと確信。海外経験豊富で英語も堪能な社長が直々にサポートしてくださり、不安はほとんどありません。 

 

入社前に準備したいこと 

2026 年 1 月入社予定(日本では珍しい時期)。工場見学で多くの専門用語が飛び交い、技術用語の強化が必須だと痛感しました。また、関西の会社なので大阪弁も学びたいです。社員との食事でも大阪弁が多く、理解はできてもさらなる習得を目指しています。 

仕事以外でも日本で友人を増やし、充実した私生活を送りたい――社長からも「仕事だけでなく、ほかの楽しみも見つけてほしい」と言われ、ワークライフバランスを大切にする社風を感じました。学ぶべきことは山積みですが、挑戦こそ私の原動力です。 

 

日本でプロセス開発エンジニアとして働く目標 

私はプロセス開発エンジニアとして、プラントのプロセスを効率化し、環境問題の解決に貢献します。化学専攻出身のエンジニアは社内初とのことで、自分の知識で会社を前進させたいと考えています。 

最初は覚えることが多く大変でしょうが、ゆくゆくはチームリーダーに昇進し、社員約 120 名の会社をさらに大きく成長させる原動力になりたいと思っています。 

私はその会社で初めての化学専攻のエンジニアです。だから、自分の専門知識を活かして、会社の発展に役立ちたいと考えています。 

最初は大変なことも多いと思いますが、ゆくゆくはチームリーダーになりたいです。また、会社の規模はまだ約120人なので、会社の成長にも貢献したいと思っています。 

 

日本で働きたい学生へのメッセージ 

新しいチャレンジを怖がらないでください。いつも怖がっていたら、何も達成できません。自分の殻を破って、新しいことにチャレンジしてみましょう。 

私は、「すべての出来事には意味がある」と信じています。チャンスがあるのに行動しなければ、いつか後悔すると思います。私は後悔したくないので、「好きかどうかは別として、まずやってみよう!」という考え方をしています。たとえやってみて合わなかったとしても、自分の適性を知るきっかけになります。 

特に外国人にとって、新しい国で生活するのは不安が多いかもしれません。でも、その不安な気持ちのままだと、半年や1年で「やっぱり帰りたい」と思ってしまうかもしれません。 それは、ASIA to JAPANや、あなたをサポートしてくれた会社にとってもよくありません。だから、ネガティブな気持ちは捨てて、一歩前に進んでみてください。 

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インドネシア理系トップ校、バンドン工科大で航空宇宙工学を学ぶ修士生。卒業研究では、ABAQUSを用いた有限要素モデルを作成し、コンポジット材料の低速衝撃と衝撃後の圧縮について分析を行った。日本の進んだ技術環境で機械設計や開発の仕事を希望。

この記事では、日本でのものづくりやデザインの体験、日本語学習の旅、日本企業の内定獲得までのプロセス、そしてマレーシアでの経験が日本企業で活かされることについて語られています。さらに、失敗を乗り越え成功に至る重要性についても触れています。

プネ大学の修士課程でコンピューターサイエンスを学ぶ学生。友人が片手を怪我し、不自由そうに片手でコードをタイプする姿を見て、『障害を持った人が使いやすいシステムを作りたい』と思い至り、ボイスコマンドを用いたパイソンによるHTMLの修正の研究を行っている。日本語を学び始めて4年、会話において十分に意見交換ができるレベル。