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進撃の巨人がきっかけで日本就職を実現したミャンマー人学生の体験談

内定先企業

紙おむつや生理用ナプキンなどの使い捨て衛生用品製造機の大手メーカー。

ミャンマー出身で電気工学を専攻した学生は、日本のアニメをきっかけに日本で働くことを目指し、学業と両立しながら日本語を学んでJLPT N1を取得しました。就職活動ではAJMMCとFAST OFFER Internationalの支援を受けて面接対策やビジネス日本語を強化し、日本企業から電気設計エンジニアとしての内定。

Profile

国籍・地域
ミャンマー
大学
マンダレー工科大学
学部
電気学
最終学歴
学士

きっかけは「進撃の巨人」 

私は高校生の時から日本のアニメが好きで、日本に興味を持ちました。特に「進撃の巨人」が好きです。そこから「寄生獣」、「僕のヒーローアカデミア」、「Dr.STONE」など、さらに多くのアニメを見るようになりました。また、「将軍」や「アリス・イン・ボーダーランド」などの日本のドラマにも興味を持つようになりました。そうして、 「いつか日本に住んでみたい。働いてみたい。」という思いが芽生えました。 

日本での仕事や職場環境について調べると、日本の職場では改善や解決を重視する文化があるとわかりました。さらに、経験の無い学生にも研修制度を通して教育する環境も整っていると知りました。そこから、本格的に日本で働こうと思い、まずは日本語の勉強を始めました。 

大学4年生の頃、2019年の終わり頃から日本語の勉強を始めました。大学の授業を通じて、JLPT N5からN2レベルの日本語を学びました。その後、ミャンマーの日本語学校でN1レベルの日本語を学び、2024年7月にN1を取得しました。 大学の専攻である電気工学の勉強と並行しながら日本語の勉強を行っていたので、日本語を上達させるのは簡単ではありませんでした。特に、大学の最終学年の時はとても忙しかったです。私は、朝は日本語の勉強、昼は卒業論文の執筆、そして夜はまた日本語の勉強をする、というルーティンを作り、両者の両立を図っていました。 

そしてN1に合格した後、先輩からAJMMC(日本ミャンマー交流協会)の紹介を受けました。日本で働く多くのミャンマー人学生を輩出するAJMMCでは、ビジネス日本語や面接対策など、より日本での就職活動に必要な準備を行いました。 

  

短期間で充実した就職活動 

AJMMCの先生から紹介を受け、FAST OFFER Internationalに登録しました 

登録してすぐに日本企業との面接があり、短い期間での面接対策は大変でした。ですが、優しいメンターさんのおかげで乗り切ることができました。メンターさんは私が面接を受ける会社に関する書類を送ってくれました。また、私の興味関心がどの会社にマッチするかも教えてくれました。さらに、面接における、卒業研究の発表の仕方についても指導してくれました。私は最初、卒業研究の内容を日本語に翻訳して話していただけだったのですが、メンターさんが効果的に研究内容をアピールするコツを教えてくれました。このような的確なマンツーマンの指導によって、面接対策としてやるべきことが明確化し、効率的に準備を整えることができました。 

面接は全てオンラインで行われました。オンラインの面接を受ける際には、ネットワーク環境をきちんと整えることが重要です。実は私が初めて受けた面接の際、停電が起きてしまい、1分間面接が中断してしまったのです。そのため、面接官に悪い印象を与えてしまいました。特にミャンマーではよく停電が起こるので、ミャンマー人学生でオンライン面接を受ける方は、気を付けて下さい。私もこの経験を受けて、それ以降に受けた面接の前にはネットワーク環境を整えて、面接に臨みました。 

 

進撃の巨人が切り開いた日本でのキャリア 

進撃の巨人への情熱が、私が日本でのキャリアへと導いてくれたのは、感慨深いことです。日本での生活に向けて準備を進めている中で、自分の今までの道のりを振り返っています! 

私は日本の企業で電気設計エンジニアとして働く予定です。ミャンマー出身者として日本で生活する上で、私は文化の違いにびっくりすることがあるかもしれない、と予想しています。そのために、現在AJMMCでビジネスマナーを学びつつ、企業からの事前研修として技術用語を学ぶ日本語クラスにも参加しています。 

日本に行ったら、仕事だけでなく、山登りも楽しみにしています!日本にはたくさんの人気の山があります。象徴的な富士山、アクセスしやすい高尾山、美しい筑波山、神聖な火山の御嶽山、ジブリのような大山など、たくさんの山が私を待っています。日本のアニメや映画で見た多くの主人公達のように、私は新しい世界に勇敢に踏み出していきたいと思っています! 

 

日本で働きたいミャンマー人学生へのメッセージ 

日本語で会話する能力を向上させましょう。私の経験上、面接で大切なのは会話力です。たとえJLPTN2~N1に合格していたとしても、面接で必要なのは日本語で自分をアピールできる力がなければ、面接に受かることはできません。今ミャンマーの日本語学習者の間ではJLPTを受けようとしている人が多いですが、JLPTだけでなく、日本語を実際にどれだけ話せるのかを確認した方が良いと思います。JLPTには文法や読解、聴解のテストはありますが、会話レベルは問われないからです。日本人とコミュニケーションを取るには、結局会話が全てなので、会話力向上に尽力してください。 

もし新卒なら、自分が大学で何を勉強したのかを細かく準備しておいた方が良いと思います。特に卒業論文の発表に関しては、面接官に内容を教えるだけではなく、論文執筆中の苦労したポイントや、その困難をどのように乗り越えたのかを説明できるようにしておくことが重要です。 

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九州工業大学で修士から博士課程を取得したN1も持つマレーシア人。専門はニューラルネットワークを組み込みシステムに実装するためのField Programmable Gate Array(FPGA)の研究。日本語は来日してから勉強を始め、研究分野まで説明できるほど上達した優秀な学生です。現在ポスドクとして九州工業大学にてAI分野を研究中。

電子通信工学専攻で、JLPT-N2レベルを勉強中の理系インド人学生。卒業プロジェクトのタイトルは「ウェアラブルロボットのデータ取得とコントロールデザイニング」で、医療分野で使用される外骨格アームの開発に取り組んでいる。丈夫な制御設計のためのアーキテクチャ設計や、制御回路開発を担当する。やわらかい印象を持ち、相手の表情や気持ちを汲み取ってコミュニケーションができる方。

マレーシア出身の日本語ビジネスレベルで機械設計専攻の日系総合電機メーカーマレーシア法人で勤務する第二新卒。ODM工場の運営に携わっており、日本語、英語、中国語を使い開発計画調整に携わっています。卒業研究は、SolidWorks, ANSYS,MATLAB を使用し 二輪車の背圧に及ぼすエキゾーストマニホールドの漸進的収束と発散の効果の研究に取り組んだ。JLPT1級を取得し、現在も日本語を使った業務経験をしていることから多言語でのスムーズなコミュニケーションが期待できる。