神奈川電設株式会社

内定者との記念撮影

― 御社の外国籍人材採用の状況と参加理由について教えてください。

現時点で人材確保に切羽詰まっているという状況ではありませんが、建設業界全体を見れば外国籍人材を採用する企業は増えており、当社としても5年先、10年先を考えたときに、今のうちから取り組んでおく必要があると考え、今回のイベントに参加しました。

 

― 外国籍人材に関心を持ったきっかけは何だったのでしょうか。

同業他社の取り組みを聞いたことが大きかったです。

すでに外国籍人材を採用している会社の方から、単純な人手不足対策というだけではなく、「外国籍社員の仕事に取り組む姿勢が、日本人社員にも良い刺激になる」という話を聞きました。

例えば、日本で資格取得に向けて熱心に勉強し、その後現場を任されるまでに成長した社員の話も聞いています。

そうした姿勢が周囲の日本人社員にも刺激を与えるのであれば、外国籍人材の採用には単純な人員確保とは別の意味もあるのではないかと感じました。

また、少子高齢化が進む今後の日本を考えても、外国籍人材の採用については避けずに取り組む必要があると考えています。

 

― 採用に向けた意思決定はどのように進められましたか。

経営側からの働きかけはありましたが、突然決めたわけではありません。

以前から、特定技能人材の採用についても社内で検討を進めていました。会議でも、将来を見据えれば外国籍人材の採用にチャレンジする時期ではないかという話をしていました。

実際に受け入れる場合には、「どの部門であれば受け入れられるのか」「何名程度なら配置できるのか」といったことも社内で相談しながら進めています。

一人だけで受け入れると孤独を感じる可能性もあるため、複数名での受け入れについても検討してきました。

 

― 採用前に感じていた不安や懸念はありますか。

実際に始めてみなければ分からないことも多いと思っています。

面接した学生からは日本で働きたいという強い意欲を感じましたので、その意欲を入社後も失わないように、会社として支えていく必要があると考えています。

特に気になっているのは、仕事以外の時間です。

勤務時間中であれば会社としてサポートできますが、仕事が終わった後や休日など、日本での生活そのものについて、どこまで会社としてフォローすべきなのかは考えていく必要があります。

日本に来ること自体が初めてという方もいるため、本人たちとも話しながら対応していきたいです。

 

― FAST OFFER in KANAGAWAへの参加を決めた理由を教えてください。

神奈川県がバックアップしている取り組みであるということは、安心材料の一つでした。

外国籍人材の採用については、以前から別のサービスを利用して特定技能人材の採用も検討していました。その際も、現地での教育体制などを確認した上で信頼できるかどうかを重視していました。

今回は神奈川県の取り組みの中で実施されているという点もあり、一民間企業のサービスだけを利用する場合とはまた違った安心感がありました。

実際の面接の様子

― 実際に面接会へ参加してみて、運営はいかがでしたか。

事前の説明から当日の段取りまで丁寧に対応していただき、安心して参加できました。

学生を海外から日本に招いて実施するイベントなので仕方がない部分もありますが、面接から会社見学までスケジュールがかなり詰まっていたため、その点はもう少し余裕があっても良いのではないかとは感じました。

一方で、限られた期間の中でこれだけの面接機会を設けてもらえたこと自体はありがたかったです。

 

― 面接した学生について、印象に残ったことを教えてください。

当社について非常によく調べて面接に臨んでいることが印象的でした。

会社案内を渡してから面接まで1か月程度だったと思いますが、ホームページだけではなく、限られた情報の中からSNSなども調べてくれていました。

その準備の様子からも、就業意欲の高さを感じました。

私自身、実際に一日面接してみるまではどのようなものかと思っていましたが、終わってみると意外とあっという間でした。それだけ学生とのやり取りに集中できたのだと思います。

 

― 入社後の受け入れについて、どのように考えていますか。

外国から来た方が、日本で孤独を感じない環境をつくることは大切だと思っています。

最近は日本人社員同士でも、休日や勤務時間外に声をかけることに気を遣う時代ですが、外国から来た社員については、周囲の社員にも「出かける時などに声をかけられる機会があれば、ぜひ誘ってあげてほしい」と伝えたいと思っています。

もちろん、本人たちには、行きたければ参加すれば良いし、行きたくなければ断って構わないと伝えます。

無理に交流させるのではなく、「周囲が気にかけてくれている」「仲間がいる」と感じてもらえる環境をつくれればと思っています。

 

― 今後のグローバル人材採用について、どのように考えていますか。

まずは、今回入社する方々と一緒に働いてみるところからだと思っています。

一方で、少子高齢化が進む中、特に建設業では今後も人材確保が大きな課題になると考えています。

AIが発展し、さまざまな仕事が変わっていくと思いますが、建設業には現場ごとに異なる環境で、人が直接対応しなければならない仕事が数多く残ります。

そう考えると、今後は外国籍の方にも日本に来てもらい、一緒に仕事をしていくことは避けて通れないのではないでしょうか。

まずは今回の受け入れを経験し、そこで学んだことを生かしながら、少しずつ外国籍人材の採用を広げていきたいと考えています。