EN

23大学300名の日本人留学生を集客!2023年英国オンキャンパス説明会を開催しました

目次

株式会社ASIA to JAPANは、2023年1月から2月にかけてイギリスのトップ大学を回り日本人留学生に向けて就活セミナーと弊社サービス『FAST OFFER』の説明会を実施いたしました。

イギリスの大学へ留学した彼らは、世界中から集まる学生たちと切磋琢磨し自身の専攻はもちろん、語学力やコミュニケーション能力も身につけています。

この記事では下記の内容についてお伝えします。

  • イギリス現地で行ったセミナーの開催概要
  • 2023年参加いただいた学生の在籍大学
  • イギリスへ留学する日本人学生の就活動向

 

日本人留学生採用に興味のある企業さまは、ぜひお気軽にご相談ください!

 

オンキャンパスセミナーの開催概要

ASIA to JAPANはイギリスの大学に通う日本人留学生向けに、就活セミナーをイギリス現地で開催しました。

2023年イギリス訪問概要

  • 期間:1月24日(火) 〜 2月9日(木)
  • 訪問箇所:計14箇所
  • 参加大学:計23校

参加大学の詳細は、記事の後半でお伝えします。

 

セミナーの流れ

セミナーは2時間程度で開催、下記の流れで実施しました。

  1. 日本の就職活動の進め方
  2. 日本企業の会社説明
  3. 質疑応答

 

日本人留学生の集客人数

今回のセミナーでは合計300人ほどの日本人留学生と接点を持つことができました。

正規/交換の比率は、正規留学生:交換留学生=2:1ほど。

イギリスの大学は一般教養の授業がなく、学部は3年制、修士は1年制が一般的です。理系の場合は4年制、修士2年制の場合もあり、大学や専門によって異なります。

今回オンキャンパスセミナーに参加した学生の卒業年は2024年卒(2年生)が最も多く、そのほか2023年卒(3年生)やマスター生にも参加いただきました。

在イギリス日本人留学生の就活最新動向

2023年のオンキャンパスセミナーを終え現地でヒアリングした

  • 日本人留学生がどのように就活を行なっているのか?
  • どのような考えをもっているのか?

最新の動向をお伝えします。

日本企業についてどのように情報収集している?

海外大学に留学する日本人学生の就活における主要な情報源は、「海外大学生向け」の就活セミナーです。日本の学生が利用している就活エージェントの利用やOB/OG訪問を実施している日本人留学生は、大学によってはほとんどいない場合もあります。

ASIA to JAPAN開催のオンラインセミナーやオンキャンパスセミナーを通して、初めて日本就活のノウハウや日本の企業について知る学生も多い印象でした。

現在はネットでの情報を通して、海外大学生も日本就職について知るチャンスは十分あります。しかし、情報収集を始める「きっかけ」が日本の大学生に比べ少ないことが原因と推測しています。

日本の大学に在籍していれば、大学のキャリアセンターからセミナーのお知らせが届いたり同級生がリクルートスーツを着て就活に出かけたりと、自分が就活を始めるタイミングを認識しやすいです。

一方で、海外大学生はそのような外からの情報が少ないためセミナーという場が用意されないと、就活スタートのきっかけをつかみにくいようです。

日本人留学生の就活に対する不安は?

  • 日本企業の文化や働き方が海外生活経験がある海外大学生とマッチするか?
  • 日本企業は海外大学生に何を求めているのか?
  • 自分の専門性をキャリアに活かすことができるか?

多くの日本人留学生から、上記の質問がありました。

海外大学に留学するには家族のサポートや多額の留学資金が必要です。そのため海外大学に通うために投資したことや自分の努力に見合った就職後のキャリアが描けるかという点が重要なポイントです。

いつ就活をスタートする?

イギリスの大学では、9月から新学年が始まることが多いです。また4月上旬にはロンドンキャリアフォーラムという日本人留学生の就活で重要なイベントがあります。

新学期が落ち着いた2月頃から、ロンドンキャリアフォーラムに向けて日本の就活について情報収集を進める学生が多い印象です。ASIA to JAPANのオンキャンパスセミナーもロンドンキャリアフォーラム前の情報収集としてお役立ていただいています。

海外大学の日本人留学生に総合職は不人気?

日本企業の「総合職」採用について、海外大学の日本人留学生はあまりよい印象を抱いていません。今回のセミナーでは大学ランキング上位校の学生の多くが、総合職を懸念事項として挙げる印象でした。

海外大学は学費が高く、日本の大学生に比べ専門分野の研究に費やす時間も多いです。そのため彼らにとって専門性や海外大学出身というバックブラウンドが活かせる保証がないことは大きな不安要素になります。この考えは海外大学生の就活で大きなウェイトを占めていることも多く「総合職採用の企業は見ない」といった意見を持つ学生もいるほどでした。

優秀な海外代出身学生の採用を目指す日本企業は、採用のポジションを工夫して提示する必要があるでしょう。

日本人留学生採用に興味のある企業さまは、ぜひお気軽にご相談ください!

2023年にオンキャンパス説明会参加大学一覧

 

名称 地域
大学種別
有名な学部
学生数
QSランキング 特徴
1 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン
University College London
(UCL)
ロンドン 経済学・哲学 8位 ・11の学部を有する総合大学であるがどの分野においても満遍なく高いレベル
・ロンドン大学を構成するカレッジの中で最大であり、最古のカレッジ
・伊藤博文や夏目漱石、小泉純一郎元首相の留学先としても知られる
国立大学 4万人
2 キングス・カレッジ・ロンドン
King’s College London
(KCL)
ロンドン 医学・社会科学・人文科学・生命科学 37位 ・ロンドン大学のなかでも大規模なカレッジ
・イギリスの政治・経済の中心にほど近い場所にキャンパスがあり、多くの分野で第一線の環境で学ぶことが出来る
国立大学 3万人
3 インペリアル・カレッジ・ロンドン
Imperial College London
ロンドン 医学部、工学部、理学部 6位 ・2007年にロンドン大学から独立。研究職が強い大学として有名
・本部はサウス・ケンジントンキャンパスに置かれており、ビクトリア女王の即位50周年を記念して建てられたクィーンズタワーがある
国立大学 1万人
4 東洋アフリカ研究学院
SOAS University of London
ロンドン 開発学、社会学、人類学、政治学、歴史学 443位 ・アジア、アフリカ、中近東に関連する研究で有名な大学で、卒業後のキャリアは国際機関の職員など。
・留学生比率も高水準で、インターナショナルな学習環境が整っている。
公立大学 6000人
5 オックスフォードブルックス大学
Oxford Brookes University
オックスフォード 建築学、アート、看護学 438位 ・オックスフォード大学と同じくオックスフォードに位置する大学。オックスフォード大学とは関連性はない。
国立大学 1万7千人
6 リーズ大学
University of Leeds
リーズ 電気・電子工学・ビジネス・環境学・数学・コンピュータ 86位 ・ラッセルグループの創立メンバー大学
・日本語専攻があるため日本留学の希望者が多く、日本の大学と多数協定を締結している
国立大学 3万人
7 ヨーク大学
University of York
ヘスリントン
(ヨーク市郊外)
ビジネス・経営学・TESOL・経済学・生物学・心理学 139位(THE 2023) ・9つのカレッジからなる
・ヘルスセンターやチャイルドケアセンターが完備されているなど、学生へのサポートが充実
国立大学 1万4千人
8 マンチェスター大学
The University of Manchester
マンチェスター 生物医学健康学部・理工学部・人文科学部 28位 ・マンチェスター大学学生組合(University of Manchester Students’ Union)は会員数4万人を超えるイギリスで最大の学生組合
・UNESCO世界遺産のジョドレルバンク天文台を保有
国立大学 2万6千人
9 シェフィールド大学
The University of Sheffield
シェフィールド 経営学、マテリアルサイエンス工学、建築学、機械工学、政治学、コンピュータサイエンス 96位 ・1897年に3つの教育機関の合併で設立し、1905年に現在の大学名になった
・学生の満足度も高く、ラッセルグループの中でも上位に入る
国立大学 2万5千人
10 ランカスター大学
Lancaster University
ランカシャー 経済学、経営学、言語学、社会学、ビジネス、心理学、社会福祉 122位(THE 2023) ・イギリス内では15位だと言われている。
・学士過程8つ、修士課程1つの計9校のカレッジからなり、カレッジには学生寮、カフェテリア、スポーツセンター、スーパー、銀行、郵便局、クリニック、歯科などが揃う
・プレートガラス大学(近代的な板ガラスや鉄鋼を用いた建築様式の大学群)と呼ばれる1校
国立大学 1万2000人程度
11 ウォーリック大学
University of Warwick
コヴェントリー郊外 経済学、クリエイティブライティング学、数学、統計学、物理学、財務会計学、経営マネジメント学 64位 ・メインキャンパスの中央には「ウォーリック芸術センター」というイギリス最大級の規模を誇る文化施設がある
国立大学 1万6千人
12 バーミンガム大学
University of Birmingham
バーミンガム アメリカ研究・クリエイティブライティング学・社会政策学・ソーシャルワーク学・物理天文学・理学療法学 91位 ・国際関係や応用言語学など多くの分野でその研究成果が高く評価されている。日本人留学生も比較的多い
国立大学 2万3千人
13 オックスフォード大学
University of Oxford
オックスフォード 哲学・政治・経済学 1位(THE 2023) ・39ものカレッジがあり、学生寮、ダイニング、図書館、ジム、バー、カフェなどが設されている
国立大学 1万2千人
14 ケンブリッジ大学
University of Cambridge
ケンブリッジ 経済学・政治・心理・社会学・コンピュータサイエンス 3位 ・32のカレッジから成るカレッジ制
国立大学 1万2千人
15 イーストアングリア大学
University of East Anglia
(UEA)
ノリッジ 社会福祉、アメリカ研究、国際開発学、環境学、薬学 289位 ・広大なキャンパスで、国内最大級のスポーツ施設や文化施設がある
・世界的に評価される研究機関でもあり、環境科学、国際開発学、クリエイティブ・ライティングの分野では教育の先駆者的存在
国立大学 1万5000人
16 エセックス大学
University of Essex
コルチェスター 社会科学、法学、政治学、経済学 301-350位(THE 2023) ・メインキャンパスは、イギリスで最も歴史的な街であるコルチェスターの中心部にほど近い緑美しいキャンパス
・100以上の国籍の学生が通う国際的で活気のある大学
国立大学 1万5000人
17 ブリストル大学
University of Bristol
ブリストル 獣医科学・地球科学/地理学/地質学・機械工学/航空宇宙工学/土木工学・哲学 61位 ・英国の南西部にある人口50万人の大都市に位置する
国立大学 2万人
18 エクセター大学
University of Exeter
エクセター 考古学、教育学、ドイツ語、政治学、心理学、神学、生物科学、ビジネス、経営学、ドラマ学、ダンス、映画学、経済学、数学と統計学、物理学 137位(THE 2023) ・メインキャンパスであるストリーサム・キャンパスは、英国で最もうつくしいキャンパスといわれ、エクセター市街を見下ろす緑豊かな丘の上に位置し、キャンパス内には自然公園、彫刻の路、植物園、図書館、コンピュータルーム、大劇場、シアター、スポーツ施設など充実した環境
国立大学 2万人
19 サセックス大学
University of Sussex
ブライトン 開発学、人類学、英語英文学、政治学、地理学、社会学 240位 ・ファルマーの国立公園である「サウスダウンズ国立公園」内にある美しい緑に溢れたキャンパス
国立大学 1万4000人
20 エディンバラ大学
The University of Edinburgh
エディンバラ
(スコットランド)
獣医学・言語学 16位 ・1583年に設立された英国に7つある「古代大学」のうちの一つ
・自然科学者ダーウィンが通っていたことでも有名
国立大学 4万5千人
21 コヴェントリー大学
Coventry University
コヴェントリー エンジニアリング(工学)、経営学 651〜700位 ・留学生比率が高く、インターナショナルな大学として知られている。
国立大学 3万人
22 ノッティンガム大学
University of Nottingham
ノッティンガム 歴史学、心理学、経済学 114位 ・国際的な研究ネットワークを持っており、研究に力を入れている大学。
国立大学 3万人
23 ゴールドスミス・カレッジ
Goldsmiths, University of London
ロンドン メディア、人文科学、デザイン 511位 ・University of London系列の大学。
国立大学 1万人

※世界大学ランキングは、QS世界大学ランキング2023のランキングまたはTime Higher Education(THE)2023を記載

(関連リンク)
QS World University Rankings 2023: Top Global Universities | Top Universities
World University Rankings 2023 | Times Higher Education (THE)

 

日本人留学生採用に興味のある企業さまは、ぜひお気軽にご相談ください!

この記事をシェアする!