シンガポールで世界的に評価が高い大学は、シンガポール国立大学(NUS)と南洋理工大学(NTU)です。QS世界大学ランキング2027ではNUSが10位、NTUが12位と、どちらも世界トップ15に入りました。本記事では、シンガポールの大学進学の仕組みと、最新の大学ランキングを紹介します。
※2026年10月に最新のデータに更新しました。
今回は、シンガポールの大学ランキングを中心に、大学進学や学生にとって人気の大学について解説します。
【シンガポール学生の大学進学】
シンガポールには、国立大学が6校、ポリテクニック(短期大学)が5校、美術系の大学が2校、その他に海外の大学のキャンパスが数校あります。シンガポール教育省によると、2008年に小学校に入学した世代では、42%が24歳までに公立大学の学位課程に進んでいます(10年前の世代は28%)。日本の大学進学率58.6%(2025年度)と比べると低いものの、上昇が続いています。25歳以上の住民の割合で見てみると、10人中6人近くが中等教育以上の資格、卒業証書、専門資格、または大学レベルの資格を保有していることがわかっています。
公立大学と私立大学の入学要件は、進学後の学科についていく能力があるか否かを評価する点で異なります。公立大学や地方大学は、入学希望者を募集する際に総合的な方法を採用し、中等教育の経歴、試験結果、課外活動、性格、および学校の要件を反映するその他の重要な点を考慮します。一方、私立大学は入学者に対して厳しい基準を設けています。ほとんどの私立大学では、学士プログラムの資格を得るために、IELTSまたはGCEの「A」レベルのパスに5.5~6.0(またはそれ以上) のバンドスコアが必要になります。
上記にもあるように、大学に入学する際とても重要とされているのが「英語力」です。すべての授業が英語で進められるため、中学から高校に進学するには「O (Ordinary)レベル」を、高校から大学に進学するには「A (Advance)レベル」(一般教育修了上級レベル)という試験を受け、合格することが必須条件となります。このAレベルを合格した人のみに、国立大学へ進学をする権利が与えられます。しかし、公立大学に進学できるのは同世代の4割ほどです。そのためシンガポールの学生は、国内での進学を諦め海外の大学へ留学するケースが多くなっています。
【シンガポールの大学ランキング表】
世界大学ランキングの「QS World University Rankings 2027」と「THE World University Rankings 2027」をもとに、シンガポールの主要大学の順位をまとめました。
■シンガポールの主要大学のQS世界大学ランキング・THE世界大学ランキング順位
| 名称 | name | QS World University Rankings 2027 | THE World University Rankings 2027 |
| シンガポール国立大学 | National University of Singapore | 10 | 15 |
| 南洋理工大学 | Nanyang Technological University | 12 | 28 |
| シンガポール工科・デザイン大学 | Singapore University of Technology and Design | 266 | – |
| シンガポール・マネージメント大学 | Singapore Management University | 411(同率) | – |
※THE World University Rankings 2027は、シンガポール国立大学と南洋理工大学の順位のみ掲載しています。
よくある質問
Q. シンガポールの大学進学の条件は何ですか?
A. 高校卒業時に「Aレベル」という試験に合格することが、国立大学に進学する条件になります。授業はすべて英語で行われるため、英語力も重視されます。
Q. シンガポールの大学進学率はどのくらいですか?
A. 教育省によると、2008年に小学校に入学した世代では、42%が24歳までに公立大学の学位課程に進んでいます。10年前の世代の28%から上がっています。
Q. シンガポールで評価が高い大学はどこですか?
A. シンガポール国立大学(NUS)と南洋理工大学(NTU)です。QS世界大学ランキング2027ではNUSが10位、NTUが12位、THE世界大学ランキング2027ではNUSが15位、NTUが28位でした。
Q. シンガポールの学生は日本での就職に関心がありますか?
A. ASIA to JAPANがNUSとNTUの学生に無料の日本語研修を行った際も、日本の文化やコンテンツに加え、日本に住み働くことに関心を持つ学生が多く参加していました。
【まとめ】
最新の世界大学ランキングでも、シンガポール国立大学と南洋理工大学はQS・THEの両方で世界トップ30に入っており、世界トップレベルの教育を受けられることがわかります。実際にシンガポールの国立大学に進学を求める外国人も多く、今では留学の条件も厳しくなってきています。
ASIA to JAPANでは、これまでにシンガポール国立大学や南洋理工大学の学生を対象に無料の日本語研修を提供してきた経緯があります。授業に参加をする学生の多くが、日本の文化やコンテンツに興味をもつと同時に、日本に住み働くことにも関心をもって授業に望んでいます。シンガポールの学生事情に関する質問などございましたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。
【参考資料】
QS World University Rankings 2027 | Top Universities