【ダウンロード資料あり】外国人社員の日本語力アップのためにできること|外国人学生採用担当者向け
外国人材を採用するとき、多くの企業様が懸念されるのが外国人社員の「日本語力」です。入社してからの業務において言語の壁をどのように乗り越えれば良いのか、不安の声をよく聞きます。
本記事では、外国人内定者の日本語力を入社までの短い期間で確実に伸ばす方法をご紹介しています。日本語研修を受けた内定者の日本語力の変化など、具体例を用いたさらなる詳細は、以下のダウンロード資料よりご覧いただけます。
外国人社員の日本語力アップのためにできること
■外国人内定者の日本語力を短期間で確実に伸ばすポイント6選
外国人内定者の日本語力を短期間で日常会話レベルからビジネスレベルに伸ばすポイント6選をご紹介します。
【ポイント1 】日本語は、話す相手によって話し方が変わる
近しい同期に敬語を使う、上司にカジュアルすぎる話し方する、などのケースがあります。日本語は、上司、同期、お客様など、相手によって話し方が違うことを本人に理解してもらうことが重要。アンテナが立てば話し方の違いに意識が向き、グッと上達します。全方位に使えるからと敬語を使いがちですが、それでは距離が縮まらず友だちができづらいということもあります。日本社会に馴染み、早期離職防止の観点からも重要なポイントです。
[例]お手洗いに行ってもいいですか?
友だちに対して⇒ 「ちょっとお手洗いに行ってくるね」
上司・お客様に対して⇒「お手洗いに行ってもいいですか?」「お手洗いをお借りしてもよろしいでしょうか?」
【ポイント2 】失敗したときの対処法を教える
外国語は事実をそのまま言う場合が多く、日本人が聞くとストレートすぎる言い方をしてしまう外国人は少なくありません。「まだ勉強中で、ストレートに言ってしまうことがあるので、失礼があったら申し訳ありません」と事前に言う癖をつけると本人が日本語を話す時に安心感を持って話すことができます。
[例]両親が学費を払った、ということを伝えるとき
日本人⇒「学費は両親が払ってくれました」
外国人⇒「両親が払いました」→ストレートに伝える傾向が強い。
【ポイント3 】感じの良い聞き方を身につける
コミュニケーションを完璧にできない分を補うために、感じの良い聞き方を身につけることが日本語上達の秘訣です。大きく頷きながらよく聞くのが基本です。特にオンラインミーティングなどの場合はそういった聞き方を心がけるだけで好印象を与えられます。明るい声と表情、おうむ返しが特にオススメです。感じの良い接し方をすることで褒められる回数も増え、早い上達に繋がります。
【ポイント4 】報連相を覚える
入社前の報連相の練習は重要です。特に勉強中の日本語を使って簡潔に意図を伝えるのは難しいため、本題に入る前に「報告です」「連絡です」と目的を伝える癖をつけましょう。そうすることでスムーズなコミュニケーションが可能になり、それが積み重なることで自信につながります。
【ポイント5 】現場で使えるフレーズ
「お世話になっております」「本日はご提案にまいりました」など現場でそのまま使えるフレーズを中心に発音練習をしましょう。いきなり長いフレーズを覚えるのではなく「いいですね」「嬉しいです」などの短いフレーズからはじめ、実生活の場面で使えるようになってから徐々に長いセンテンスにしていくと学習がスムーズに進みます。
[例] 現場で使えるフレーズ
さまざまな場面で使えるもの→「大変申し訳ございません」「後ほどご連絡させていただきます」「今後ともどうぞよろしくお願いいたします」
お客様とのやり取りで使えるもの→「[資料・情報など]をお送りいただいてもよろしいでしょうか?」「[決定・確認など]をいただいてもよろしいでしょうか?」
【ポイント6 】発言の型をつくる
「私は〇〇にポイントを絞って見解を述べたいと思います」「本日の反省点は2点です。1点目〜〜です。2点目は〜〜です」など様々なシーンに合わせた発言の型を覚えましょう。そうすることで自信に繋がり上達が早まります。勉強したての外国人の日本語は棒読みで嘘っぽく聞こえがちですが発言の型を持っておくことで自分の言葉で話しやすくなりより自然に話すことができるようになります。
[例]
自分の意見を述べるとき⇒ 「この資料を読み、○つのポイントについて、自分の考えを述べたいと思います」「以上が、私の考えです。ありがとうございました」
上司への日報⇒「本日の反省点は○点です。1点目は〜。2点目は〜です。」「今後は○○○○○を意識していきます」
■詳細はダウンロード
本記事では外国人内定者の日本語力を短期間で確実に伸ばすために重要なポイントについて解説しました。内定者自身が入社までの期間、自主的に継続して日本語学習を行うことももちろん大切ですが、それだけではカバーしきれない部分があるのも事実です。例えば、日本独自のビジネス文化やマナー、場に応じた言葉の使い分けなどは、独学で学ぶには限界があります。
入社前に学生の日本語レベルに応じた研修を取り入れることで、入社までの期間に日本語の基礎力を伸ばすことだけでなく日本独自のビジネス文化やマナーについての理解も深めておくことができます。実践に役立つ日本語学習を入社前にしておくことでスムーズに職場に馴染むことができ、より早く業務で力を発揮できるようになります。
「日本語研修のレベル分けはどのようにされているのか」
「日本語研修の導入は本当に学生の日本語力向上につながるのか」
「研修終了時点で、どの程度まで話せるようになっているのか」
などについて、実際に日本語研修に参加していた学生のモニタリング結果をもとに、以下ダウンロード資料にて徹底解説しております。ぜひご覧ください。
外国人社員の日本語力アップのためにできること
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