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【ダウンロード資料あり】外国人学生の日本語レベル|外国人学生採用担当者向け

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【ダウンロード資料あり】海外大に在籍する外国人学生の日本語レベル|外国人学生採用担当者向け

外国人材の日本企業での就労において、重要なのが「日本語での会話力」です。採用面接では、学生の日本語レベルや伸びしろを見極める必要があります。JLPT(日本語能力検定)は一般的に指標とされますが、日本語の聴解力・読解力・文法や漢字等言語知識の計測にとどまり、会話能力を測るテストではありません。また、理系職種よりも文系職種の方が高い日本語運用能力が求められることも考慮すべきです。そこで、弊社では職種ごとに分けて、日本語の会話力を基準に外国人材の日本語運用能力を評価しています。

本記事では外国人学生を採用する際の面接においてご活用頂ける日本語能力検定に関する注意点や弊社が使用している外国人材の日本語レベルを測る指標についてご紹介します。外国人材の日本語レベルに関する知識、入社前にさらに日本語力アップを目指せる日本語研修などについての詳細は、以下のダウンロード資料よりご覧いただけます。

海外大生の日本語レベルについて

■そもそもJLPT(日本語能力試験)とは?

日本語能力試験(JLPT: Japanese-Language Proficiency Test)とは、

日本語を母語としない人の日本語レベルを測定するための試験です。

毎年7月と12月の年2回開催されており、課題遂行のための言語コミュニケーション能力を測定することが目的とされています。

日本語の文字・語彙・文法についての知識があるだけではなく、

それらを利用していかにコミュニケーション上の課題を遂行できるかという点を重視しています。

■JLPTは万能ではない

話す・書く能力に関しては測れていない

日本語能力試験は、どのレベルにおいても、言語知識(文字・語彙・文法)・読解・聴解に分かれており、全てマークシート形式で実施されます。

つまり「読む」「聞く」といった行動に関しての能力を測る試験です。

規模の大きい試験のため、マークシート形式で行われ、「話す」「書く」についての能力は測りません。

よって、N1を保持しているからといって流暢に日本語を話せたり、文章を作成できたりするとは限らないことを念頭に置いておくといいでしょう。採用時にギャップが生じないように、この点については注意していただく必要があります。

受験は年2回のみで、試験の3-4か月前には申込をしないといけない

例えば7月実施の試験の場合は、2月上旬からエントリーが始まり、3月下旬~4月中旬には受験料の支払いを完了していなければなりません。

そのため、採用の面接時には「資格はもっていないけれど、日本語を学習中/話すことができる」という学生が一定数存在します。

外国人材の出身国で合格難易度が異なる

JLPTは日本語が分からなくても漢字さえ知っていれば点数が取れてしまう面があり、漢字圏である東アジア出身者は比較的取得が容易です。

そのため、例えば同じN3であっても、東アジア出身者とその他地域出身者で取得難易度は別物であることを企業は認識しておきたいポイントです。

対策としては、外国人材採用と一括りにするのではなく、出身国を漢字圏とそれ以外に分け、それぞれで日本語要件を変えることを推奨しています。

■職種別に日本語運用力を評価する

JLPTは必ずしも「日本語の会話力」を測ることができるものではないこと、理系職種よりも文系職種の方が高い日本語運用能力が求められることなどを考慮して、弊社では職種ごとに分けて日本語の会話力を基準に外国人材の日本語運用能力を評価しています。

学生の日本語運用能力評価で大切なのは以下のポイントです。

  • 文系学生「高い日本語運用能力(特に会話力)とコミュニケーション能力​」
  • 理系学生「日常的なやりとりには困らず、意思疎通がはかれる程度の日本語力」

この2つのポイントを意識しつつ、弊社では学生の日本語運用能力を日本語力A〜Eという指標で評価しています。

採用面接時点での日本語の会話力は外国人採用において最も重視されがちなポイントですが、日本語力が初めから高く、日本語力Aに該当するような学生は文系、理系共に採用競合が多く採用が難しい層であることが多いです。採用面接時点での日本語能力に囚われすぎず、元々持っているコミュニケーションスキルなどから、入社までの期間における日本語力の伸びしろなども考慮して面接を行うことで母数を大幅に増やし、優秀な学生を獲得することが可能になります。

■詳細はダウンロード

本記事ではJLPTを指標として用いる際の注意点や弊社が使用している職種別の日本語能力の評価基準などを簡単に紹介させていただきました。

採用が決まった後から入社までの期間については、「日本語研修」を実施することで大幅に伸ばすことが可能です。基本的なビジネスマナーや日本企業の文化なども同時に学ぶことができ、入社後の活躍に繋がります。採用面接時における外国人学生の日本語力の見極め方、入社前までの日本語研修についてのさらなる詳細は以下ダウンロード資料よりご覧いただけます。

海外大生の日本語レベルについて

ASIA to JAPANでは、アジアを中心としたトップクラスの大学で学ぶ外国人学生と、日本企業が採用面接を行う「面接イベント」を開催しております。ご興味がある企業様は是非ご相談下さい。また、外国人材に関して気になることがあれば、気兼ねなくASIA to JAPANへお問い合わせください。

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