新卒採用で「外国語が堪能でグローバルに活躍できる人材を確保したい」と考えるとき、まず思いつくのが国内の外国人留学生を採用することです。
国内留学生は日本語が話せ、文化的にも日本に馴染んでいるので、きっと自社でも活躍できるはず。
このように考え、多くの日本企業が留学生採用に乗り出します。
しかしコロナ禍の影響を受け国内の留学生数は減少。
- 国内留学生の母数は減っているが採用したい企業は増えている
- 入国の遅れや外出自粛の影響により日本語能力が全体的に落ちている
このような背景から今後、数年間の留学生採用は厳しい状況となる見込みです。
本記事では、国内の留学生採用について現状を整理し、留学生につぐ選択肢として「日本での就職意思をもつ」海外大学生の採用についてご紹介します。
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コロナ禍で国内の留学生数が減少

コロナ禍で全世界で人の移動が制限されました。留学生も例外ではなく、出入国在留管理庁の発表によると2021年は留学資格での新規入国者数が、2019年と比べ約9割減少しています。
2020年と2021年は国内に入国した留学生数が例年に比べ大幅に減っています。この年から来日予定だった留学生は入国が遅れ、オンラインで授業が進められました。日本語を話す機会と期間が減っていることから、留学生全体の日本語能力が例年よりも落ちると推測できます。
具体的には下記に該当する留学生に日本語能力の影響が出ると考えられます。
- 2022年、2023年卒の大学院生
- 2024年、2025年卒の大学生
2022年から2025年にかけて、コロナ禍以前と同レベルの留学生採用は難しくなる見込みです。一方で、企業のグローバル人材ニーズやダイバーシティ推進は進み、日本語が話せる外国人人材の需要は加速。国内での留学生採用は激化していくと予測しています。
国内留学生採用のメリット
- 日本の文化を知っているので入社時のギャップが少ない
- 日本人と同じ採用方法で対応可能
留学生を採用する最大のメリットは、日本で数年生活をしてきたため日本文化にすでに馴染んでいるという点です。
採用方法に関して、日本人学生と同じ就活スケジュールと採用ルートで進めることが可能。採用へ乗り出すハードルが低い点も企業にとってメリットです。
国内留学生採用のデメリット
- 内定辞退が多い
- 同じような人材の母集団形成がしづらい
- ハングリー精神に欠ける
国内の留学生採用は、そもそも日本で働くことを希望する留学生の母数が少ないことが課題です。
優秀な学生にオファーが集中するため内定辞退が多く発生します。また同じような母集団を形成しづらいため、採用の見通しを立てることが困難です。
国内の留学生は日本語を話せる?
国内留学生なら日本語が話せるとの前提で採用を進めるのは注意が必要です。日本の大学に通っていても、生活やビジネスで必要な日本語能力があるとは限りません。
次のような環境で留学していた場合、日本で数年過ごしても日本語をほとんど話すことができない留学生もいます。
- 英語オンリーで授業が行われる大学(イングリッシュ・トラック)
- 留学中は留学生同士での交流がほとんど
国内留学生につぐ選択肢「海外大学生」採用
留学生だけでは採用の母集団が小さいですが、海外に目を向けると「日本に住んでみたい、働いてみたい」と考える海外大学生が多くいます。
ASIA to JAPANが提供する海外大学生採用サービスFAST OFFERでは日本での就業意思があるアジアトップ大学の学生の採用が可能です。
企業様はグローバルに活躍できる学生たちをWeb上で横並びで選考し、面接に進むことができます。面接は学生を日本に招き開催しているため、国内で海外大学生採用が完結。これまで150社以上の企業様にご利用いただいています。
海外大学生採用のメリット
- 内定辞退が少ない
- アジア各国のトップ人材を採用できる
- 同じような人材の母集団形成がしやすい
海外では日本のような新卒採用の仕組みがないため、実務経験がない新卒の学生は仕事に就くことが困難。そのため、国内留学生に比べ内定辞退が少ないことが特徴です。
留学生採用から海外大学生の採用へ選択肢を広げることで、留学生採用のデメリットを克服し採用効率を格段にアップできます。
海外大学生採用のデメリット
- 入国に規制がある
- 面接設定や入社まで手間がかかる
- 日本に馴染めるか心配
海外大学からの採用となると、内定後に学生が来日するため各種手続きや日本語学習、文化的なサポートなどが必要です。企業様のお声を受け、ASIA to JAPANでは受け入れサポートや日本語学習までお手伝いしていますのでご安心ください。
「海外大学」を視野に入れるとグローバル人材の採用成功率がアップ
ASIA to JAPANは国内の留学生採用につぐ、グローバル人材獲得のルートとして海外大学の採用をサポートします。
海外トップ大学出身の学生とマッチングできるため、日本で探すのが難しいマルチリンガルや理系女性などハイスペックな人材に出会うことも可能です。
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