プネ大学から日本へ: 日本技術への畏敬の念が日本語学習のきっかけに
私は幼い頃、よくおもちゃをいじっていました。私はいつも機械とその仕組みに魅了されていました。おもちゃを開けてはよく壊し、部品がどのように組み合わさっているのか不思議に思ったものでした。一度だけ、リモコンで動かせる車のおもちゃが動かなくなったことがあり、それを直そうと開けてみたことがありました。車は直せなかったが、モーターを取り出して、それを使って水の中を泳ぐサメのおもちゃを作ったのでした。
技術いじりに熱中した私は、プネ大学で機械工学の学士号を取得しました。その頃、日本企業で通訳として働いていた叔母が、私にあるアイデアを教えてくれました。叔母は、日本人がいかに勤勉で、細部にまでこだわるかを教えてくれました。そして彼女は、いつか日本で働くことを私に勧めてくれたのでした。
それにより、私は日本についてよく考えを巡らせるようになったのでした。そして日本の技術がいかに顧客志向であるかに気づかされました。彼らはいつも驚くほど思慮深く、インパクトのあるテクノロジーを作っています。自動駐車の椅子や紙のリサイクル機から使い捨ての食品包装に至るまで、日本人は常に革新的です。 日本ではプリンの容器でさえハイテクなのです。プリンのプラスチック容器の底にはとある仕掛けがあり、プリンを簡単かつスムーズに容器から取り出すことができます。日本はスケールの大きいことでさえも成し遂げています。私が日本について調べていて最初に読んだ記事は、折り紙にヒントを得て、スペースを節約するために折りたたみ、人間工学に基づき優雅に広がる衛星の翼を作ったというものでした。
そのため、大学3年生のときに日本語を勉強するチャンスが来たとき、申し込むのは自然なことだと思ったのです。とにかく、いつか日本で働くにしても、日本語を学べば、インドに本社を置く日系企業への就職もあるだろうと思ったのです。この日本語クラスに入ったことで、私もFAST OFFER Internationalの一員になったのです。
2022年、日本語を修得する:アニメ好きが日本でのキャリアにつながった理由
最初はアルファベット(ひらがな、カタカナ、漢字)を覚えなければならなかったので、日本語を学ぶのは大変でしたが、堅実に上達する方法を見つけました。
- 定期的に勉強し、練習しました。毎日少なくとも1時間は勉強しました。努力に近道はないのです。
- 私にはモチベーションを保つための短期的な目標がありました:アニメを字幕なしで見たかったんです!この目標は私を鼓舞してくれ、大変役に立ちました。
- 私は日本のメディアを視聴するのが好きでした。アニメやJドラマを見ることは、私のリスニング能力の向上に大きな役割を果たしました。教科書に頼りすぎると、日本人の話すスピードに圧倒されてしまいますからね。
- 私は興味深い日本語の講義を受けました。先生たちはビデオやクイズ、競争などを使って、私を飽きさせないようにしてくれました。
インド人であることがどのように私の日本語学習を容易にしたか: ユニークな言語的優位性
ヒンディー語とマラーティー語を話せるインド人として、日本語を学ぶのは簡単ったた。私が知っているこれらの現地語は、日本語と95%似たような文法を使っているのでした。そのためある意味、語彙を増やし、すでに慣れ親しんだ文型に当てはめるだけの問題だったのです。文法は楽勝でした!
2023 日本語N3取得: 日本で技術職を目指す鍵
日本語が上達すると、自分に課していた制限が崩れ去りました。N3レベルの日本語が話せるようになると、日本が手の届くところにあるのに、なぜインドで働くことを目標にするのかと疑問に思うようになったのです。かつては遠い空想のように思えたことが、現実の可能性となりました。日本は、自分が誇れるクールで便利な機械を発明するという究極の夢を実現するための完璧なキャリアだったのです。突然、高みを目指すことを止めるものは何もなくなりました。
そして日本での就職を目指す決意を固め、私はさらに努力を重ねたのでした。
2024年、日本でのキャリアをスタート: 就活における自己PRビデオの威力
FAST OFFER Internationalを通して日本での就職活動をする際、最初のステップのひとつが、1分間の自己紹介ビデオを提出することです。私の日本語のクラスもFAST OFFER Internationalのクラスだったので、すでにビデオを提出したクラスメートがいました。クラスメイトや先生にコツを聞いたり、他のPRビデオを見たりしてから、自分のPRビデオを作ることができました。 さらに、FAST OFFER Internationalでは、完璧なPRビデオを作成するためのマニュアルが用意されていました。
PRビデオで最も重要なことは2つ:
- 終始笑顔で!親しみやすい印象を残すことが大切です。
- 徹底的に、且つ簡潔に説明しましょう!制限時間内に、最終学年のプロジェクトを理解してもらう必要があります。
当時、仲間から「早く提出しろ、早く提出しろ」と言われていたのを覚えています。しかし、私は自分のペースを守り、最終学年のプロジェクトが一定の段階に達するのを待って、ビデオを録画しました。
第一印象はとっても重要だからです!良いPRビデオは、将来有望な日本企業の目を引くのに役立ちます。私のビデオは、同じような夢を持つ世界中の優秀な人たちの中に埋もれてあるのだから、プレッシャーも大きかったです。
日本語のクラスに所属することで、同じ夢を持つ仲間たちとのコミュニティができました。就職活動の第一歩であるPRビデオの作成についてクラスメートに聞くことができたのです。
成功のための準備: FAST OFFER Internationalの模擬面接練習がもたらしたもの
珍しいケースでした。通常、FAST OFFER Internationalは、少なくとも3回の面接を受ける外国人学生のみを日本に来日させます。私は2つの企業の面接しかありませんでしたが、彼らは私のことを本当に信じてくれたので、私を来日グループに入れてくれたのでした。
日本に向かって飛びたつ前に、2つの会社について必要なすべての情報と業務内容を教えてもらいました。メンターセッションでは、予想される質問とその答えのロールプレイもしました。メンターは的確で具体的なアドバイスをくれたので、私の答えが企業に強いインパクトを残せるようなものになりました。また、このセッションは私に自信を与えてくれました!来日する頃には、詰め込みで準備をするようなこともなく、リラックスできていました。
2024年4月 初めての日本旅行での意外な出会い
来日時の一番の思い出は、空港からホテルまで電車に乗っていたときにに起こりました。座る場所もなく、私は荷物を抱えていました。「デリー」とスタンプが押された私のバッグを、現地の日本人がちらっと見たのでした。そして彼はヒンディー語で私に話しかけ始めたのです!そしてさらに、彼の同僚の日本人女性はなんとマラーティー語を話すことができました!私はとまどってしまいました!とても驚いていたのでした。そして運命だとも思いました。彼女たちはなんとプネ大学の外国語課で働いていることがわかったのでした。
面接になると、すべてがうまくいきました。ある会社で最終面接では、良い面接ができたと思ったのでした。受かると確信していました。ところが、驚いたことに、私は内定をもらえなかったのでした。 これにはメンターでさえも驚いていました。
私は打ちのめされてしまいました。自分に腹が立ったのでした。あと一歩のところまで来ていたのに、それでもまだ届かなかったと知ったのは心が痛かったです。メンターは、「私はよくやった、私のせいではない、運が悪かっただけだ」と断言してくれました。その会社の内定は、技術的なスキルがあり、インターンシップでの経験がその職種により適していたほか学生に与えられたのでした。 私は落ち込むのをやめ、自分を奮い立たせ、自分に足りない点を解決するモードに入りました。
FAST OFFER Internationalとの送別会では、同期にアドバイスをもらうことができました。同じようにすでに日本で活躍しているいろいろな先輩に会うこともできました。そのパーティーでは、たくさんの貴重な気づきを得ることができたのでした。自分のプロフィールをより競争に負けない魅力的なものにするために、もっと技術的なスキルを身につけるべきだということを学びました。また、企業にどのような質問をすればいいのか、企業について知っておくべきことは何か、技術的な質問に対してどのように準備すればいいのか、といったアドバイスももらうことができました。
帰国後、大学の試験を終えた後、1ヶ月間休学することにしました。そして、この期間を次なる日本企業との面接準備に充てることにしました。
2024年6月、2度目の正直: 日本でのキャリア獲得を成功に導いた事前準備とは?
2024年6月に、日本で面接を受けられる来日グループに再び選出されたとき、私は当初7社の面接候補に残ることができました!私のメンターが、それらの機会を確保するために懸命に働いてくれたのでした。彼は、前回面接に落ちたときの私の涙を覚えていたのでした。
飛び立つずっと前から、私はこれらの企業の研究を始め、いくつかの企業の適性試験を受けました。技術試験の失敗することがあったり自分の中で志望度の高いトップ企業を選んだりする過程を経て、私は日本に来日し、計4社の面接を受けることになったのでした。これは7社すべての面接を受けるよりも理想的でした。メンターがアドバイスしてくれたように、4~5社が理想的な数なのです。それ以上は面接に追われ、慌ただしくなりすぎてしまいます。
以前と同じように、メンターは私と一緒に模擬面接練習のスケジュールを立ててくれました。しかし今回は、練習すべき企業が非常に多かったため、1回につき3時間半に及ぶセッションを数回行うことになりました。
日本の就職面接のコツ
- 笑顔で平静を装いましょう。複数の面接官を前にすると、これは難しいことです。
- 全員と目を合わせ、身振り手振りに気をつけましょう。
- 最終学年のプロジェクトについて徹底的に説明しましょう。子供に自分のプロジェクトを説明することを想像し、説明は簡潔にしましょう。
- 既成概念にとらわれない質問に備えましょう。私の面接官の一人は、生産ラインの設計図とCADシートを見せて、その場で質問してきました。そのような質問には常に注意し、素早く臨機応変に返答することが大事です!
- 自分らしくありましょう。本当に自分に合う会社を見つけるためには、正直になることが大切なのです。
- 粘り強く!たとえ不利な状況であっても、ベストを尽くして努力し続けること!失敗もその一部であり、貴重な教訓を得るだけなのです。ベストを尽くし、どうにもならないことは手放しましょう。
一次面接では、企業は私の技術的能力をチェックしました。このパートでは、あなたのスキルが本当に企業が必要としているものに合っているかどうかを見極める過程です。私が面接を受けた4社のうち、私が最終選考に残ったのは2社でした。
二次面接では、私の人柄や、その会社にどれだけ溶け込めるかを評価され、また技術的な質問に深く踏み込まれました。彼らは、私が本当にその会社で働きたいと思っているかどうかを審査しているのです。その結果、私に最も適した会社からオファーをもらうことができました!
会社のあるビルに行ったとき、既視感を覚えました。見覚えのあるビルだったのです!日本で働くという私の夢に影響を与えた私の叔母が、同じ会社で働いていたのでした!数年前、叔母がその会社について話してくくれた時に、私はその会社のことを調べたことがあったのでした。私は、叔母が称賛していた会社で働けることになったのでした!私はずっと、理想の日本企業を想像していました。そして、私の夢見ていた会社と内定した会社が全く同じ会社でした。私は夢の会社に入ることができたのです!
日本での就職活動における卒業研究の重要性
新卒学生や経験の浅い学生を採用する際、日本企業は大学最終学年のプロジェクトを重視し、あなたがその企業にふさわしいかどうかを判断します。
最終学年のプロジェクトを日本での就職活動に役立てる方法をご紹介します:
- より多くの企業を引き付けるために、プロジェクトでは複数の専門分野を組み合わせましょう。少なくとも2つの分野をプロジェクトに取り入れることで、より多くの企業にアピールすることができます。例えば、プロジェクトに機械業界とロボット業界を組み込めば、1つの業界だけでなく、2つの業界の企業の注目を集めることができます。また、そうすることで経験の幅が広がり、熱中できる分野が見つかるかもしれません。
- 卒業研究を通して好きな仕事を見つけましょう。プロジェクトに取り組むことで多くのことを学べますが、最も重要なのは自分自身について学ぶことです。自分はどんな仕事が好きで、なにが一番得意なのか。これは、あなたが目指すべき仕事・職種を決めるのに役立ちます。私はプロジェクトから、新製品を開発することや新しいデザインに取り組むことがいかに楽しいかを学んだのでした。
- 最終学年のプロジェクトは、情熱を持って磨き上げましょう。最終学年のプロジェクトは、その会社にとってあなたという人間を物語るものです。日本企業は、最終学年のプロジェクトを通じて、あなたのスキルセットと、あなたが企業にとってどれだけ役に立つかを評価します。
2025年以降の計画: 日本のエンジニアリング業界の明るい未来に向けて
初めて面接に落ちたとき、自信喪失に陥ったのを今でも覚えています。本当にショックでした。エンジニアとして、日本語を話す者として、自分のスキルに疑問を感じていました。そんな時、私はメンターや友人たちの優しい言葉や励まし、知恵にしがみつきました。「私は日本語が上手だし、技術もあるのだ!ただ運が悪かったのだ!」彼らはそう私に繰り返し伝えてくれました。
自責の念に負ける代わりに、私は自分の運命を自分の手でつかむことに決め、自分でコントロールできることに取り組むことにしました。起こったことを受け入れ、前進する意志を見つけたのです。スキルアップすることで、次のチャンスを増やしました。その後、デザイン教室に通ったり、YouTubeで日本語の動画を見たり、日本語を話す練習をしたりしました。一歩一歩、自信を取り戻していったのです。
来年の日本での生活に向けて、自分磨きは止まることを知りません。私は日本語を上達させ続けたいし、新しい挑戦を受け入れ、多くのことを学び、その過程で貴重な経験を積むことにわくわくしているのです。
5年後には、国際的なクライアントを管理する高いポジションに就いていたいです。私の会社生活が、人々の生活を豊かにする製品に彩られることを願っています。これらの希望はすべて、私に多くの努力を要求するでしょう。それでも、この数年間の日本語学習と就職活動の過程で学んだ経験があれば、この先の困難にも立ち向かえる自信があります!