私の技術への情熱が私を日本へ導いた
外国人として日本就職までの道のりは、予想外の展開に満ちており、私自身を大きく成長させる旅でした。
幼い頃から技術や物の仕組みに魅了され、その興味からメカトロニクス工学を学ぶことを決めました。技術への情熱とそれをさらに深く理解したいという願いが、やがて先進技術の発展地である日本への関心を高めていきました。
工学の勉強中に、私は国際的なイベントやサミットに何度も参加しました。そこで日本から生まれる革新的な製品に深く感銘を受けました。しかし、すぐにその技術を十分に理解するためには言語の壁を越える必要があると気づいたのです。この気づきが、アストラ工科大学の1年生の頃から日本語を本格的に学ぶきっかけとなりました。私の目標は明確でした:日本人エンジニアや専門家と直接コミュニケーションを取り、学び、将来のプロジェクトで協力することです。
外国人が日本就職へ入るカギ: 日本語学習の継続とモチベーション
外国人として日本就職に入るためには、日本語をしっかりと学ぶことが必要です。日本語学習を続けるのは簡単ではありませんが、私はいくつかの戦略でモチベーションを上げました。私の言語への好奇心と情熱が大きな役割を果たしました。新しい単語や概念を学ぶたびに小さな達成感を感じ、それがさらなる学びの意欲につながりました。
私は日本語新聞を読む習慣をつけ、最初は数単語しか理解できませんでしたが、徐々に漢字を覚え、意味を調べました。また、20歳までに日本語能力試験(JLPT)N1レベルを目指すという具体的な目標を立てたことで、学習を続ける動機が高まりました。教師や仲間の支援、そして「日本で働く」という長期的なビジョンが、私を支え続けてくれました。
日本文化への洞察と日本語の挑戦
まだ日本に行ったことはありませんが、オンラインやイベントでの日本人との交流は貴重な文化的洞察を与えてくれました。最も印象に残ったのは「おもてなし」の精神です。日本人は他人を尊重し、思いやりを持って行動する姿勢が強く、相手のニーズを優先する傾向があります。また、日本人は直接的な対立を避け、より繊細で間接的なコミュニケーションを好むことにも気づきました。これはインドネシアの直接的なコミュニケーションと違って、最初は苦労しましたが、次第にその
文化の良さを理解し、適応できるようになりました。
振り返ると、もっと早く日本語の学習を始めればよかったと思います。N3レベルに到達するまで3年かかりましたが、より短期的で具体的な目標を立てて一貫して学習していれば、もっと早く成長できたと感じます。言語交換プログラムに参加したり、パートナーと会話練習をすることで、スピーキング能力もさらに伸ばせたでしょう。
アニメも日本文化の大きな一部であり、時々視聴することで学習の助けになりました。しかし、アニメの言葉は日常会話に向かないことが多いため、教科書やニュース記事、フォーマルな会話を通じて敬語を学ぶよう心がけました。
また、「JapanesePod」や「Noriko-Sensei」のようなポッドキャストは、文化的な洞察や自然な日本語のイントネーションの理解に役立ち、通勤中や家事の合間に聞くことで学習を日常生活に取り入れることができました。
外国人エンジニアとして日本の就職市場に挑む
就職活動で直面した最大の課題は、企業の要件に迅速に適応し、リサーチを行うことでした。企業が求める特定のプログラミング言語や技術を理解することが重要であり、企業のニーズに合わせる努力が必要でした。
少子化と労働力不足の影響で、日本では外国人エンジニアの需要が増えています。多くの企業が外国人労働者を受け入れ、ビジネス文化に適応できるよう研修を行っています。このような外国人を歓迎する環境の変化は、国際的な求職者にとって励みになります。
日本の就職市場を目指す若手外国人へのアドバイス
日本で働くことを目指す学生には、「FAST OFFER International」のようなプラットフォームを活用することをお勧めします。言語学習を継続することはもちろん重要ですが、それだけでは不十分です。履歴書を充実させるために課外活動や経験を積み、面接では自身のストーリーや経験をもとに回答をすることが大切です。情熱を持って仕事に取り組むことで、学業とキャリアのバランスを維持することができます。
私のインドネシアから日本への旅は、挑戦と学びに満ちていました。言語学習と文化理解に対する努力が新しい扉を開いてくれたのです。この経験が、他の人々にも挑戦を恐れず、自分の夢に向かって努力を続ける勇気を与えられることを願っています。