いつか日本で暮らす夢を追いかけて
私は北京にある中国伝媒大学で英文学を専攻しました。英文学専攻でしたが、元々日本のドラマやファッション、生活にとても興味があり、日本語を第2外国語として選択しました。大学在学中には新型コロナウイルスのパンデミックを経験したことから、「自分がやりたいことは早めにやらなければならない!」という強い意志が芽生えました。そこで日本での生活への興味があったため2023年6月に大学を卒業した後は日本へ語学留学することを決断しました。
日本にある語学学校には2023年の7月から約1年間通いました。日本に来たばかりの頃の私の日本語レベルはJLPT N4~3程度で、第2外国語ではあるものの、あまり話せませんでした。しかし、日本で就職するにはより高度な日本語能力が必要だと思い、必死に日本語の勉強を頑張りました。午前中は日本語学校へ通い、午後は自習をする生活をほとんど毎日続け、5か月でJLPT N1を取得しました。
FAST OFFER Internationalのサポートで日本で文系の仕事を確保
私がASIA to JAPANのFAST OFFER Internationalプログラムを知ったのは、中国にいた頃、友人の話やソーシャルメディアを通じてでした。その時、会社に登録しました。しかし、当時は日本語レベルを証明するものがなく、次のステージに進めませんでした。
日本語能力試験N1取得後、再度応募しました。今度はFAST OFFER Internationalのスタッフと面接をしました。その時、私の日本語は文系の仕事には不十分だと言われました。しかし、その3日後、私の能力に合いそうな案件が見つかったと再びメールが来ました。私は意を決して面接に臨みました。面接の準備期間は3週間ありました。その間に、想定される質問に対する答えを書き出し、論理的かどうか何度も見直しました。また、FAST OFFERのメンターと面接の練習をし、改善点を指摘してもらい、日本の面接テクニックを指導してもらいました。そうすることで、約3週間という短い面接準備期間の中でも、面接対策を行うことができました。
私は東京に住んでいたので、面接には直接参加しました。対面式の日本語面接ではとても緊張し、一瞬何を準備したのか思い出せませんでした。幸いなことに、徹底した内容と心の準備のおかげで、質問されたことに関連した自分の回答を思い出すことができ、成功につながりました。
初めての面接だったにもかかわらず、両方とも成功しました!1社からは1回の面接で内定をもらい、もう1社からは2回の面接で内定を頂きました。内定を貰い、大きな達成感を得ることができました。日本の仕事を見つけるという難しいことを成し遂げたことで、自信もつきました。内定先の会社では、店舗スタッフとして働きます。主に台湾やヨーロッパからのお客さまに接客し、ソーシャルメディアを通じてお客さまにマーケティングを行うこともあります。この仕事を選んだ理由は、自分のやりたい仕事と東京に住みたいという希望が一致していたからです。将来的には、韓国語など新しい言語の勉強を始めて、より多くのお客さまをサポートできるようになりたいです。また、B2C(Business-to-Client)についてももっと勉強していきたいです。
日本で文系の仕事に就くための秘訣
- 前途多難なのは覚悟の上!
文系は理系に比べて内定を取るのが難しいと感じます。なぜなら、理系の学生は文系に比べて技術力が高いからです。
- その分、日本語を磨いてください!
文系就職では、日本語力が重視されます。理系就職の場合は日本語能力試験N3~N2があれば十分ですが、文系就職の場合は最低でも日本語能力試験N1が必要です。N1を持っていれば履歴書にも書けますし、書類選考も通りやすくなります。
- 自分の能力を客観的に知る 自分の能力で何ができるかをよく考えましょう。
チャレンジすることは良いことですが、自分の能力の限界を客観的に分析することも大切です。就職活動では、今の課題を将来の目標としながら、今できることに集中することが大切だと思います。
本気で日本で働きたいと思っているなら、きっと努力は実を結ぶはずです。応援しています、頑張ってください!