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ミャンマーの機械工学科の学生が内定を獲得した話

内定先企業

高級特殊鋼および特殊合金の製造販売を行う会社

機械工学を専攻するミャンマー人学生は、大学2年生から日本語の勉強を始め、2024年に日本語能力試験N1に合格するなど、日本語漬けの日々を送りました。 また、日本企業とミャンマー国建設省の合弁会社でのインターンシップ経験は、彼が日本で働きたいという気持ちをさらに強めました。 彼は2024年9月にFAST OFFER Internationalに登録し、1か月以内に内定を獲得しました。ここに彼の長年の努力は実を結びました。 彼は日本での就職を希望する学生に対して、大学での研究や論文を日本語で説明できること、企業の視点で考えること、自信を持って面接に臨むことをアドバイスしました。

Profile

国籍・地域
ミャンマー
大学
タンリン工科大学
学部
機械
最終学歴
学士

6年間の努力がN1合格を手繰り寄せる 

大学2年生の頃、私は英語以外の新しい言語を勉強したいと思いました。そんな時、日本のIT企業に勤めている従姉妹から、「日本語を勉強したらどう?」と勧められ、日本語の勉強を始めました。最初は日本語学校で勉強を始め、202212月にはJLPTN2に合格しました。 

N2に合格した後は家庭教師として日本語を教えたことがあります。日本語を人に教えることは生徒のためだけでなく、自分の日本語力を高めるためにも役立ちました。「誰かに日本語を教えられるようになるためには、私も頑張らないといけない。」と自分を奮い立たせることができたのです。 

 

高山国際教育財団から日本語学校で学ぶための奨学金を獲得 

その後、公益財団法人 高山国際教育財団から奨学金を頂き、1年間の日本語学校の学費を免除してもらいました。そこで私はN1合格に向けた授業を受けることができました。週に2回、3か月ごとにエンジニア向けのビジネスマナーやビジネス日本語や会話、読解など合計5つの授業を受講しました。授業以外にも自分で毎日少なくとも2時間、自主学習を行いました。その1年間は文字通り「日本語漬け」の日々でした。こうして毎日少しずつ日本語の勉強を行い、20247月にN1に一発で合格することができました。この奨学金と日本語の先生のサポートが無ければN1に合格できていなかったと思うので、とても感謝しています。 

一見すると、1年間日本語ばかりを勉強するのは大変に聞こえるかもしれませんが、日本語の勉強はわたしの趣味なので、全く辛くなかったです。日々新たな知識を付けることで、人生が豊かになる感じがしました。また、日本語学校では新しい友達もできました。今では彼らの半分くらいは現在日本で働いたり、日本の大学で勉強したりしています。そのようなネットワークを築けたことも良い機会でした。日本で働くという同じような夢を持つ友達と一緒に勉強できたことは、私の日本就職のモチベーションを高く保つことにも繋がりました。 

  

日本企業とミャンマー政府建設省の合弁会社でのインターンシップ経験 

日本語を勉強してからいつか語学力を生かして日本で働きたいという気持ちがありましたが、その思いをより強固なものとしたのが、日本企業とミャンマー国建設省との合弁会社でのインターンシップ経験です。 

その会社は鉄鋼インフラ(特に鉄鋼橋)を開発しており、私は計画・管理部門で試験組立プロセスの管理を担当しています。 

その会社は社長が日本人で、他の部署にも日本人が4-5人います。私は学んだ日本語を生かして、日本人の社員さんに話しかけました。そうしたら皆さんとても優しく、気さくに話してくれました。さらに、ビジネスマナークラスで学んだ名刺交換の仕方を生かして、実際に日本人の社員さんと名刺交換を行いました。最初は日本人の社員さんは真面目で冷たいというイメージがありましたが、実際は違っていました。ここから日本で働くことへのポジティブな印象が強まり、日本でもっと働きたい気持ちが強くなりました。 

内定を頂いた会社も鉄鋼を使った建設関係の会社なので、この業界でインターンシップをした経験が就職活動にも大いに役立ったと思います。 

  

今までの努力の集大成となった日本企業からの内定 

20249月にミャンマー出身者として日本での就職活動を始めるためにFAST OFFER Internationalに登録しました。そして早速翌月に5社との面接を受けました。 

メンターセッションを2回受け、面接でよく聞かれる質問や効果的な回答の仕方の練習を綿密に行いました。丁寧な指導をして下さったメンターさんにはとても感謝しています。 

私はオファーを受けた全ての会社に関心があるわけではありませんでしたが、全ての企業との面接を受けました。そのように色々な会社との面接を受けて経験を増やしたことは、良い練習になったと思います。 

実は、内定を頂いた会社との最終面接を受けて結果を待っている間、私は「残念だけど落ちてしまっただろうな」と思っていました。面接官の質問の仕方も厳しく、私の卒業論文に対しても細かく追及されたからです。その時「私の論文はだめかな…。上手く説明できなかったかな…。」と思っていました。しかし、その日の午後に合格という結果を貰い、本当に夢みたいでした。日本語を勉強し始めて6年間の努力が全て報われたように思いました。 

  

日本での目標とビジョン 

日本で働き始めたら、まずは自分のやるべきことをこなし、会社から信頼される人になりたいです。また、働きながらミャンマー人に日本語と英語を教え、私の後輩が日本で夢を叶えるお手伝いをしたいです。私は定年するまで日本で長く働くつもりなので、いつか日本で結婚して、長く生活したいと思っています。 

  

日本で就職を目指す学生に向けたアドバイス 

正直なところ、JLPT N1は日本で働くための必須条件ではありません。しかし、面接時に言語の壁が少なくなるため、就職活動が楽になることがあります。日本語力を持っておくことに加え、日本企業との面接をする上で大切な3つの心構えをご紹介します 

  1. 大学で勉強した科目や卒業論文の内容をきちんと日本語で説明できるようにすること。
  2. 面接での受け答えを企業の立場から考えてみること。自分が企業から何を得られるのかではなく、自分が企業に対して何の分野で貢献できるのかを伝えると、上手く自分をアピールできると思います。
  3. 何より大事なのは自信です。「自分は絶対に合格するんだ!」という自信を持って面接に臨んで下さい。

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インドプネ大学で機械工学を専攻する学生。大学ではフォーミュラSAE・インド全国大会に出場、SAE スープラ競技用のレースカーシャシーを設計および分析を行い、全国8位で受賞。父が日系自動車企業で働いている様子を見て日本に就職する夢が芽生えた。日本の製造業と独特な労働文化に惹かれ、日本への就職意欲高い。

ミャンマー出身で電子工学を専攻する学生は、日本で働くことを目標に日本語学習を続け、JLPT N2合格後に日本就職活動を開始しました。初めての面接で苦戦したものの、FAST OFFER Internationalのメンターと面接対策や卒業論文発表準備を行い、4社中2社から内定を獲得しました。研修制度が充実した企業への入社を決め、今後は自身の専門性を活かして社会に貢献することを目指しています。

日本語をネイティブレベルに話すことができるインド人女子学生。岡山大学に1年間留学し、日本人の考え方、働き方に共感し、長期的に日本で働くことを志している。調査・分析会社でのインターンでは日本語が話せる強みを生かして日系企業の経営分析を行った。21年2月卒業後はコロナが落ち着くまで大学の日本語学科の教授のご厚意で日本語通訳や翻訳等のアシスタントとして働いている。ITスキルの習得にも興味持ち、独学で勉強をしている。