ミャンマーにおける日本文化の台頭に影響を受ける
実は近年、ミャンマーでは日本企業の存在感が非常に高まってきています。それに伴い、日本の音楽や文化に親しむミャンマー人も増えてきています。私のいとこもそのうちの一人でした。 私の日本語学習は、彼女がひらがなとカタカナを私に教えてくれたことから始まりました。そこから日本語に興味を持つようになり、進路をヤンゴン外国語大学の日本語学科に決めました。そこから、日本語や日本の文化について毎日勉強する日々が始まりました。そのころから、いずれは日本に留学したいと強く思い始めました。 ヤンゴン外国語大学では、同じミャンマー出身の先生が、ミャンマー人学習者の視点から日本語の文法を教えてくれました。私の母国語であるビルマ語と、日本語の重複点と相違点の両方に触れながら教えてくれました。
大阪大学での10カ月にわたる留学体験で日本語を向上させる
新型コロナウイルスの影響で二年間大学がストップするなどのハプニングもありましたが、2021年に私はついに待望の日本留学を実現することになりました。私は大阪大学にて二学期間、計10カ月にわたる交換留学をしました。日本にいる間、私はたくさんの体験をすることができました。授業、クラブ活動をはじめ、お寿司屋さんでのアルバイトを体験しました。留学を通し、日本語だけではなく、日本の宗教やことわざ、文化等を学ぶことができました。そして、京都や三重、鹿児島や福岡に一人旅をしたり、歌舞伎や相撲を見たりもしました。また、大阪大学にはビルマ語学科があるので、ビルマ語のイベントや授業へ参加し、日本人の友人を作ることができたこともよかったです。現地の日本人と毎日、あらゆる場面で交流し、ミャンマーで学んだことを実践することで、私の日本語会話力は大幅に向上しました。語学力以上に、日本での生活、アルバイトを通して、日本の生活についての貴重な洞察を得ることもできました。また、大阪大学で受講したクラスからは日本の宗教、ことわざ、文化などについても学ぶことができました。
寿司屋でのアルバイト経験を通して今までの常識が覆る
幸運なことに、交換留学の期間に私は日本でお寿司屋さんのアルバイトを経験することができました。そしてそれは、私の日本での留学生活でのハイライトとなりました。この経験を通して、日本で働くことに対する恐怖心が薄まりました!そのお寿司屋さんでは、私ともう一人の同僚を除いて、全員が日本の方達でした。彼らは言語の壁がありつつも、私がわからない作業があるとやさしく教えてくれました。アルバイトを経験するまでは、日本の仕事文化は厳しく、怖いイメージがありましたが、その固定概念が打ち破かれたのです。そこから、大学卒業後は日本で働きたい!と強く感じるようになりました。
FAST OFFER Internationalが大学にやってきた!夢見た日本就職への切符をつかむ
留学を終えてミャンマーに帰国すると、インターネットで日本就職の方法を調べはじめました。日本語学科であることを考慮して、最初は翻訳家や語学力を生かした職種を調べていたのですが、なかなか良い求人に巡り合えませんでした。日本での職探しに苦労していたところ、FAST OFFER Internationalが私の大学であるヤンゴン外国語大学を訪れ、日本就職説明会を開催してくれました!FAST OFFER Internationalが大学に来た後、私はすぐさまFAST OFFERプログラムに登録しました。そしてFAST OFFER Internationalのスタッフとの面談を済ませたあと、FAST OFFER Internationalプログラムは私に2024年の8月に日本に来日して日本企業との面接を受ける機会を設けていただきました。私の履歴書を見た日本企業から面接の機会をいただいたのでした。FAST OFFER Internationalは、私が初期に探していた翻訳関係の職種ではなく、多様な業界でビジネスを展開しており、現地の日本人以外の人材も採用しようとしている、日本企業を知る機会を与えてくれました。
そこからどのように日本就職を達成したか
FAST OFFER Internationalで日本企業の面接を受けるにあたり、メンターと一緒に面接対策練習を複数回行いました。彼らは、日本企業の面接スタイルを熟知しており、質問への効果的な答え方や、どのようなタイプの質問がくるか、事前にどの程度企業について理解しているべきか等、様々なアドバイスをくださいました。模擬面接練習もしたので、日本企業の面接スタイルに慣れることができました。面接本番では、私はとても緊張していました。しかし、面接官は予想以上にフレンドリーに話してくれたのでした。そのため、リラックスしながらコミュニケーションをとることができ、無事に第一志望の企業から内定を勝ち取ることができたのです!
日本生活に向けて準備していること
日本に留学していたので、自分が日本に住むとはどういう感じなのかということをほとんど知っているように思えます。しかし、今回は社会人として日本で働くため、初めて経験することもたくさんあると予想しています。 少し緊張していますが、日本での生活に向けてしっかり準備したいと思っています。
就職先は金融関係の会社なので、入社後の研修で新しい知識を学ぶのが楽しみです。また、仕事で使うかもしれない語学の勉強もしています。日本語はもちろん、中国語と英語の勉強も始めました。日本の友人や親戚と再会する日を心待ちにしています。大学時代の友人は私と同じタイミングで日本企業に入社する予定です。親戚のうち3人は日本で働いており、なんとそのうちの1人は私が日本語を学ぶきっかけを作ってくれた仲良しのいとこです!古い友人や新しい友人とともに、私の人生の次の章を迎えられられることに心が躍ります。