
― 御社の従業員規模について教えてください。
当社の従業員数は約540名でそのうち外国籍社員は5名在籍しています。(2025年9月時点)
内訳としては、設計部門で2名、ソリューション開発部門で2名、管理部門で1名が外国籍社員として在籍しており、現在は中途採用が中心です。
― 外国人材の採用に取り組もうと考えられた背景を教えてください。
これまでは中途採用を中心に外国籍人材を採用してきましたが、新卒としての外国籍採用は今回が初めての取り組みとなります。
設計職や開発職に限らず、国内・海外の営業、サービスエンジニアなど、幅広い職種において新卒採用が厳しくなっているという課題を感じていました。
そうした中で、技術者採用の新たな選択肢として、外国籍新卒人材の採用を検討するようになりました。
社として「真のグローバル企業体制の構築」という大きな方針があり、その方針に沿って進めてきた取り組みになります。
単に人手不足を補うという目的ではなく、将来的な事業展開や組織のあり方を見据えた中で、外国籍人材の採用を進めるという判断でした。
― 採用開始前に抱いていた不安はありましたか?
すでに外国籍社員が在籍しているとはいえ、人数は多くありません。
そのため、受け入れ先となる部署や職場での体制が十分に整っているとは言い切れない点については、課題意識を持っていました。
言語面や業務の進め方において、どのようにサポートしていくかという点は、採用前から整理が必要だと感じていた部分です。
― FAST OFFERを知り、参加を決めた理由を教えてください。
一番大きかったのは、日本語能力を含めた基礎力の高さです。
日本語での会話だけでなく、読み書きについてもしっかりと学習されている点は、当社の業務との親和性が高いと感じました。
当社の開発業務は日本語ベースで進める場面が多いため、こうした点は非常に重要な判断材料でした。
― 実際に参加されてみて、運営やサポート体制はいかがでしたか。
全体のプロセスが明確で、こちらはプログラムに沿って参加するだけという形だったため、非常に参加しやすかった印象があります。
また、事前に面接イベントの見学会に参加した際、面接イベントに参加予定の学生と直接話す機会がありました。
そこで学生本人の考えや価値観を聞くことができたことは、企業側としても参加の判断をする上での安心材料になりました。
― 面接会で印象に残った点はありますか。
まず印象的だったのは、学生の表情や姿勢です。
皆さん笑顔が魅力的で、かつ非常に熱心に準備してきていることが伝わってきました。
日本人学生の面接と比較すると、仕事に対する真剣さや熱量が明らかに高いと感じました。
単に「就職する」ことが目的ではなく、「この会社で働く」ことへの覚悟が強く伝わってきた点が印象に残っています。
― 既存の外国籍社員の活躍について、具体的なエピソードはありますか。
現在在籍している外国籍社員の一人は、展示会向け機械の開発担当として活躍しています。
展示会では自ら来場者に説明を行い、社内向けの発表会でも積極的に説明役を担っています。
工場内では約180名の社員に対して説明を行うなど、積極的に活躍をしてくれており、非常に心強い存在だと感じています。
― 外国籍人材の採用によって、社内に変化はありましたか。
文化が大きく変わったというほどではありませんが、「グローバルを目指す企業である」という意識が、社員の中でより具体的になってきたと感じています。
実際に海外から協力会社が来社した際、外国籍社員が積極的に対応する場面もあり、周囲の社員にとっても良い刺激になっています。
― 今後の受け入れ体制・早期離職防止についてはどのように考えていますか?
まずは、職場内でのコミュニケーションが円滑に取れる環境づくりが重要だと考えています。
業務面だけでなく、日常生活に関する不安も多いと思いますので、そうした点についても会社として臨機応変にサポートしていきたいです。
「働く環境」と「生活面」の両方を支えることが、結果的に定着につながると考えています。
― 今回採用された方に、どのような活躍を期待されていますか。
能力は非常に高いと感じていますので、早い段階から設計者として活躍してほしいと考えています。
また、英語力を含め、既存社員が持っていない強みを発揮しながら、社外・海外との接点でも活躍の幅を広げてくれることを期待しています。
今回の外国籍新卒採用は当社にとって「1期生」でもありますので、将来的にはその象徴的な存在になってほしいです。
― 最後に、今後のグローバル人材採用における展望をお聞かせください。
今回の取り組みを一つのきっかけとして、当社としてもグローバル化をより一層進めていきたいと考えています。
事業領域を世界に広げていく中で、多様な価値観を持つ人材が加わることは、組織にとって大きな強みになります。
今後も段階的に体制を整えながら、グローバル人材の採用に取り組んでいきたいと考えています。