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【弊社代表が北京大学で講演】中国全土の日本語学科が集結!北京大学で初めて開催されたフォーラムで講演

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【弊社代表が北京大学で講演】中国全土の日本語学科が集結!北京大学で初めて開催されたフォーラムで講演

「日本語の翻訳学科の発展と今後」について議論するため北京大学日本語学部が主催し、中国全土の日本語学科が北京大学に集結した第1回MTI(Master’s Degree in Translation and Interpretation – 翻訳・通訳修士号)フォーラムが11月9日に開催されました。

主に専門家や研究者が集まるなか、ASIA to JAPAN代表の三瓶は海外学生の日本就職支援の専門家として招聘され、同フォーラムにて日本就職の現状について講演しました。

この記事では当イベントについてご紹介します。

■第1回MTIフォーラムとは?

フォーラム

本イベントは北京大学日本語学部主催による「日本語の翻訳学科の発展と今後」について議論するイベントです。

日本語学科や日本語のMTI学科(翻訳・通訳)が設置される北京外国語大学北京第二外国語学院対外経済貿易大学黒竜江大学吉林大学上海大学など中国国内の著名な大学や対外コミュニケーション機関の専門家・研究者、中国と日本の企業代表者ら70人余りが出席されました。

※各大学の情報はこちら

第1回は「未来への出航-専門実習と職業の発展」というテーマで、専門家や研究者、業界代表者が参加し、日々進むグローバル化や人工知能(AI)が急速に発展する中、日本語翻訳専攻の理論構築や人材育成、教育方法、実習と就職などの面で新たに発展していくための道筋について意見交換が行われました。

ASIA to JAPANは、海外学生の日本就職を支援する会社として北京大学と長年の関わりがあり、日本企業として唯一招待いただきました。

 

■将来の就職先

・ASIA to JAPANのプレゼン内容

ASIA to JAPANも日本企業における中国人学生のニーズと就職支援サービス「FAST OFFER」について講演しました。

日本社会では主に少子化による働き手の減少が今後続いてしまう課題がある中、グローバル化が進み、海外の優秀な学生を招き入れる動きが増加傾向にあることについて紹介しました。

また、外国籍の方が日本で働くための必要事項も共有することで現状のハードルを理解していただきました。

イベント様子

中国の場合ジョブ型採用が一般的なため、MTIの学生は翻訳の仕事以外を見つけるのは難しいのですが、日本の場合メンバーシップ型採用のため限定的でない様々な職種で採用される可能性があります。

日本企業と関わりが少ない大学教授だけでなく、多くの参加者からFAST OFFERの仕組みへの共感など講演内容に魅力的に感じていただき、講演後や休憩時間に今まで関わりがなかった大学への招聘依頼など、学生の日本就職へのきっかけを掴もうとするお話を多数いただきました。

 

・専門家の興味関心

参加者が興味関心を示したことは、日本語学部やMTIの学生の就職先についてでした。

近年AIや翻訳ツールの性能が高まり、感情や背景などを考慮しない翻訳ならAIに任せても支障がないレベルまできているため、人材の需要が減りつつあります。

しかし、入学する学生数は変わらず未だに人気があるため、学生の受け入れ先を見つけるのが難しくなってきているのです。

推移

北京大学 日本語学部卒業生の就職先年間推移
【青:日本企業(海外)、オレンジ:日本企業(国内)、グレー:中国企業、黄色:公務員、薄青:住民コミュニティー、緑:党政指導者候補など、赤:その他】

 

・ASIA to JAPANの今後の動き

前述した通り、今回の講演をきっかけに今まで繋がりがなかった大学関係者と対話ができました。

そしてFAST OFFERへの高い興味を示していただくことができ、今後は北京第二外国語学院対外経済貿易大学上海理工大学吉林大学南開大学上海大学など、お話いただいた大学へ赴き同サービスについて紹介していく予定です。

 

■まとめ

今回は中国で開かれたイベントついてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

先日、中国国内において日本人の短期滞在ビザ免除措置が取られましたが、コロナ禍以降ビザの発行問題や日本企業が中国から撤退するなど、学生の受け皿となる就職先が減少傾向にあります。

それも影響してか、中国国内においていまだ文系の就職は難しい現状に立たされているのだと、今回フォーラムで講演して改めて感じました。
一方で中国のMTI関連の学部にとって日本市場は魅力的であり日本企業と関わる機会を求めていることがわかったことが今回の収穫でした。

MTIは、中国語はもちろん日本語や英語などマルチリンガルな学生が多数いる学部学科であり、今後外国人材の採用を始める企業にとっては円滑なコミュニケーションを取れ、社内に新しい息吹をもたらす外国人材としておすすめです。

中国人材へのご関心、また採用後から入社までの手続き方法など気になることがありましたら、お気軽にASIA to JAPANへお問い合わせください。

またスタッフとの個別相談会をご希望の場合はこちらからお問い合わせください。

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