ミャンマー連邦共和国(Republic of the Union of Myanmar)

目次

 

1.基本事情と特徴

首都ネーピードー
人口5,141万人(2014年9月、ミャンマー入国管理・人口省発表)
言語公用語はミャンマー語。
宗教仏教(90%)、キリスト教、イスラム教等

のんびりした国で、目上の人に従順。仏教では掃除が重要視されているため、綺麗好きで几帳面な人も多い。 1962年から1988年までは社会主義政権下にあった影響もあり、自発的に行動を起こすことがやや苦手な傾向にある。
ミャンマーでは家族を大切にする文化があり、親と子の関係も近い。子どもを勤務先に連れていき、同僚に紹介することも珍しくないため、家族の話をすることが少ない日本の職場に戸惑いを感じることも。

 

2.教育事情

小学校5年間、中学校4年間、高校2年間、大学4年間の過程が用意されており、小学校のみ義務教育となる。大学進学率は15.66%。ミャンマーはけして裕福な国ではなく、そんな中で大学に進めるのはごく一部であるのが現状だ。だからこそ大学に進学した学生は一生懸命勉強し、学んだことを生かして仕事をしたい気持ちが強い。教育環境はまだまだ整っていないところもあり、大学の施設も十分とは言い難いが、だからこそ日本の職場で最新技術を使えることがミャンマー人にとっては大きな魅力として映る。
また、優秀な男性は出家したり軍に入ったりすることも多いため、トップ大学の女性比率が高く、理系でも女性が多い。

 

3.日本への関心と日本語環境

ミャンマーで日本は非常に人気がある。仏教国という意味でも親和性が高く、かつてミャンマーがイギリスの植民地だったころ、日本軍と共にイギリスと戦った経緯もあり、歴史的にも日本に馴染みがある。
また、ミャンマーは空前の日本語学習ブームが起きている。日本語教育機関数は2015年度調査から268機関増え、世界18位から2018年度には9位にまで浮上。背景には日本企業のミャンマー進出があり、日本語ができるミャンマー人の需要が高まっていることから日本語を勉強する人が増えている。日本語とミャンマー語は文法が似ており、ミャンマー人の日本語習得のスピードは早い。

 

4.就職事情と仕事観

就職活動を行う時期は大学によりさまざま。同じ理工系上位の2校でも、例えばミャンマー海事大学の学生は卒業前から就職のことを考えている人が多いが、ヤンゴン工科大学の学生は卒業後に両親と相談しつつ仕事を探す傾向にある。仕事はインターネットや、友達からの口コミをもとに探すのが一般的。

海外への進学や就業はこの章で紹介した他のアジア各国よりだいぶ遅れている。海外就業を目指したとしても教育環境が整備されていないことから技能不足と判断されてしまうケースもあり、なかなか採用されにくい。一方で研修環境が整った日本の場合は日本語の能力で技能不足をカバーできることも多く、ミャンマー人にとってはチャンスが大きい国だと言える。これまでミャンマー人からは気候が似ていて英語が使えるシンガポールが人気だったが、最近は日本での就業を望む人も増加傾向にある。採用をするのであれば今が狙い目だ。国内の初任給は2万円程度であることから、日本の給与も大きな魅力として映る。

ミャンマーではビジネスマナーという習慣がそれほどないため、受け入れの際は丁寧に一つ一つ教えることが重要だ。最初は面倒に感じるかもしれないが、素直に聞く人が多いのでスムーズに日本の仕事環境に慣れてくれる。また、海外で働くミャンマー人は高確率で国に仕送りをしており、両親や兄弟姉妹をサポートしたい気持ちも強いため、困ったことやつらいことがあっても乗り越える努力をする傾向にある。真面目に働き、言われたことをきちんとこなす人が多く、手順を守ることが重要な製造業への親和性が高い。

 

5.主な大学

■ミャンマー海事大学(Myanmar Maritime University)

■ヤンゴン外国語大学(Yangon University of Foreign Languages/YUFL)

 

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