日本就職体験記:武漢科技大学生が日本でキャリアを築くまで

内定先企業

エンタープライズモバイル管理のためのSaaSプラットフォームの開発と提供で、様々な組織がモバイル端末をより効果的に管理・活用できるよう支援

アニメや音楽など日本文化に魅了されたある学生が日本での就職を決意し、その過程を詳述しています。日本語学習の自己学習から始まり、日本の職場文化や生活環境に適応しようと努力した彼女の物語です。特に「FAST OFFER International」を利用し、日本のIT企業での就職活動を行い、最終的には内定を勝ち取りました。記事では、日本での就職活動に成功するための個人的な経験やアドバイスも共有しており、海外から日本への就職を目指す人々にとって有益な情報が満載です。

Profile

国籍・地域
中国 
大学
武漢科技大学
学部
情報管理
最終学歴
学士
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日本への就職を決意 

 もともとアニメや音楽など日本の文化に興味がありましたが、当初はただ軽く日本語を勉強しようかなと思っていただけでした。大学生の時に日本で働くことに興味を持ちました。実際に日本で働いている人々が日本で成功した話を聞いた後、自分も日本で働きたいと考え、まず日本語を勉強しようと思いました。しかし、行きたいと思っても、どのように行けるのか全くわからなかったので、色々と調べました。調べる中で、日本での生活や職場の雰囲気が自分に合っていると感じ、日本での就職活動を始める決意をしました。文化的な面で日本の人と人との距離感が自分に合っていると感じます。中国の方が距離が近いです。日本では仕事の時にプライベートの話をあまりせず、全体的に干渉しない傾向があると思います。私はこのような距離感が好きです。 

 

日本語学習 

 そうして日本での就職を決め、調べていく中でASIA to JAPANを見つけました。様々なサービスを見比べた結果、ASIA to JAPANが最も便利だと思い選びました。他のエージェントも試しましたが、私が経験した中ではASIA to JAPANが最も丁寧なサポートを提供していました。 

 私はずっと独学で日本語を勉強してきました。もうすぐ勉強を始めてから3年になります。大学の授業などもあり、毎日勉強していたわけではありませんが、日常的に取り組む習慣は続けてきました。私は筆記試験中心のJLPTなどの試験の勉強と会話力を向上させるための訓練は異なると考えています。日本語を勉強し始めたときから、最初から話せるようになりたいという意識を持って勉強しています。最初は基本的な文法や単語を学ぶときに教科書の録音を利用し、何度もシャドーイングをしました。また、興味のある動画やポッドキャストを利用してシャドーイングもしました。それでも、独学での会話の練習は簡単ではありませんでした。読むことはできますが、実際に会話する機会がないため難しかったです。そこで、オンラインで日本に住む日本人の先生を見つけ、会話の練習をするようになりました。その先生は名古屋に住んでいて、先生との会話のおかげで日本語がかなり上達し、日本の生活に対する理解も深まりました。 

 今では好きなアニメや漫画の一部を聞き取れるようになりました。中国語の字幕をつけていますが、日本語を学び始める前には考えられなかったことです。 

 

FAST OFFER Internationalを通しての就職活動 

 就職活動は日本に集中していました。11月末にFAST OFFERに登録した後、すぐにASIA to JAPANの方と面談をして必要な資料をアップロードしました。この後のステップまで一ヶ月ほど時間があったので、この間は他の就活サイトにも登録しました。日本企業の説明会に参加してより明確に日本のIT企業のことを理解するよう努めました全て日本語で行われた面接は覚える単語や表現がたくさんあり大変でした。やらなくてはいけないことがたくさんあった中で、以下の三つを事前準備として行いました。 

  • 一つ目は自己分析です。小学校から現在に至るまでのエピソードを整理して自分史を作りましたこれは自分のことをより深く理解し、性格や強み弱み、何をやりたいかなどを明確にするのに役立ちました。 
  • 二つ目は業界研究です、日本のIT業界について研究してどのような職種があるのかを調べ自分に合っている職種を探しました 
  • 三つ目はプロジェクトに関することです。自分が作ったウェブサイトを全て日本語に翻訳しできるだけ詳しく紹介文を作りました 


12月末にFast Offer International
の1月選出企業の連絡が来ました。他のES不要の二社の面接を受けました。面接が終わった後は振り返って反省点を整理しました。 

 メンターの方と面談をして面接対策をしました。メンターの方にはとても丁寧に教えていただきました。メンターに直接相談する前に、FAST OFFERのインタビューページで予想される質問に対する答えをすでに用意していたのだが、彼らのアドバイスには大きな違いがあったメンターの方は、質問の意図やそれに対してどのように答えるべきか、回答を組み立てるべきかといったことを非常に丁寧に教えてくださりました。この練習はとても役に立ったと思います。他のFAST OFFER Internationalのスタッフの方々も丁寧にサポートしてくださりました。 

 実は、第一志望の企業私が応募した職種と私のスキルはマッチしていませんでした。会社側が私の入社後のキャッチアップ不安があるということで、最終面接後さらに追加の面接を受けました。追加面接では今までの経験から自分の独学力を全力でアピールし最後には内定をいただきました。日本の面接では技術や知識に関すること以外にも多くの質問を受けます。どうしてその会社に入りたいのか、入社後に何をしたいかなどの質問が多いです。知識や体験をそのまま話すだけではなく自分の考えや意思をうまく伝える必要があります。そのため、時間をかけて準備をして面接に臨みました。結果的に面接はうまくいったと思います。入社は来年の 4 月となります。  

 

来年4月の入社に向けて 

 面接はオンラインだったためまだ日本に行ったことはありません。ただ、入社前に卒業旅行として友達と一緒に日する予定です。中国の大学の卒業は 6 月です。日本は夏は暑く冬は寒いですが、6月はちょうどよい気温ですから楽しみです。大阪や京都など関西方面に行きたいと思っています 

 勤める会社は福岡にあります食が有名で住みやすそうな印象です実は日本に来る上で心配なことはあまりありません。日本に行けば様々な問題に直面すると思いますがそれは覚悟の上ですから、あまり心配はしていません。問題があっても解決しようという覚悟を持っています。私の周りには私のように日本で就職しようとする人はいませんそのような中でも日本に来て頑張ることを決意した強い思いがありますから、きっと乗り越えられると信じています。まずはできるだけ長く日本で働きたいと思っています。 

 

日本の就職を志す海外学生へ 

 私からのアドバイスは三つあります。 

 一つ目は、第一志望とする企業の面接本番までに充分練習をすることです。私の場合、第一志望の企業を決めてから実際の面接まで比較的長い時間がありました経験が浅いまま第一志望の企業との面接を迎えるのはリスクが高いと思います。緊張しますし、あまりうまくいくとは思いません。日本企業の面接が一体どのようなものかということを知って慣れるまで練習を繰り返すことで本番の面接でよい結果が出せるでしょう。 

 二つ目は日本語学習についてです。先にも触れましたが、日本語を勉強するときは「話せるようになること」を意識して取り組むことを勧めます。最終的な目標は日本で働くことです。それはつまり日本で生活するということであり、そして日本語で面接を受けるということです。日本語能力試験なども重要ですが、読み書きに集中し過ぎずに会話に力を入れることで目標がより現実的になると思います。 

 最後は、取り組む姿勢です。私が在学している大学はあまり有名な大学ではありません。ほかの学生さんのSuccess Storyを読むと、有名な大学に通う優秀な学生さんがたくさんいます。そのため、初めにFAST OFFER Internationalに登録する際は少し躊躇しました。自分にもできるだろうかという不安があったと思います。だからこそ、できることはすべてやろうと決めていました。提出を求められた資料なども時間をかけて丁寧に準備し、できるだけ詳しく、やり残しのないように取り組みました。そのことが結果につながったのだと思います。不安はあると思いますが、できるだけ完璧にしようと努力することできっとうまくいきます。

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